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エジプトで4300年前のミイラを発見、最古である可能性

エジプトで4300年前のミイラを発見、最古である可能性
YouTube/Reuters

エジプトで考古学者たちが、4300年前のミイラを発見し、注目を集めている。

 

墓の立坑の底から発見

 

そのミイラは、首都カイロ近郊・サッカラの階段ピラミッドの近くにある、墓の立坑の底から発見されたという。

 

その墓は最近発見され、第5王朝と第6王朝のものと考えられ、立坑の深さは15mもあったそうだ。

 

このミイラは「ヘカシェペス(Hekashepes)」という名の男性のもので、モルタルで封印された石灰岩の石棺の中に入っていた。

 

ミイラは今から約4300年前のものと考えられ、まだ正確な分析はされていないが、エジプトで発見された最も古く完全なミイラ(王族以外)の可能性があるという。

 

墓にはさまざまな人物のミイラも

 

他の墓の中には、古王国第5王朝最後のファラオ「ウナス」が統治していた時代の、「クヌムジェデフ」と呼ばれていた人物のミイラが収められていたそうだ。

 

この人物は調査官の役人であり、貴族監察官、神官でもあったと考えられ、墓には日常生活の場面が描かれていたとか。

 

もう1つの墓は「メリ」と呼ばれる男性のもので、「秘密を守り、宮殿の偉大な指導者の補佐をする」人物だったとされている。

 

さらに他の墓の中からは、男性、妻、使用人など数体の像が見つかったという。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Archaeologist hails possibly oldest mummy yet found in Egypt(1/26)

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