2月になりました。今月のカレンダーは雪景色の郡上八幡城です。
郡上八幡城は城好きの間では、竹田城と並んで「天空の城」として知られています。
晩秋の明け方には雲海に浮かぶ幻想的な光景が見られます。
また郡上市は「郡上おどり」の本場としても有名です。
郡上おどりとは江戸時代のはじめ当時の郡上八幡城主・遠藤慶隆が領民の融和を図るために、藩内の村々で踊られていた盆踊りを城下に集め、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい｣と奨励したことがはじまりとされ、以来400年にわたってこの地で唄い踊り継がれてきたものです。
2022年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
踊りが行われるのは今の季節とは真逆ですが、毎年7月中旬～9月上旬までの間。
約1カ月にわたって行われ、8月13～16日の4日間は夜通し踊る「徹夜踊り」が行われます。
「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」と歌いながら、お囃子の中、多くの踊り子達が浴衣姿に下駄を鳴らして、観光客も地元の人もひとつ輪になって踊ります。
郡上おどりは阿波おどりと同じく、見るおどり」ではなく「踊るおどり」なのです。
新型コロナウイルスの影響で2020年から2年連続で中止となっていましたが、昨年の8月には3年ぶりに開催され、地元の人々や観光客からは3年ぶりに訪れた郡上の夏を喜ぶ声があがりました。
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