日本の海上自衛隊の護衛艦いずもをドローンで空撮した動画がSNSで拡散していました。

木原稔防衛大臣は当初フェイク動画ではないかという見方を示していました。

その後、実際に撮影された映像である可能性が高まり、木原大臣は記者会見で「我が国の防衛に重大な支障を生じさせかねない。極めて深刻に受け止めている」とコメントしました。

誰が撮影したのかはわかっていませんが、防衛施設の近辺は飛行許可が下りない可能性が高いため、違法な飛行によるものである可能性が高いです。

日本人による撮影か、外国人による撮影かはわかりませんが、問題は護衛艦の装備や地上からは見られない角度での撮影は、軍事機密を晒すようなものですから、自衛隊員の安全を害することにも繋がります。

同様の行為を、日本人が外国で行うことも避けなければなりません。

特に日本人の場合、徴兵制がありませんので、物珍しさから軍事施設や兵器などを撮影しがちです。

同盟国においても問題が生じえますし、東側諸国で行えばスパイ容疑で身柄を拘束されても不思議ではありません。

実際過去に身柄を拘束された日本人もいます。

身柄を拘束された人の中には、実際に軍事施設を撮影していた人もいれば、他のものを撮影していたのに軍事施設を撮影していたと誤解されてしまった人もいます。

注意しましょう。

更に、自衛隊側としても注意が必要です。

今回はドローンによる空撮と思われる手段での動画撮影でしたが、爆弾を投下できないわけではありません。

これが攻撃だった場合、被害が出ていた可能性が高いということになってしまいます。

木原防衛大臣も電波妨害による強制着陸などドローン対策を講じる方針を示しています。