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こんにちは。小紫蘭です🌺
11/27・28と、京都ハンドメイドマルシェというイベントに参加してしてきました。
文フリ以外でやってみようと参加したハンドメイドマルシェ、あまりお客さんに見てもらえないことから、この京都を最後に撤退するのですが、最後の京都、忘れられない思い出の出来た素敵な回となりました。
まず、全体を通して感じたことが、来場者さんの皆さんが私に敬意を持って接してくれたことです。
文フリでは書く人が目の前にいることは当然なのですが、ハンドメイドマルシェに遊びに来た人にはそれはおそらく珍しいことで、そういうのもあってか、皆さん敬意なるものを抱いたように私には思えました。
書いてるから偉いというのはないのですが、そこには労いも見える心地で、普段書くことに対して労われることなどありませんから、私は静かに感動しておりました。
* * *
1日目。
優しいご近所さんと時々お話ししながらスタート。
文フリでは積極的に声をかけますが、ハンドメイドマルシェではたいてい無言で座り、皆さん「この人何を売っているのだろう?」と思っていかれるので、「私の書いた本を販売しています」と説明しています。
最初に本を買われた方。普段特に読書もしない、けど、なぜかふっと立ち止まってしまったとのこと。
執筆のこだわりなど語ると、詩集「野ばら」を持っていかれました。
本を読みなれない方が詩集を持って行って大丈夫だろうか、と少し余計とも思える心配をしたのですが、私の詩に対する気持ちをわかって読んでみると思われたようで、持っていかれました。
そのあと、興味を持って「千秋の日記」をもらって行ってくれたり、出版社に内定をもらっている学生さんが(編集系ではない)文学作品は読まないから読んでみようかなと「千秋の日記」を、そのお友達さんが「初花」をもらっていき、お母さんが小6のお子さんに読ませることを考えながら「初花」をもらっていき、となっていきました。
皆さま丁寧に見ていかれて、うれしかったです。
お買い上げ頂いた皆さま、ありがとうございます🍀
* * *
この日、一生忘れない、小さなお客さんが現れました。
10歳の女の子で、最初私の前のブースを通った時、小3くらいに見えたので、私の児童書「子供と遊びたい」を見ていくー? という感じで話しかけました。どうやら本をよく読むらしく、「子供と遊びたい」をぱらぱらやったかと思うと、「もう読んだ」と言いまして、読むのが遅い私はたまげました。
その後女の子は去ったのですが、数時間後また来ました。
「お姉ちゃんが絵を売ってるから見に来て欲しい」
と言うのです。私は約束して、会場のお客さんが減った頃、お姉さんのブースを見に行きました。
名刺サイズの素朴な風景画の原画を販売していて、私は結構好きな絵でした。
本を作る私、表紙をイラストレーターに依頼する同志も多いのを知っているので、表紙依頼もあるかももしれませんよ! と名刺を作ったりSNSの開設をすすめたりして、ブースをあとにしたのですが、
この時一緒に女の子もついてきたのか、あとでまた会ったのか、少々あやふやですが、とにかく、気になっていた切り絵のお店に寄った時に一緒にいまして、一緒にお買い物をして、私のブースに帰ってきたんです。
そうしたら、「本を買いたい」と言うんですよ。おとぎ話の二次創作集「フェアリーテイル」です。
これはね、600円もするんです、お金は大事に使いましょう、と教えたのですが、「買いたい」とまた言うので、
これね、ブログに行けば無料で読めるからね、と言うと、「それでもいい」と。
こんな小さな子供にお金を使わせられないと考える私はなんとか諦めさせようとしてみるわけです。
勝手にお金を使ってお父さんお母さんに怒られないのかな、それにまだ読めないかもしれないよ、というと、中をパラパラして、読書家ですからね、さっと判断して「うん読めるよ大丈夫」と言うんですよ。
だめ、と言いたいくらいですが、言う権利がない。ご本人は「買いたい」ですからね。
女の子の付き添いに、お姉さんのお友達の方がいたのですが、大丈夫なんでしょうか、と訊いても、このお友達さんも何も言えないわけです。
お買い上げとなりました。女の子はポケットから600円出しました。
「サインしてもらいなよ」と付き添いのお兄さんに言われてサインをすることに。
でも、小紫、やってしまいました。こんな大事な一冊に、落款印を失敗。。。
新しく書き直しました。2回目は無事成功です。
感無量です。この600円は100倍1000倍10000倍の重みがありますね。
落款印を失敗した本は、見本用にしようかなと考えましたが、女の子との思い出を大事にしたいので、私が持っておくことにします。
小さなお客さん、どうもありがとう!!!
* * *
二日目。
はじめ立ち寄られたのは、ある娘さんとそのお母さまで、娘さんは書店員だそうです。
「文芸書を売るのは難しいんです」
と言っておられました。本を売るって、難しい。わかります。読んでみないとわからないものに先にお金を出すって、そりゃ買う前に考えますよね。
最近できた「千秋の日記」の帯を見てもらうと、お母さまの方が「本屋に並んでそう」と言ってくれました。ちょっと安心です。
こちらのお母さま、ヒノキのしおりを買われていきました。
* * *
2日目は前日ほどやりとりはなかったのですが、またまた思い出深いお客さんが。
私の後ろのブースでお店をされていた方の娘さんが、本が好きなようで、お母さまに聞いて興味が湧いたらしく、2日目に来られたんです。
私のブースに来ると、ずっと考えていました。
もしかしたら私に気を遣っているのかもしれない、そう考えた私は、気を遣って買わなくてもだいじょうだからね、と声掛け。
でもまだ考えます。大丈夫かな、と心配になる私。中ゆっくり見ていっていいからね、とまた声掛け。
そして決めた娘さん、これとこれとこれ、と3冊差しました。
「初花」「フェアリーテイル」「千秋の日記」です。
気を遣っていないか確認する私です。大丈夫とのことで、お買い上げです。
またまた感無量です。ぽーっとしちゃいました。
お名前を聞いて、〇〇様を付けて、サインしました。
❇︎サインにお名前を入れて欲しい方は遠慮なくお申し付けください!
無理して買われていなければいいですが、読みたいと思ってもらってくれたなら、とても嬉しいです。
ありがとうございます!
* * *
最後にもう一方。男性の方です。特に読書をするわけではないそうですが、なんとなくお話する感じになりました。
私みたいに自分で本を作る人がたくさんいることを知ると、驚いていました。
新人賞をとるのは1000人2000人に一人、自費出版も100万から、でも書き手がいろんな思いを持って労力かけて真剣に書いた作品があって、そういう作品をこのように自分で製本して発表する人たちはたくさんいるんです、みたいなことを話して、よく話を聞かれていきました。
じっくり話を聞かれることに私はまたまた感動です。
読みなれない方には短編集「初花」を勧めるのですが、もらっていかれました。
二日目も素敵な出会いをいただきました。
ありがとうございます!
* * *
今回、京都では、私は一つ力を入れていたことがあります。
それは、1/16にある文フリ京都のお知らせです。
文フリ京都のチラシを30人の方にお渡ししました。
皆さん、文フリのことは知りませんし、聞いたことはあるけど京都でやってるとは知らなかった、という方も。
私みたいなお店が500ブース集まる予定です、皆さん自由に本を作っていらして、ジャンルも豊富、書店ではお目にかかれないいろんな本が集まります、会場は今回のハンドメイドマルシェと同じみやこめっせ、そして入場無料!
入場無料でこの内容。楽しいに違いないではありませんか。
公式サイトはこちらです
https://bunfree.net/event/kyoto06/
興味を持ってくれた方は多かった印象です。ぜひ、ぜひ、遊びに来てください。そしてもし私のお知らせで来られる際は、私の本を買わなくても大丈夫ですから、こんにちは、と声をかけて頂けたら嬉しいです!
また皆さんにお会いできたら素敵です🌼
2日間を通して、とても美しい思い出を頂いた京都ハンドメイドマルシェでした!
皆様、どうもありがとうございました!
* * *
最後に、今回ちょうど紅葉が見頃の時に当たりまして、1日目終了後、紅葉のライトアップを見いきました。
なぜハンドメイドマルシェのある土日だけホテルが高かったのか、謎が解けました。紅葉の見ごろだったからなんですね。
でも紅葉の素晴らしさを知って、納得です。見頃に当たって運が良かった! 実際の美しさはお届けできませんが、雰囲気だけでもお届けしたいです🍁 最後にお写真をどうぞ!
京都、感動いっぱいです! どうもありがとうございました!
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