今回は「ロック」を紹介。
ビートルズのアルバム「リボルバー」からピックアップされた4曲入りコンパクト盤を紹介します。
この盤を見ると当時のことが蘇ってきます。
1966年か1967年ころのことになりますから、もう56年も経ちました。
まだ、ビートルズも解散していません。
ビートルズが1966年8月にライブを閉じた時です。
今でも覚えています。レコード屋さんには「リボルバー」の大きな広告ポスターが飾ってあったことを。
ジャケット写真はイマイチの感じと今でも感じます。
Odeon盤 OP-4206
レコード価格が500円と安い方で、この後に700円と上がっていきます。
曲目は、なぜか「イエロー・サブマリン」がA面の1曲目になっている。
今、私が考えるなら1曲目は「タックスマン」にしたい。
すでにシングル盤「イエロー・サブマリン」「エリナー・リグビー」が発売されていたからかもしれない。
「リボルバー」のアルバムの中にイエロー・サブマリンが入っているのが今でもしっくりこないのは私だけでしょうか?
アルバム全体を聴いた印象からイエロー・サブマリンだけ飛びぬけている感があります。
後々、イエロー・サブマリンというサントラ盤が出ることになるので今だから思えるのだが、リボルバーから外して欲しかったですね。
ジャケット裏面
この当時は、まだ私も中学生だったのでレコードの貸し借りや気に入らないレコードは売り飛ばしていたので、56年も経つとジャケットもこんなに汚れてしまっていた。
ジャケット解説には、アルバム「リボルバー」の曲目が全て紹介されている。
ジョージ・ハリスンがインド研究をしていたことも書いてある。
歌詞カードもかなりシワシワになっていた。
当時は和訳が無かったので、どうしても音楽中心に聴いていて歌の内容には
全く関心が無かった。
歌詞の意味を当時から分かっていたら、もっとビートルズを深く理解していただろうにと思う。
まだ、ネットもカセットもビデオも無い時代だからね。
歌詞カードの裏面
去年「リボルバー」リミックス盤を購入してから俄然リボルバーに興味が湧いてきて和訳した資料をいろいろ比べみたら、和訳が歌詞の情景を大きく踏まえて訳している感じがして、本来の英語をストレートに聴くことが出来る方は歌詞がどのように聴こえているのか?という疑問がしてならなくなったです。
A面
レコードは黒盤
ビートルズ・マニアとしては赤盤が欲しいところだが、本当は黒盤の方が東芝としては生産数が少なかったという話もあるので黒で良かったのだろうか?
B面
今回、聴いてみて感じたのが当時より再生装置が良くなっているので
EP盤が思っているより音が良いと感じた。
当時コンパクト盤をよく買っていた理由に、お金の節約もあるがコンパク盤はSTEREOで入っていたことも大きな理由であった。
シングル盤は全てMONOである。
アルバム「リボルバー」は、当時としてはサウンドが先を行き過ぎて子供の私には理解しにくく最近まで好きなアルバムの上位には個人的にはなかったのですが、昨年のリミックス盤を聴いてからは当然聴きやすくなっているし、オーディオ的にも大変高音質になっていたので、すごくこのアルバムが好きに変わってきました。
1番大きく良くなった点は、ボーカルが左右に偏っていたのが中央になったことでしょう。楽器の音質も大変良くなったと思います。
何せ、1トラックに重なって入っている音源をバラバラに出来るなんて誰が作ったのでしょうか。こんなすごい時代が来るなんて考えもしませんでした。
音楽でよく思うことに、ソースの音が良くなるとその演奏評価が良くないものがいい演奏に評価が変わってしまうことがあります。
評価には聞こえている音質からも影響してしまうのではないだろうか。
ロックでもクラシックでも。
皆さんが思っているように今後のビートルズ・リミックス盤が今から楽しみです。
では、また。