目的地に車で行く途中、焼津インターで東名高速道路を降りたので
焼津さかなセンターに立ち寄りました。
東名高速道路と新東名高速道路は平行に走っていますが、
新東名高速道路が内陸側です。
遠洋漁業で水あげされたマグロを購入。日本から遠くはなれた
南半球の南アフリカ、ケープタウン沖を泳いでいたマグロです。
見ての通り高価でしたが、せっかくなので購入。
遠洋漁業:大型の漁船で遠く離れた漁場で行う漁業。
船団を組み、数か月から1年以上かかるものもある。
まぐろ、かつお、さけ、ますなどをとる。
静岡県の焼津港は遠洋漁業中心で、まぐろ・かつおの水あげ量が
多くなっています。水あげ量日本一は千葉県の銚子港(沖合漁業中心)
2位は焼津港となっています。このニ港はとくに多くなっています。
魚の種類別には
銚子港:さば・いわし
焼津港:まぐろ・かつお
となっています。
(上の写真の日本一とはマグロやかつおについてかもしれません。)
遠洋漁業は1970年ごろには沖合漁業を超えるほどさかんに
なりましたが、1977年ごろから世界各国が200海里(約370㎞)の
排他的経済水域を宣言し、以降、世界の海で漁をしていた日本の
遠洋漁業は衰退してゆき、近年は沿岸漁業よりも少なくなっています。
排他的経済水域内の海では、外国の船はとる魚や種類が制限され、
その国の許可を得なくては漁業ができなくなりました。
このマグロ(中とろ)の表面を軽く焼き、マグロステーキを作りました。
タレは静岡県の太平洋側を流れる黒潮(暖流の日本海流)をイメージ。
(バルサミコ酢を加熱して酸味をとばす。同量の醤油、少量の砂糖と
混ぜて加熱。最後に固形バターを溶かして完成。)
サラダはミックスリーフをドレッシングであえて山高く盛り付けます。
たまたまでしたが富士山(静岡県・山梨県)のようになりました。
こうして静岡県の一皿が完成。
富士山は世界遺産になっています。
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」(静岡・山梨)
富士山関係の芸術としては
葛飾北斎の「富嶽三十六景」という浮世絵があります。
(他にもあり、その内の1枚です)
葛飾北斎は化政文化を代表する浮世絵師です。
化政文化は19世紀の初めに江戸の町人が発展させました。
静岡県の伊豆半島には
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」
の一つである韮山反射炉(にらやまはんしゃろ)があります。
炉の内部で熱を反射させて高い温度を作り出し、大砲を作りました。
富士山・韮山反射炉、ともに世界文化遺産です。
静岡県には2つの世界遺産があるということです。