1年目から1年半までの経過観察、毎月の血液検査と隔月のレントゲンを経て、あと少しで1年半の検診(CTなど)を目前にして、今度は眼精疲労からの頭痛。

 

と、最初は思っていたけど、これがなかなか治らない。痛み止め飲んでも、その時は治るけど、また頭痛が発生。今までも眼精疲労の頭痛はたくさん経験してきたけど、こんなに治らない頭痛は初めて。

 

主治医曰く、脳転移がある場合の症状は、

 

①ろれつがまわらなくなる

②足が上がらなくなる、手が痺れるなど、普段の作業ができない。

③記憶力の低下、憂鬱な気分がつづくなど

 

がみられる。頭痛までいくと結構重いようで、以前撮ったMRIからはその兆候すら見られないのに、いきなり頭痛は考えにくいとのこと。

 

へー、そうなんですね。

 

で、またロキソニン処方。

 

でも、心配だから、念のため、MRIでみてもらっても、結局なにもなし。

 

そうこうしているうちに、頭痛は治った。メガネ(老眼鏡)が合ってない、姿勢がおかしい、整体、いろいろ考えたが、原因はわからずじまい。どこか、何かが痛いと感じるとビビってしまう自分。じぶんが50代も後半になってくると、それでなくともあちこち故障し始めるところで、癌経験者としては、神経過敏気味になるのも仕方ないのかなと思う。

 

初期で見つかったことは幸運この上ない。でも、初期で見つかっても、再発、転移がないわけではない。繰り返しになるけど、その時になって考えるしかないのが、経過観察中のつらいところでもある。

 

まあ、修行の場として考えよう。それしかない。こんなことでもなかったら、案外自堕落な暮らしをしていたのかもしれない。いやきっとそうだろう。だからといって、「がんになってよかった」とは思わないが、残った人生を、悔いのないようにどう生きるかを考えさせられるきっかけにはなった。病気になった事実を素直に受け入れるなら、そう結論づけるしかないではないか?