フレンチトースト訴訟

父ちゃん大法廷に立つ(計画)



なんだこれは

所得税側の裁判は続いていて、どう対応するか悩んでいるところですが、国から準備書面が届いて、そこで引用されている証拠に驚きました。

 

財務省令和2年税制改正の概要

の99ページに書いてある文章に「あわわ」です。

 

その際、寡婦(寡夫)控除の対 象範囲の沿革といったこれまでの未婚のひとり 親に関する議論等に加えて、共働き世帯数が増 加していることや、ひとり親家庭(有業者)の平均年収を見た際に、寡夫控除の所得制限とな っている合計所得金額500万円(年収678万円) よりも上のひとり親家庭においては、母子家庭 の方が平均年収が高いことなどのデータ等につ いても議論が行われました。 改正に当たっては、

・ 男女によって税制上の扱いが異なるのは不 公平であり、女性にも男性同様の所得制限を 設けるべき、

 

 

むー

時系列から言って、このデータの出所は、私の控訴理由書でしょうね。

 

横浜地裁は、500万円超でも母子家庭のほうが平均年収は低いとして訴えを棄却。

②それに対して私は、統計上は500万円超なら母子家庭のほうが平均年収が高いとして控訴。

③それを受けて国は、母子家庭のほうが平均が高いので不公平であるから検討した。

④結局国は、公平にするために母子家庭側に所得制限をつけた。

 

 

 

ここにきて、国側は、税制改正で母子家庭にも所得制限がついたのだから、母子家庭に所得制限がなかったことが不合理であって、父子家庭に所得制限があることは不合理ではないと主張してきました。

 

 

やられました。

 

法廷外戦略の敗北です。