11/21(月)〜22(火)の二日間、東海地方にある「若かりし頃の家康」所縁のお城巡りをしてきました。

 

「大高城」跡から東に向けて徒歩で10分位の所にある「丸根砦」(愛知県名古屋市緑区)を目指しました。これで、今回のお城巡りは8城目になります。

 

「大高城」「丸根砦」「鷲津砦」の位置関係(地図は「緑区散策マップ」より、緑色の〇は私が記入)

 

この砦は、前回のブログ「大高城」でも触れましたが、「桶狭間の戦い」の前哨戦で、「織田方」が「今川方」の「大高城」周辺に「丸根砦」と「鷲津砦」を築いて、「今川方」の「鳴海城」と「大高城」との間の連絡を絶って分断を図る作戦を取ってました。

 

そんな中、「今川義元」の命を受けた当時「今川方」の「松平元康(後の徳川家康)」の働きによって、深夜に「大高城」への兵糧運び込みを成功させた上、「織田方」であり当時「佐久間盛重」等が700人で守っていた「丸根砦」の「織田軍」を激戦の上殲滅して砦を落としました。

 

 

「丸根砦」は、楕円形をしていて周囲は濠が有ったようですが現在は一部道になっています。標高は35mで、坂道を暫く上ると右手に入口と解説板があり、ここから少し上がるともう頂上部分です。

 

この坂道を上った所に入口部分がある

「丸根砦」の入り口(説明書きが立つ)

周囲はほぼ円形で「濠」跡か?

周囲はほぼ円形で「濠」跡か?

この階段を上がるともう頂上

 

ここには「丸根砦戦殉難烈士之碑」が立っていますが、激戦地であったことを現わすように、ここで戦った烈士達の供養がされていました。従って、「丸根砦跡」碑は、少し下った山肌に立ちます。

 

「丸根砦戦殉難烈士之碑」

「史跡 丸根砦跡」碑

「丸根砦」跡の斜面

 

「丸根砦」から「大高城」までの直線距離は約800mで、「砦」の西側からは「大高城」は丸見えの状態です。またここから「鷲津砦」は約600m、「鷲津砦」と「大高城」の距離も約800mですので、各「砦」から「大高城」までは二等辺三角形の両辺に当たります。

 

「丸根砦」跡から「大高城」跡は丸見え

 

この「砦」の下には「新幹線」が通りますが、ひっきりなしに行き来する「新幹線」の通過する音が響き渡っていて、東海道新幹線の過密ぶりをあらためて知ることになりました。

 

ここから「鷲津砦」(愛知県名古屋市緑区)へ向かうのですが、一旦坂を下りて「新幹線」沿いに真直ぐ歩いたほうが早かったようですが、丘陵経由で「切通し」を渡る「丸根の陸橋」から攻めて行ったので、途中から道が判らなくなり、鬱蒼とした山中に入ってしまって、そこが「鷲津砦」と勘違いをしていました。

 

「切通し」を渡る「丸根の陸橋」

住宅街の向こうに見えるのが「鷲津砦」と思いきや森の向こう側でした

 

「鷲津砦」の場所が特定できず諦めかけて「新幹線」と「JR東海道本線」沿いの道まで下りてくると、JR「大高駅」の東側に「鷲津砦公園」の案内が立っていました。非常にラッキーなことで辿り着くことができましたが、16時15分近くになり日没間近で林の中に入るともう日も差し込んでいませんでした。

 

「鷲津砦公園」碑

「鷲津砦公園案内図」

 

しかし、公園全体が「砦」跡のようでしたので、上へ上がっていきました。「鷲津砦」も、「丸根砦」同様に「織田信長」が「今川方」に対抗するために築かれた砦で、「大高城」までは約800mの距離です。

 

この砦には、「飯尾定宗親子」「織田信平」等500人が滞在していましたが、「今川方」の「朝比奈泰朝」等2000人の軍勢に攻められて殆どが討ち死にしています。

 

少し上っていくと「土塁」が取り囲んでいるようで、もう少し進むと「竪堀」のような切れ目部分がありました。

 

「鷲津砦」の「土塁」

「鷲津砦」の「土塁」

「鷲津砦」の「竪堀」

砦跡

 

頂上部分に近い所には「忠魂碑」が、少し離れて「鷲津砦跡」碑が立っていました。

 

「忠魂碑」

「史跡鷲津砦跡」碑

 

そこまでいくともう、住宅街の道が見えている所でしたので、坂道を下りで「大高駅」方向へ進みました。

 

「坂道」には標識がありました

 

これで、今回の全て予定していたお城・砦を訪城できて非常に満足しながら、少し早めに「名古屋駅」に向かうことが出来ました。

 

帰りも、「近鉄名古屋駅」から「近鉄電車」に乗車しましたが、特急「アーバンライナー」には乗らずに「急行」を「伊勢中川駅」で乗り継ぎ、「鶴橋駅」からJR「環状線」で「大阪駅」まで戻ってきました。

 

今回のお城巡りの旅は、「徳川家康(松平元康)」若かりし頃に関わったお城をテーマに訪城しました。

 

今までは「徳川家康」が将軍となる前後に、「天下普請」で築城した「徳川」のお城巡りがメインでしたが、今回は知らなかった「家康」若かりし時代の歴史を学びながらのお城巡りになったので、来年から始まる大河ドラマ「どうする家康」の前半にも興味を持ちながら見ることが出来きて、放映開始が大変楽しみになりました。

 

 

 

 

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