ルームメイトのよもやま話。

涼しくなったウィーンから、おはようございます!

私は自堕落な夏休みを反省して、えぇ形式だけでも反省して今週から毎日アトリエに行っています。家のソファーに埋もれて本を読むより、活動的なので寝つきも少し改善されました。

 

本日も秋晴れ。バルコニーでコーヒー飲みながらの走り書きです。

 

実は8月末から新しいルームメイトを2人迎え入れました。

実は前回のルームメイトに関する記事から1年、中々にストレスのある人と暮らしていました。もう、ルームメイトに対する期待はしないと思いつつも、ここ2週間の穏やかさに、開放感。一緒に暮らす人は大事。

 

たぶん、日本の方からするとまだまだ馴染のないルームシェア。そもそも恋人でも家族でも一緒に暮らす時にはストレスがつきものですが、それでも1年でチェンジ!とならないのは、相手のことが好きだからだろうと思います。

 

そう、相手を好きになるというのは、ライトな意味で共同生活には大事なんだなぁと思いました。

 

この1年、コロナ禍で、良くも悪くもお互いのモラルみたいなものが露呈する場面が多く、1年一緒に暮らしていた彼とは、そういう部分が全く合いませんでした。

私たちが何度お願いしても、人を連れてくるときの事前連絡はない、たとえロックダウン中でも飲み歩くし連れてくる。PCR検査は全く受けない。仕事をしている私とルームメイトは、こりゃ参ったと最後のほうはもう諦めモードでした。いや、ルームメイトは最後までブチギレ。苦笑。

 

音の問題もありますよね。

彼は常にバックグラウンドに音楽が欲しい人で、それは別にいいと思うのですが、家中に響き渡る音量でクラブミュージックやらラジオを爆音で昼夜問わず流すので、これには驚きました。コロナじゃなければ、私も家で授業を受けたり仕事したりしないので、うるさければアトリエや外でしのげたのですが…まぁそれにしてもうるさかった。

終盤は、私が静寂を好みすぎなんだきっと、我慢しようと言い聞かせていました。

でも新しいルームメイトがきて、いや、そんなことなかった。家の中はクラブじゃねぇ。と思えるようになりました。

 

なんでそんなことになっちゃったかっていうと。

これが不思議なのですが、彼はキャスティングの時に私たちに話していたルーティーンや共同生活についての考えと実際が乖離していたいのです。ほかのルームメイトは、一緒に住み始めて1か月目ぐらいで、こそっと私に「話ちがくねぇか」と相談してきたほどです。うん、話違うね。

 

どうも、この家の立地、配置、バルコニーなど条件がとっても気に入っていたみたいで、キャスティングでは私たちの話にただ合わせていただけのよう。住めばこっちのもんだ、ということだったようです。実際住み始めてから、私は彼と合わないことがあれば直接話していましたが、ほかのルームメイトとは冷戦状態に。彼からほかのルームメイトについて「社交性なさすぎ」と愚痴られた時にはさすがに、社交性があればなんでもいいわけじゃないし、人それぞれだ。人見知りな人もいるし、そんな上からジャッジするなら、聞きたくないわと言いました。

 

最後のとどめは、ほかのルームメイトの女の子(仮にA子ちゃん)と肉体関係になった挙句に、その子の親友とお付き合いを始めて、最終的にはその子が一人暮らしの家に引っ越すタイミングで、同棲すると出ていきました。ちなみにA子ちゃんは現在仕事で違う国に行っていて、部屋は又貸し中です(もちろん大家さん承諾済み)。

 

一部始終をA子ちゃんから聞かされていた私は、春ごろからガールフレンドを家に連れてくるようになったことに、さすがにびっくり。さらにびっくりしたのは、二人が朝食を取っていれば、そこに自然とA子ちゃんも加わっていること。ガールフレンドは二人がどういう関係かもちろん知っていました。だって元々親友だし。最初はオープンな関係*1なのかなと思っていたのですが、そういうことでもなかった。いやぁ、すげぇ。

 

 

あとくされない感じに見えましたが、彼がガールフレンドを連れてくるようになって、急にA子ちゃんは出会い系アプリに精を出し始め、それなりに心はざわざわしていたようだし、二人が一緒に暮らしているのが最終的には嫌だったガールフレンド。いや、二人がそういう関係って知ってたじゃん。というわけで、海外ドラマなんかで、元カレと元カノがごちゃごちゃに入り混じる感じに、そんなことあるかなと思っていた私は、あるんだねぇ…と変に納得させられました。私にその話が筒抜けだとはつゆ知らずの彼は、堂々としたもんでした。私もおぉと野次馬的にびっくりするだけで、他人の恋愛関係には興味がないのでね。

 

まぁ、書けばきりがないです。ガールフレンドを連れてきては、ディナー後のすべてを放置して片づけない。そのままガールフレンドのお家に行ったきり3日ぐらい帰ってこないから、私やほかの子が片づける。私がインターンでいないときには、パーティーを勝手に開催し、その後片づけないでルームメイトがブチギレ事件発生(当たり前)。それでいて、自分は社交性があると自負していたので、困ったもので。

 

でも、私が最終的に、この人のこと好きになれないと思ったのは。

話していて、節々に感じる保守性からくる無意識の差別的感覚。これは他のルームメイト2人も同じことを感じていて、一見オープンな人のようだし、実際社交性はあるけど、よく話してみると、前時代の超頑固おやじみたいな。

 

そんなわけで、私たちも彼も双方そんなにハッピー最高ではなかったこの1年だったので、なんかこれで良かったなと思います。彼は好き勝手していたので、もともと引っ越す気はなかったようですが、三角関係へのガールフレンドの希望を受け入れたって感じでしょう。

 

今回はキャスティングにじっくり時間をかけました。

残るルームメイトと、事前にこれは譲れないからちゃんとクリアに話そうという事項も決めて。時間はかかりましたが、今回は大丈夫そうです。前回は最初の一週間ですでに暗雲が立ち込めていたのでね。

 

周りの友人から聞く話でも、WGのルームメイトの入れ替わりは基本的に多いと思っていたほうがいいかなと思います。気が合っても、仕事や学業で国や街を移動する人が多いですし、私たちみたいなパターンもあります。元々仲良しでも、暮らしてみたら生活習慣が違いすぎたっていう別れ話も聞きます。一筋縄ではいかないということなので、もしルームシェアでなんだか鬱々とされてる方は、けっこうみんな悩んでるんだなって気を楽にしていただければ。

 

 

今回は私も忙しさを理由にせずに、新しい二人ともっと交流を持って、まずは好きになることから!この1年、彼にされて嫌だなと感じたことも、たぶん仲のいい友達だったらもっと私も許容できただろうなという反省があります。私は私で、相手を受け入れる器をもっともっと大きくしないといけないのです。こんだけ愚痴書いといてあれなんですが。すみません。

 

というわけで、願わくば最後のルームシェアかつ学生生活。楽しむ努力を私もしよう!

これが最後のルームシェアカテゴリーの投稿になることを願って。

たぶんならないけど。笑。

*1:オープンな関係のカップルとは、交際相手とは別に身体だけの関係の相手を持つことをオープンにしているというパターンです。一般的かどうかは別として、そういうカップル。