馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

【一口馬主】タイムトゥヘヴンくんと初対面。やっぱり臨場観戦は情報量が段違いだぜ!

 先週の11/27土曜日、ジャパンカップの前日東京メインレース・キャピタルSの日の指定席券が取れたので、同レースに出走の出資馬タイムトゥヘヴンくんに出資以来初めて対面してまいりました。

 

 レースでは今回もスタートで遅れてしまい、前走よりも内寄りのトラックバイアスの中前走同様に外を回してしまったこと、前残りのトラックバイアスもかかっていたこと、馬場も開催が進んであれていたことなどから、前走よりも着順を落として8着でゴール。ギリギリ奨励金獲得圏内での入線となりました。

 

 レースの敗因は上記のように様々求められるところですが(まあ、名前は出しませんが乗っている方もどうだったんですかね…)、ワタクシ自身が初めてタイムトゥヘヴンくんの対面して率直に思ったのは「まだまだ子供で、【今の馬じゃない】」ということです。

 

 具体的にどういうことかというと、パドックで撮影した写真を何枚か載せつつお話しできればと思うのですが、

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 まず、初めて生で見たタイムトゥヘヴンくんの筋肉は質・量ともにとても素晴らしいものがありました。出資検討の際にしなやかそうな筋肉と関節のつくりをしていそうだと思い、それが決め手となって出資した後もことあるごとに映像を観るたびに筋肉の質の良さは感じていましたが、実際に目の前で見てみると本当に素晴らしかったです。関節周りのつくりが窮屈でなく、手先の出方がスムーズなのも、動画で見ていた通りでした。

 

 ただ、現在3歳秋で間もなく古馬の仲間入りとなる馬にしては、いい意味でいえば瑞々しい、悪い言い方をすれば水っぽい馬体をしているような印象も受けました。要するに、まだまだ幼児体形で、芯が入り切っていないイメージです。

 

 今回のレースも前走の富士Sもスタートで立ち遅れましたが、これは3歳馬同士でのレースでは見られることのなかったもので、古馬と交じって走るようになってから急に見られるようになった傾向ですが、この変化がスタートの遅れの原因となっているのだとすれば、やはりまだ体が緩いことによるゼロ加速の不十分さが体の出来上がった古馬との戦いの中で浮き彫りになったと考えられるのではないでしょうか。

 

 中間のコメントで戸田博文調教師が「雰囲気はGⅠ馬のようにも見える」「間隔をあけて成長を促したい」と、異なる趣旨のコメントを出していますが、これはワタクシが見立てた筋肉の質はとにかく素晴らしいがまだ子供っぽい体型というところにも通じますし、「ウイニング競馬」の解説で大久保洋吉元調教師が言っていた「いい馬体をしているけれどまだまだ成長してくるのは先」というコメントとも符合します。

 

 個人的には、本当に馬体がしっかりしてくるのは来年どころか5歳になってから位のような気もしますが、タフに使えるのがこの馬のいいところなので、無理をさせない程度に、それでいて甘やかさず地道に稽古と実践を積み重ねていけば、ゆくゆくは必ず大きな仕事ができるだろうと思っています。

 

 まずは今回も無事に帰ってきてくれたことを喜びつつ、改めて未来にも大いに期待したくなったタイムトゥヘヴンくんとの初対面でした。