はい、どーも！井上です！
関西を中心に精神科医かつ産業医しています！
ラフな人生をめざしていきましょう（^^）
HSPさんは共感性が高い
生まれ持った気質の影響もあり
自分の気持ちや考えよりも
他人を優先してしまいます。
しかし
HSPの気質のことが
世間的にも認知されつつあり
真面目なHSPさんは
どのようにすれば
自分の気持ちを優先できるか
日々、考えています。
ただ、この
『自分の気持ちや考えを優先する』
という表現を勘違いしている人も
少なくなりません。
そこで今回は
HSPさんにとって
『自分の気持ちや考えを優先する』
というのは、どのような意味なのかについて
お話したいと思います。
HSPさんは
いかに自分の気持ちや考えを
相手に伝えるかで悩んでいる人も
少ないないでしょう。
それだけ
自分の気持ちを大切にしようと
意識しているからこそ
上手くいかなかった時には
また落ち込んでしまうのです。
ただ、
勘違いしてほしくないことがあります。
たしかに
自分の気持ちを
優先するのはとても大切なことです。
しかし
あなたが意識して
『今回は余裕もありそうだし
相手の気持ちを優先させよう』
と、自分で考えて決断したうえでの
相手のことを優先するのは
とても素晴らしいことです。
いつもだったら
ほぼ無意識に、空気を読んで
困っている相手を見かけると
『この仕事、私がやろうか？』
と、声をかけることもあったでしょう。
ほかにも、部長から
『来週、休日出勤をお願いできるかな？』
と、頼まれた時でも、何も考えずに
無意識に間髪入れずに『大丈夫ですよ』
と、答えていたでしょう。
そうではなく
お願いされたりする時に
一呼吸をおいてみて
自分のなかで考えた末に
『（たしかに、休日出勤はメンドーだけど
連休もあって余裕はあるし、まぁ、大丈夫か）
大丈夫です。週末の出勤できますよ』
と答えるのは、とても素敵なことです。
たしかに
これは、相手の気持ちを
優先した結果と同じです。
しかし
今までのあなたとは違って
”自分で決定した”というプロセスに
大きな違いがあるのです。
自分の行動を、自分の意志で
コントロールしている感覚こそが
とても大切なのです。
では、今日のおさらいです。
『自分の気持ちや考えを優先する』
とは、いつも自分の考えに従って
振る舞う姿のことではありません。
本当にそれをするなら
相手の気持ちを考えない
傍若無人なトラブルメーカーに
なってしまうことでしょう。
なので
”自分で決定した”というなら
結果として、相手の気持ちに即した
行動や振る舞いになっていても
まったく問題はありません。
なので
そのような時には
『また相手の気持ちを優先してしまった…』
と、落ちこむ必要はありません。
これからも
相手の気持ちを優先する時には
自分の我慢や犠牲がないかを
自分のなかで確認するようにしてください。
そのためには
何かをお願いされても
すぐに返答したりせず
一度、自分のコンディションを
確認するような時間を
とるように心がけてください。
そのうえで
余裕がありそうなら
相手の気持ちに沿った
振る舞いをしても構わないのです。
これが、本当の意味での
『自分の気持ちや考えを優先する』
ということなのです ^^
では、今日はこのへんで！
See You Next Time Bye－Bye!!
【今日の参考記事】
＝（大切なお知らせ… (*´ω`*) ）＝
⇓ ⇓ ⇓ ⇓
2021年4月16日、HSPさんの書籍を出版しました！
『繊細な人の心が折れない働き方』
現在、下記のネットショップで絶賛予約受付中！