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清閑 PERSONAL DIARY

2021.5.12 (水) いま観るべきは

本日はおじいちゃんの祥月命日により、6時前に家内と如来寺へ行き、墓参りをする。

おじいちゃんは酒もタバコもやらず、その代わり甘いものは好んで糖尿病に罹った。そして72歳で亡くなった。それを反面教師にしたか、オヤジは食事制限を好み、栄養失調と長年の喫煙により肺炎を起こして75歳で亡くなった。上澤家の男はおしなべて短命である。さて僕は何歳まで生きるだろう。

春先からのならいにて、今日も宇都宮の喫茶店でしばし本を開く。いま読んでいる「東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典」は、350ページまで進んだ。ここまででは、小田実の「メダルに縁のない国の話」と安岡章太郎の「オリンピック映画作り奮戦記」が心に残った。双方の文章に、勝者についての記述はひとつも無い。

先週まで、野党はオリンピックの開催に対して懸念は示すものの、明確には反対の立場を取らなかった。「オリンピック中止」を主張したところにオリンピックが開かれ、感動の場面がいくつもテレビに映し出されれば、国民の反感と冷笑は野党へと向かい、与党は息を吹き返す。それを恐れるゆえの、態度の保留だったのではないか。

ところが今週に入ると、彼らは一転して「オリンピック中止」を声高に訴え始めた。オリンピックは開催されない可能性が過半に達し、更に伸張しつつあるとの確証を得たのかも知れない。

いま観るべきは、市川崑の「東京オリンピック」だと思う。小学生の僕はこの映画を妹と共に二宮町の千歳座で2回続けて観た。そして「帰りが遅い」とオフクロに叱られた。小学生が2回、飽きずに観られる記録映画など、滅多にあるものではない。


朝飯 胡瓜と「ほぼカニ」のサラダ、納豆、菠薐草と榎茸のおひたし、鶏とリガトーニのグラタン、めかぶの酢の物、ごぼうのたまり漬、メシ、アスパラ菜の天ぷらとトマトの味噌汁
昼飯 なめこのたまり炊、豚挽き肉とマッシュルームのそぼろ、焼き鮭、しその実のたまり漬のお茶漬け
晩飯 ラタトゥイユリガトーニのミートソースパン茹でたブロッコリーを添えた鱈のバターソースグリーンアスパラガスの豚三枚肉巻き、TIO PEPE


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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