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腕時計で「ヒヤッ」っとしない方法

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今週のお題「あったか~い」

今週もはてなブログさんのお題を拝借します。「あったかい」…もの?温かいかどうかは解りませんが、寒くない、冷たくしないという意味であれば、ウチのブログのテーマ「腕時計」に絡めて書けそうです。

さて、冬が近づくと身に着ける度に一瞬「ヒヤッ」っとする腕時計があります。っていうかほとんどの腕時計はヒンヤリと感じるものです。

多くの腕時計が主要な素材に「ステンレススチール」を使用している以上、冬の夜の間に冷気を溜め込んだ時計たちは、朝、肌に触れる瞬間、氷のように冷たく感じるものです。もうこれは腕時計を使う際の「冬の宿命」とでも申しましょうか…

これは根拠の薄い私見に過ぎませんが、この「ヒヤッ」に関して言えば、高級な腕時計ほど「ヒヤッ」とする気がします。高級時計に多く使われるステンレススチール「316L」はカーボンを少なくして耐久性を高めた素材ですが、安価な腕時計に使われている素材より何となくヒンヤリと感じます。カーボン量と関係があるのかなぁ?

不思議なのはさらに高品質と言われ、ロレックスなどに使われるスーパーステンレス「904L」には、それほどの冷たさを感じないんですよねぇ…何でかなぁ?もしかしたらロレックスはそこまで配慮した上で腕時計の素材として「904L」を使っているのかもしれません。私の勝手なヨタ話ですけどね。

冷たさを回避することのできる腕時計の素材もあります。「チタン」です。チタンは熱の伝導性が低く、他の金属に比べて冷たさを感じさせません。チタンはこの特性と鉄に比べて「約60%」と言われる重量の軽さ、アレルギーを発症しにくい生体親和性の高さにより、身に帯びる腕時計の素材として非常に優れています。純チタンを「グレード2」、強度を出すために合金化したものを「グレード5」と呼びます。

てなわけで、チタンの腕時計なら「ヒヤッ」っとすることもないのですが、チタンには美観面の「弱点」がありまして…磨いても輝きが暗いのです。チタンの腕時計は全体的にどんよりした印象があるので、ステンレスの腕時計を横において比較したときに「がっかり」することも少なくありません。とはいえ、ステンレスの輝きに肉薄する仕上げを施したセイコーの「ブライトチタン」もあります。

チタンの腕時計なら冷たくない…で解決!…なら良いのですが、腕時計好きは素材以外にも「デザイン」「ブランド」を考慮に入れて購入する腕時計を選びます。ですので、「ヒヤッ」っとするからといって、ステンレス製の素敵な腕時計を諦めることはできませんし、そんな理由だけでチタン製の腕時計を選んだ人を私は知りません(汗)

ならばどうするか…私はステンレス製腕時計の「NATOベルト化」をオススメします。ご存じない方に説明申し上げますと…NATOベルトは帯状の布(革)を腕時計本体に普通のベルトの代わりに通したものです。ケースの裏側にも帯が通るため、直接肌に金属部分が触れません。なので金属アレルギー対策にもなりますし、何よりNATOベルトなら腕時計が冷たくありません。「ヒヤッ」っとしたくないならNATOベルトがベストです。

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チタン素材のSEIKO ASTRON(SBXY015)とNATOベルト化したOrient Star(WZ0121DK)

問題が無いわけではありません。いや、大したことではないのですが、何といいますか…NATOベルトって「冬に似つかわしくない」のです。夏って感じなのです。お洒落だけど…かなりカジュアルですからねぇ(;´∀`)

色や素材で工夫して、冬でも使えるNATOを探して見て下さい。めちゃめちゃ沢山種類がありますから。「冬の腕時計は冷たいのが嫌だ」とお考えの方がいらっしゃいましたら、数百円から買える「腕時計の防寒グッズ」として、NATOベルトの利用をご検討下さい(*´∀`*)

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