一昨日、いつも通う病院の理学療法士から

 

「来週からあなたはセラピーを受けられなくなると思う。今日、上司が急に2G(コロナワクチン接種済み、完治した)システムを導入すると言い始めたから。私達も今日からはFFP2マスク(N95マスク)をつけるように言われた。」

 

と急に告げられました。

そして、来週どころではなく即日2Gに移行したのでした。

 

 

一昨日までは患者はFFP2、病院関係者はOPマスク(医療で使われる薄い使い捨てマスク)をつけていて、患者には簡易テストさえも求めていなかったというのに。しかも

 

病院関係者でも接種の義務化はないです!!

(少なくとも一昨日までなかった→今から接種を始めても2Gによって追い出される→清掃業者とか病院と取引している人たちもいきなり追い出されるのかも)

 

 

おかげで私は年内の予約はすべてキャンセルとなりました。ドイツでよく耳にするのは

 

 

医療機関が患者を拒むことはできない(あってはならない)

 

という言葉で、私が通う病院もそう言って救急にはそんな必要もない軽症の人が押し寄せているし、酔っ払ったホームレスが隣のベットにいたこともあるのに、ずっと通院している患者をいきなり診療拒否って許されることじゃない! テストを導入すればいいじゃないか。病院の従業員はそれすらも定期的に行って来なかったんだよ!

 

 

政府の対応が遅く、今持って人混みのある店が立ち並ぶ道などへのマスクの義務化をせず、レストランやカフェでは室内は3G(接種済み、完治した、簡易テスト済み)で、外の席では制限なしだったのは大きな原因だと思うのですが、どうしてもロックダウンをしたくない意地から患者が急増したのでした。いや、一番の間違いは一人ひとりの自覚のなさが一番の原因でしょう。

 

 

夏に患者数が減るのは自然の摂理なのに、多くの人がコロナが死滅したかのようにマスクなしであらゆるところで過ごして、その流れで暖房が入る季節になっても何も手を打たなかったのですよね。少し前までは予防接種を受けない人が多すぎてそのせいで患者が増えたと非難するばかりで、接種しても感染する可能性があることには言及していなかった。先週ぐらいまではまだ人権に配慮して、「接種するかしないかは個人の自由で強制はできない」と言っていたのに。

 

 

エルゴセラピー(作業療法)は診療所で受けていて、昨日セラピストと話したら

 

 

「病院が患者を追い出すなんて許されない! 自分たちは接種するかしないか選べたのに。」

 

「あなたが誰よりも衛生に気を配っていて、いつもマスクをつけて他の人から距離をとっているのは知っているし、上(役所とか)が3Gとか2Gとか言ってきても、私は患者を拒否しないしあなたには絶対そんなことしない。」

 

「政治家の患者さんがいるし市長と知り合いだから話してみる。」

 

「ジャーナリストに言って、拡散してもらおうか。」

 

 

とか、言い出しています。でも、私はいわゆるQuerdenkerと呼ばれるドイツのコロナ政策に人権をたてにとってマスクなしで反対運動するような人とは違うので、ジャーナリストに拡散してもらうとかするつもりもないのです。2局のHPに意見を書き込むとかで拡散もできるんだけどね。

 

 

ワクチンで何人亡くなったとか、重篤な副反応の例とかこちらのNHKにあたる2局も一切報道しないんですもの。ドイツって、事実は事実ではっきり言う文化の国なのに、なんでこんなにひどいのか。私のようなネットリサーチができる人間だと、地方紙/放送局が伝えた死者数とか情報とか把握できるんですが、ドイツではネットできない人も多い。というか、ニュースでさえ見ることなく生きている人がたくさんいます。

 

 

日本の情報を聞いているし、血縁者で免疫疾患の者がいてモデルナでアレルギー症状が出て2回目接種できなかったりして、それでNovavaxの従来どおりの方法で作られたワクチンが認可されるのを待っていたのです。日本だってこれを3回目接種に使うかもしれないと聞いている。EUもドイツも購入契約はとうの昔に結んでいるのに、たぶんファイザーとUS政府の癒着のせいでUSでも認可が先延ばしになり、EUでも9月下旬という当初の予定より遅れているのです。製薬会社も価格の安さと保管の簡単さから、経済力の弱い国から導入し始めている。

 

 

自由にワクチンの種類を選ぶのは難しいけれど、私の住んでいる地域とホームドクターとかだったらある程度選べる。というか、今は完全に選べるようになっています。だから、今までがんばってきたのに...。

 

 

たぶん、2Gは人権を無視したとして裁判を起こす人たちが出てくると思うのですが、再導入されることになった無料の簡易テストもあくまで2Gに含まれる人たちが感染していないか調べるのに使われるべきということらしいです。

 

 

このまま2Gがあらゆる場所に波及していくと思うので、インコたちが治療を受ける診療所にも導入されてしまうと本末転倒になってしまう。万が一、ワクチンの副反応がひどくてインコたちと暮らせなくなったらと恐れて今まで受けていなかったけれど、インコたちが診療拒否されるようなことは絶対にだめなので、ファイザー/バイオンテックを年内に2回接種するしかないと思います。幸い、すぐにでも接種できる場所も見つかっているので。

 

 

何事もなく済むことを祈るしかできません。接種が受けられる国にいるいることに、感謝です。

 

 

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