こんにちは。

あおい堂鍼灸院の今泉です。

 

円形脱毛症が回復してくる時、それは髪の毛が生えてくる時です。

髪が生える時、それはどの様な時でも必ず細い産毛から始まります。最初から太い髪の毛がズンッと生えてくる事はありません。特に脱毛部から生えてくる髪の毛は最初は大抵の場合、白い産毛なのです。その白い産毛も大抵の場合は最初からサクサク伸びるわけでもありません。通常の髪は1日に0.3ミリ伸びるとされています。1か月で1センチ程度伸びる計算です。しかし、脱毛部から生えて来た産毛の成長速度はその何分の一なのか。通常よりもずっと遅い成長速度である事が殆どです。場合によっては数か月を経ても1ミリ程度の長さしかないものも普通に存在します。

 

では、ずっとこのままなのか?

 

これはどちらのケースもあり得ます……。

 

そのままの状態で回復を待つケースもあります。回復が進んで行く場合は最初はゆっくりでも回復が進んでいくとだんだん成長速度が増していきます。そして通常の髪の毛と同程度になった時に産毛のエリアは回復したと言える状態になるのです。成長速度は髪が伸びる速度だけとは限りません。髪の太さも大事です。回復はしているけれどまだ本調子ではない場合は産毛が黒くなったとしても細いままスゥ~っと伸びるだけの場合もあります。この場合も伸びるだけでも『良い』と言えるのですが、この時実際に髪の毛をかき分けてみるとその部分だけ分け目が広がって見えたりします。そうするとビジュアルが大事なこの円形脱毛症ではまだ本格的な回復とは自他ともに思いにくいかも知れません。

 

 

また回復し始めた脱毛部も産毛が複数生えて、かつ生えて来た産毛が全て同じように伸び始める事は最初の内は稀です。最初の最初はごく短い産毛が1本単位で生え始めます。それが何本かに成ってそのうち、その中の1本の長さが長くなり始めます。そしてそれに追随するかのように成長しだす髪の毛が増えて脱毛部が髪で埋まっていきます。世間で思われているように回復時は脱毛部一面に産毛が生え始めてみな同じ速度でニョキニョキ髪が伸びてくることは少ないのです。ADTAFS(新型円形脱毛症:近いうちに記事にします)は回復する際、一面にニョキニョキのイメージに近いのですがそれでも回復の際には生えだす部位に若干のムラが生じます(特に一番最初に生えだす部位について)。

 

前回の記事にもかぶりますが、この現象こそが大方の円形脱毛症タイプの本質なのではないかと私は考えます。

つまり髪の成長速度が遅い、即ち毛根の代謝が低調である。この事が異常毛の形成に関与する。同時にもし、円形脱毛症が免疫の関与によって引き起こされるならば極端に代謝速度の落ちた毛母細胞を正常に機能する免疫が死んだ細胞と認識して通常通り排除するため抜け毛が発生する。これなら免疫は異常ではありません。あくまでも髪の毛の問題です。そして代謝速度の低下によって異常毛が形成されると考えれば、回復を始めた産毛の成長速度が最初に遅い事にも合点がいきます。何故なら代謝速度(成長速度)が遅い事で円形脱毛症を発症する。そして回復するときはその成長速度が徐々に通常レベルに戻っていく過程が円形脱毛症の回復過程だと考えれば大概の事に整合性が取れるのです。
 

 

生えだした産毛の成長は最初はゆっくりである事。もちろんこれを早めたい気持ちは十分理解できますが、成り行きを少々静観する事もご自身が回復するために大切な事です。産毛の最初はゆっくり成長するものだと知っておくことは大事な事だと思います。

 

よろしければ参考にしてみてください。

 

 

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