今週の土曜日には「ヤマボウシ賞（2歳1勝馬クラス）」が行われます。条件は中京ダート1400ｍです。ダートの2歳戦ということで、暮れの交流G1である全日本2歳優駿を目指している馬たちが出走してきます。今後のダート界の主役となるような馬も出てくる可能性もあるレースです。


今年の注目馬としては、レッドソルダードです。7月の阪神でデビューしましたが、このレースでは出遅れてポジションが後方となりました。直線では素晴らしい伸び脚を見せましたが届かず2着となりました。その後札幌の1700ｍのダート未勝利戦に出走して、ここではスタートを決めて、逃げて後続を1秒突き放す圧勝でした。レース内容としては素晴らしいパフォーマンスでした。血統的には父マジェスティックウォリアーで母父はキングカメハメハです。今回もスタートを決めてスムーズにレースが出来れば、前回同様の能力を発揮してきそうです。今回は1400ｍへの距離短縮となるので、ペースが上がってそれに対応できるかがカギになってきそうです。



対抗格としてはデュアリストです。7月の阪神開催でデビューしました。2番手につけてそこからスムーズに抜け出してくるレース内容でした。ただこのパフォーマンスは不良馬場で軽いダートであったことは覚えておくべきことです。今回は良馬場で重いダートになった場合は未知数です。血統的には父ミッキーアイルで母はデュアルストーリーです。母自身もダートの短距離で活躍した馬です。


レッドソルダードに勝利している馬であるテイエムマジックも出走予定です。先行して前々から押し切って、レッドソルダードの追い込みをしのぎ切って新馬戦を勝利しています。今回はそこからの2戦目となります。血統的には父マジェスティックウォリアーです。新馬戦のレース内容から、スムーズに先行してのレースが出来ており、競馬センスの高さを見せました。また追ってからも結構しっかりしている印象を受けました。

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伏兵陣の中で注目したいのはミスズグランドオーです。福島でデビューしましたが後続に1.1秒の差をつける圧勝劇でした。今回は距離延長になるところがポイントですが十分ここでも通用してもおかしくない能力の持ち主です。この馬はグランド牧場生産馬でダート馬育成に定評がある牧場の出身馬です。そのあたりのアドバンテージがこの時期は活きてきそうです。血統的にも父サウスヴィグラスでダートのこの距離ならば注目しなければなりません。