昨日より、全国お城の「石・石垣シリーズ」は、『「石」の使われ方』において「鏡石(かがみいし)」が見られるお城をお届けしていきます。本日は「関東・甲信越」のお城で見られるモノから掲載していきます。

 

鏡石」というのは、お城の重要な門(城門)で良く見られる、周囲の石とはけた違いに大きい石面を嵌め込んでいる石を言います。特に、門の脇や、桝形虎口の内部に見られることが多いです。

 

お城の城主は、入城する者に対して、権力を示したり、威嚇するような心理的効果を狙って据えました。それは、石を立てたり、複数に重ねたり、等間隔に並べたり、石に加工を施したりと色々な技法を用いたりしています。

 

大きなお城の大きな門の正面や桝形内の石の中には、その石を運んできたり、据え付けた人の名前を付けたりしているお城もあります。(例えば、「上田城の真田石」「松本城の玄蕃石」「名古屋城の清正石」「今治城の勘兵衛石」など)

 

一般的な「鏡石」は、曲線を描いた大きな石を言われることが多いですが、ここでは大きな門の脇に使用される巨大な「算木(*)」も採り上げて見ました。

 

また、私が採り上げたお城以外にも、「鏡石」があると思いますが、全てを捉え切れていないのをご了承ください。

 

※「既に投稿済み」をご覧になるには、テーマ別の『全国の「石・石垣」シリーズ』をご覧ください。

 

小諸城」(長野県小諸市)<二の丸跡「二の丸門」跡脇>

小諸城」(長野県小諸市)<本丸跡「鶯石」> 

※城主が通ったり、祝い事があると鶯の声で鳴いたと言われますが、この石は「鏡石」とは少し意味合いが違います。

 

上田城」(長野県上田市)<「東虎口門」脇の「真田石」>

 

松本城」(長野県松本市)<「太鼓門櫓門」入口脇の「玄蕃石」>

 

松代城」(長野県長野市)<「南門」跡脇に設置>

 

以下は、「江戸城」の城門に添えられた巨石です。本来言われる「鏡石」とは違いますが、将軍のお城「江戸城」を権威の象徴としてカムフラージュする為に、門の周囲に巨石を用いているので、採り上げました。

 

江戸城」(東京都千代田区)<「大手門」櫓門台の隅石や「高麗門」の脇石>

江戸城」(東京都千代田区)<「大手門」櫓門台>

江戸城」(東京都千代田区)<「下乗門」跡>

江戸城」(東京都千代田区)<「中ノ門」跡>

江戸城」(東京都千代田区)<「中雀門」跡>

江戸城」(東京都千代田区)<「下梅林門」跡>

江戸城」(東京都千代田区)<「桜田門」櫓門台>

江戸城」(東京都千代田区)<「桜田門」櫓門台>

江戸城」(東京都千代田区)<「平河門」櫓門台>

江戸城」(東京都千代田区)<「清水門」櫓門台と「高麗門」脇石>

江戸城」(東京都千代田区)<「清水門」櫓門台>

江戸城」(東京都千代田区)<「田安門」櫓門台と「高麗門」脇石>

江戸城」(東京都千代田区)<「田安門」櫓門台>

江戸城」(東京都千代田区)<「田安門」桝形内>

江戸城」(東京都千代田区)<「北跳門」高麗門脇石>

江戸城」(東京都千代田区)<「半蔵門」高麗門脇石>

江戸城」(東京都千代田区)<「和田倉門」二の門跡>

江戸城」(東京都千代田区)<「馬場先門」跡>

江戸城」(東京都千代田区)<「日比谷門」跡>

江戸城」(東京都千代田区)<「赤坂門」跡>

江戸城」(東京都千代田区)<「四谷門」跡>

江戸城」(東京都千代田区)<「常盤門」跡>

江戸城」域(東京都港区)<「高輪大木戸」跡>

江戸城」域(東京都中央区)<「浜御殿表門」跡>

 

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