F.I.R.E.には適性がある! | ジャンクの女王

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 昨今はブロガーの皆さんが、このF.I.R.E.(経済的自立しての早期リタイア)について書いているんで、私も「いっちょかみ」してみようかとww

 

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 なにせ、アーリーリタイアに関しては、この道ウン十年のベテランですからね、私は(エラく無いけどww)

 

 この「アーリーリタイア」ですが、これって人によって向き不向きがあるんですよ。だから安易にF.I.R.E.してはイケナイ人ってのも多いと思いますよ。まぁ、ほとんどの人は直感で理解しているので、副収入が増えても働いているんだと思います。

 また、早々とリタイアして充実した人生を送っている人も少数ですが存在します(私とかね)

 

 問題は、不向きな人が勘違いして、早期リタイアしてしまうことで、人生が狂ってしまうことがあるんですよね。

 例えば、先日めでたく10周年を迎えた某旅団(記念ブログ回なのに、当ブログにも言及していただき有難うございます)の自称38歳の団長さんが(因みに私は永遠に18歳ですのでw)ツイキャスで喋っていましたのを意訳しますと。

 「家族との時間を大事にしたいとか言って、F.I.R.E.しちゃう人がいますが、絶対にオススメしませんからね。子供だって可愛いのは数年で、中学生になったら一緒に食卓にもついてくれないし、奥さんとだって、いつまでも仲良しのカップルなんて少ないんだから。そうすると、そのうち物件のD.I.Y.に行くなんて言って、別の女性の所に行くようになっちゃうんです。ほとんどの大家さんがそうです」

 って、言ってました(若干記憶上の改変があるかもww)

 

 そうなんですよ。現在のキラキラとした「輝かしい家族の時間」を大事にしたいという動機だと、時間経過によって燻んできた家族生活を自分で認めたくなくって、別の場所に「美しい理想的なカップルの場所」ってのを造っちゃうんです。

 これが、また社会的には人類が数千年も積み上げた実績があるんで、それに適した社会構造が出来上がっているんですもん。小金を持った中年男を家庭から引き離すような誘惑は社会に満ち溢れていますからねww

 

 では、どんな人が「アーリーリタイア」に向いているかと言うと、「別の目標がある人」でしょうね。会社に雇われているのではなく、自分で具体的な事業(不動産事業でも良いですが)を起こして実業家になりたいとか。本来の夢であった文化芸術とかスポーツや福祉等に関わる仕事をしたかったとかね。

 

 でも、これって年齢制限もありますよ(人生は永遠じゃ無い!)私なんかでも、事業引退してから美術関係者に認められるようになるまでに約十年かかりましたからね。

 そして、家族の理解ってのも必要だし、自分が怠惰な誘惑に落ちていかないような自制心も必要です。

 そう考えると勤め人ってのは、自由時間は少ないけれどもいろいろなものを与えられているんだなあ、と思いましたね。

 

 それでも、私は会社を辞めたいんだ!って人は、アーリーリタイアの前に転職を考えるべきでしょうね。仕事がイヤなのは、仕事内容や会社が貴方にあってないのかもしれません。

 

 ハンナ・アーレントと言うハイデッガーの弟子にあたる思想家がいまして、彼女はギリシャ思想から労働を分析して「レイバー」「ワーク」「アクション」の3種類に分けたんです。

 現代に合うように、乱暴に意訳しちゃうと「レイバー」は賃仕事ですね「ワーク」は社会的な意義のあるやりがいのあるとか時代を超えて残る仕事。「アクション」は、まぁ政治的な仕事なんで今回はおいておいて。

 

 単なる給料だけが目当ての「レイバー」労働者が、やりがいのある「ワーク」従事者に転職しようと思った時に、障害になるのが収入の目減りですよね。そんな時に、いっそF.I.R.E.って考えるより、収入補填としての副業を持っていたら、充実した仕事の日々が与えられるかもね。

 

 こんなこと言っても、私のような半隠居状態の遊び人の意見なんか説得力が無いよねww

 

 なんで、こんな事を長々と書いたかと言うと、今年の12月から「九州芸文館」で始まる展示のテーマが「はたらくアート」だからですね。

 そこで、私は「はたらく」に関するアート作品制作を委嘱されたわけで、先日の日曜日に現地を見学に行きました。

 隈研吾事務所設計の使いにくい間取りの空間です(失礼ww)しかし、照明器具を納めた梁は3幅300高さ200のH型鋼材だったので、上からの吊りものに対応できて良いかな。

 しかし、高さ4mの位置にあるので、今回脚立に乗っての撮影が怖かった(ハイヒールで行った私が悪いw)

  そして、搬入口が広い!しかも駐車場に面しているので、もし雨が降っても、軽トラを乗り入れての作業も楽そうだね。

 

 昨日は、作品に使う木材の価格を知り合いの材木屋さんに訊いたら、ラワン合板も品薄になってきたので、早めに発注して。って言われたので、15mm板厚のサブロク板を4枚注文。もちろんアトリエまで配達してもらいます(だって重いも〜んw)

 

 こんな風に、アーリーリタイアに適応した人間は、それなりに活動しているのよ。早めに退職して家族と遊ぼうなんて思っていませんもん(結婚できなかったので強がり言ってますww)

 

 では、皆さんも、このブログに適応するためにも、ここを押してから退出ね。


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 ブログを書きたいがためにリタイアした(って嘘だってバレるねww)