私が算数の先生に!? シュタイナー算数の美しさに魅了されて(後編) | 南アフリカでシュタイナー教育〜やんちゃ男児たちの子育て日記〜

南アフリカでシュタイナー教育〜やんちゃ男児たちの子育て日記〜

日本人夫婦による2010年&2012年生まれの男児2人の日本でのバイリンガル子育ての記録で始めたブログ。
2017年夏からは、夫の駐在先・南アフリカでのシュタイナー学校の様子などを伝えながら、生活の中から見えるアフリカの魅力などをお伝えしています。

いよいよ算数の先生目指して勉強開始

なぜ私が算数の先生を目指して勉強を始めることになったのかまでの話は、前編に。

 

2020年12月、コロナ禍まっただ中に「シュタイナー算数教育教師養成講座レベル1第5期生」として、改めてシュタイナー算数を学び始めました。(今、第6期募集中ですので、関心ある方は、こちらをご覧下さい)

 

 

 

この講座、6ヶ月で、24レッスンをこなすという、結構時間的にはハードな講座でした。月に4本(一本1時間弱)のレッスンビデオを見て、課題をこなし、さらに月に2回は1.5~2時間のzoomレッスンを受けなければいけません。正確に言うと、2週間ごとにビデオレッスン2本、課題、1.5〜2時間のzoomレッスンの繰り返しです。

 

幸いなことに、というと語弊があるかもしれませんが、コロナのお陰で、子どもたちの学校が終わる時間も早くなったり、私のボランティアもお休みだったりしたので、私は十分な時間が確保できました。

 

「お父さん・お母さんのシュタイナー学校」受講の時は、子どもたちがとなりで美味しそうに食べているおやつを、私もおいしいね、おいしいね、と味見している感覚、と前編で書きましたが、今回の教師養成講座は、美味しかったから、実際にそれを自分で作ってみるという感じでした。

 

勉強をするには、まずリズムを作ること。自分の隙間時間がどこにあるのか、時には、レッスンビデオを2回に分けて見ることもあったり、夕飯の支度をしながら見たり、などもありましたが、そんな学び方ができるのもオンライン学習のメリットかもしれませんねニコニコ

 

 

 

 ※糸かけは息子の学校での作品です

 



ワクワクが止まらない!

 

もちろん、目標は、将来子どもたちに算数を教えられるようになること、ですが、この講座は、毎回

 

ワクワク!

えーっ!

なるほど!

 

の連続でした。そして、私が子どもたちに与えてあげたいものも、

 

ワクワク!

えーっ!

なるほど!

 

 

ワクワクしたり、驚いたり、そんな学びを子どもたちに体験してもらいたい。そのためには、私自身が、ワクワクしないといけませんよね。

 

算数だけど、使うのは粘土やお手玉、色鉛筆だったり、へー、これが算数にこんな風に繋がるんだーなどなどニコニコ

 

シュタイナー教育の魅力は、ひとことで言うと、すべてが繋がっていること。

 

科目ごとに独立している教え方ではなく、算数の中に芸術があり、芸術の中に算数があり、体の動きの中に算数があり、算数の中にリズムがあり、、、うまく表現できませんが、すべてが繋がっている。


そして、生活に密着していること。


2021年6月に、このワクワクした講座も修了してしまいましたえーんレベル1の講座を修了したとは言え、ノートを見返してみたら、あれ?これはどうだっけ?どうやって教えるんだっけ?と、私の習得内容は、かなり虫食い状態であることに気がつきました、、、毎回、一生懸命に勉強していたのに爆笑
 
でも、シュタイナー教育では、忘れることを悪いこととはしません。あえて、忘却の期間になるブランクを入れるそうです。
 
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一度深く学んだことは、意識の外へ追いやってしまいブランクを入れる。すると、ブランクの間、無意識の中で、学んだことは育つのです。そして、次にその内容に関係することに触れた時、むくむくと記憶が湧き上がってくる。記憶・・・つまり、学んだことだけでなく、それが、育っている。
 
育つというのは、他のことと自然に関連づいて、学びが膨らんでいたり、自分の考えが、無意識なのに、まとまっていたり、つっかえつっかえしかできなかったことが、すらすらできるようになっていたり・・・いろんな形があります。
 
出典「教室で活用するためのリズミックエキササイズマニュアル」(石川華代著、p23)
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忘れないために、休みにまで宿題を大量に出す日本の教育とは真逆の考えですね。
 
 

目下、学んだことをアウトプット中!

 
さて、私の場合、手っ取り早いのは、子どもに試すことですが、我が子たちは既にプロのシュタイナーの先生に教わっているため、何かを試そうとすると、「これはこうやるんだよ」とダメ出しされたり、「あ、これやったことある」など、なかなか、自分のアウトプットの練習にならない笑い泣き
 
学んだことをもっとオリジナリティあるもの、自分が向き合う子どもにあった形にしていくことがこれからの私の課題。
 
ということで、試しにFacebook上で、親子で私のレッスンの練習に付き合って下さる方を募集したところ、たくさんの方がシュタイナーの算数に関心を示して下さり、びっくり。こんなにシュタイナーって知られていたっけ?たまたま私の周りに多いのか?いずれにしても嬉しい悲鳴ですびっくり
 
今回は、私の学びをアウトプットする練習ですので、先着6組の親子に協力していただくことにし、現在オンラインでレッスンを行っています。
子どもへの声のかけ方、具体的に伝える練習をさせていただき、いただいたフィードバックを基に課題を明確化し、さらに親御さんへは論理的に説明できるように勉強を重ねているところです。

モニターの皆さん、お付き合いいただきありがとうございます照れ
 
次は、レベル2に突き進むべく準備開始。これから私の人生、どんな風に開花していくんだろう。とっても楽しみですおねがい
 
 
 


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