青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

梅雨と日本社会の空気感

2021-05-25 01:34:59 | コラム


  梅雨は作物の生育に恵みの雨ですが・。日本列島のほぼ中央の限界集落では早い入梅で暗雲が漂いふると1-2日激しくふります。災害を心配しています。過疎化と人口減少の自然集落から見える日本は騒々しい。メディア報道から世界的なコロナ禍、日本のワクチン騒動、オリンピック開催騒動、無用のプロスポーツの相撲や野球の勝敗報道、お笑い顔出しひな壇芸人に占拠されたTVメディアなど・・。ほぼ無関係の生活者が思うことはもう少し落ち着いた日本になることです。

  日本社会には忖度(そんたく)、同調圧力、いじめ、パワハラ、セクハラ、家庭内暴力、介護虐待、ネット炎上、無責任詭弁(きべん)など政治経済界、地域社会、学校、家庭、スポーツ組織などに抱える問題があります。その根源に「空気」という妖怪(ようかい)の存在があると言われています。AI新時代の日本社会を覆い包む古くて新しい病理に息苦しさを感じている人は多い。

  巨大グローバル企業やIT企業が財力や権力を手にして国家を脅かす存在になっているのです。格差や階層化が顕著になり社会生活にも重苦しい空気感があるのです。AI技術の進化、発展により様々な「ゲームチェンジ」の社会的変化が断続的におきるのです。テクノロジーの進化が必ずしも最大多数の人々を幸せにする訳ではないのです。

  自由に論理的意見が言えず他者や組織と違えば同調圧力を感じ目立つ事ことを避けながら周囲を意識する「相互監視」が日本社会のリアルでしょう。誰もが空気に脅えながら空気を読む。日本の組織、共同体には「個人の自由」の概念を排除します。空気で合理性が消され非合理極まりない決定に進むことが多い。地域社会、役所、地方議会などでより鮮明です。

  日本人は温和な人が多いと言われながら特定の状況には極めて非情で不寛容で仲間はずれやいじめ、無視などします。本音と建て前を巧みに使い分け「総論賛成」「各論反対」の訳のわからない状況になるのです。「郷に入っては郷に従え」など状況に即応能力も優れています。

  明治維新や文明開化、オリンピック開催、TVメディアなどの番組制作の共通点は皆が同一方向に向く事です。鬼畜米英がアメリカ自由主義万歳になるのです。時代の転換点での日本人の即応能力は洗脳に従順で見事です。「仮想の西洋化」で自らが変心したように感じ過去を捨て変化に即応する。先に進むたびに過去を捨てる行動は一貫した思想の様式です。

  21世紀や多文化共生社会に生きているよう振る舞いながら規範や意識が抱える問題は「昭和初期」の行動原理です。忖度、同調圧力、いじめ、パワハラ、セクハラなど根源的思想は変化していない可能性があるのです。日本社会の息苦しさを生み出す「空気」と「個人の自由」を許さない共同体原理はスコアー化やランキング化と相まって組織や集団、共同体に巣喰う特異性はより顕在化する気がします。

  

  

  


  

  

  
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