素材の寿命。 | ジャンクの女王

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 いや、昨日のグルメブログが、あまりにも短くって、ひどかったんで、今日もブログ更新しなくっちゃいけないかな?と思って書きますね。

 

 さあ、これで連日の、みなさまからのクリックが期待できますねww


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 木造建築の耐久性の事を話すと「法隆寺」の木造建造物は1300年持つ!とか言われちゃうけど、あれは材質(樹齢1000年超えの檜)とか基礎部分の換気や手入れが良いんだからね。と、言っても一般の木造住宅の寿命が、法定耐用年数の22年のはずはまず無いですからね。

 でもねえ、湿気の多い場所とか、管理が適切じゃないと木材の強度はすぐに落ちますからね。

 

 先日、島根県の観光地である「石見銀山」で橋の両脇に建てられた木製の防護柵に観光客がもたれたら、柵が壊れて、川に落ちて死亡した事件がありましたよね。

 ちょっと見にはまともに見えますが、湿気の上がってくる川側のほぞ穴が弱くなって崩れたみたいですね。多分、苔なんかも付いちゃったんじゃ無いかな?と。こんな場所だと、いくら良い材料を使っても木材では限界が来ちゃいますねえ。

 このラバーコーンとトラロープって、設置した人には万全の対策に見えているかもしれませんが、観光客って目的の景色に対して(この場合は石橋ですかね)視野狭窄を起こしているので、ツイ、手前の柵にもたれちゃうんだよね。あと、スマホのカメラなんかをいじっている時もそうだよね。

 

 そういえば、京都の三条大橋も、前回の欄干補修工事から50年が過ぎて、ひび割れなんかが拡大して来たので、現在、欄干の木材を交換する作業をしています。

 今週には、京都に行くんだけど、片側だけでも終わっていないかなあ。しかし、川沿いだと、あの檜でさえもわずか50年しか持たないんだね。

 

 さて、長寿命な素材を求めて、先日は戦争遺構を見学に行って来ました。

 うちの近所は海上交通の要衝なので、古い軍事施設がたくさんあります。その中で「火の山砲台」に向かって車を走らせました(ってほどじゃ無いですww)

 関門橋を渡ってからは、車で5分も走らないうちに、火の山の山頂駐車場へ到着。

 しかし、山頂にある砲台遺構までは、この木製の階段を登っていかなければなりません。ところが!この階段が朽ちて外れている場所があるんです。もちろんそこにはラバーコーンとトラロープで対策してありますけどね(お役所は全国同じ対応なのねww)そんなもんは、もし夕方以降だったら誰かが暗くて足を踏み外すかも?って考えは無いんでしょうね。

 

 でもね、この階段板の素材って、どう見ても「アピトン」みたいなのよ。あのトラックの荷台床とかに使われる耐水性や耐久性が高い(ついでに値段も高いww)高機能木材のアピトンだよ!

 私も、ポルシェにルーフラックを取り付ける時に、素材にはアピトンを使用しました(加工が大変でしたね)

 でも、あのアピトンでさえ、森から飛んできた苔の胞子とかに侵食されて腐っちゃうんだねえ。

 と、思いながら山頂へ。穏やかで平和的な春の海峡が見渡せます。で、そこにあったのは。

 戦艦大和の徹甲弾です。瀬戸内海から引き上げられた弾頭で重さは1740kgだそうです!海に浸かっていたのに、その後80年近く経っても鉄って平気なのね(やはり木造より鉄骨だね!とかw)

 

 そして、より古い時代の建造物である、コンクリートや煉瓦や石の世界へ。

 やっぱ鉄骨よりもR.C.や石造でしょう(宗旨替えが早いww)この砲台は130年前の日清戦争の頃に整備されたそうです。

 11インチ砲(口径28センチ)が据えてあったそうなので、弾頭の重さは220kg!それに火薬なんかを地下の穴蔵から階段で運んでいたんだねえ。でも、昔の日本兵って足が小さいのか、階段の蹴込が浅いよねw

 

 と、まぁ、やはり建築材料の耐久性は、木材<鉄<コンクリート<石だね。(普通の常識じゃんww)

常識的な意見が出たところで、今日のところは終了。では常識に則ってクリックすべし!


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 ここでブログは終わるはずだったんですが。。。書き終わってから気がついたんですよ。最近多用されている建築素材を。

 

 新素材であるプラスチックですね。これからは3Dプリンターによって出力された家もできてくるんですが、あれの耐久性は?未知数ですよね。

 でも、他のものには多く使われています、例えば自動車。これは昔はスポーツカーの外板なんかに多用されていたF.R.P.(繊維強化プラスチック)ですが、あれも自動車のボデイなんかだと十年以上でひび割れが出始めますしね(船なんかでも使うね)やはり修繕がしにくいってのが難点でしょう。

 他には自動車のグリルなんかはA.B.S.樹脂が多いですね。

 

 で、私も先日入手したジャガーのA.B.S.製のグリルにビニール素材を追加してみました。

 左図の2005年くらいのジャガーSタイプは、口をぽかぁんと開けたみたいな、おとぼけ顔なんですが、右図の1963年のオリジナルのジャガーSタイプはキリッとした顔のラジエターグリルなんで、うちのジャガーにも

 このプラスチック製のラジエターグリルを、うちの重量鉄骨アトリエに持ち込んで細工することに。

 使うのは、塩化ビニールに蒸着メッキをしたフレキシブルモールです。こいつを両面テープで貼り付けて。

 どう?少しは精悍な顔になったかしらんwwしかし、これもビニール素材の外装なんだよね。これって耐用年数はどのくらいあるんだろう?まぁ、私がこの車に飽きが来るまでなら持つのじゃ無いかな?

 でも、もともと生息している台数が極端に少ない車なので、この程度のカスタムを施したところで誰も気が付かないのじゃないの?www

 

 うん。今日のブログは、ちゃんと長い(昨日の反省を踏まえて)