全国お城の「石・石垣シリーズ」は、『「石」の使われ方』において「鏡石(かがみいし)」が見られるお城をお届けしています。本日は「近畿(2)」として「大坂城」で見られる「鏡石」を掲載します。

 

「大坂城」の鏡石は、巨石揃いで、日本一の「鏡石」の宝庫だと思います。従いまして、3回に分けて紹介をしていきたいと思います。まず1回目は門内に据え置かれている「巨石の鏡石」ベスト5をお届けします。

 

鏡石」というのは、お城の重要な門(城門)で良く見られる、周囲の石とはけた違いに大きい石面を嵌め込んでいる石を言います。特に、門の脇や、桝形虎口の内部に見られることが多いです。

 

お城の城主は、入城する者に対して、権力を示したり、威嚇するような心理的効果を狙って据えました。それは、石を立てたり、複数に重ねたり、等間隔に並べたり、石に加工を施したりと色々な技法を用いたりしています。

 

大きなお城の大きな門の正面や桝形内の石の中には、その石を運んできたり、据え付けた人の名前を付けたりしているお城もあります。(例えば、「上田城の真田石」「松本城の玄蕃石」「名古屋城の清正石」「今治城の勘兵衛石」など)

 

一般的な「鏡石」は、曲線を描いた大きな石を言われることが多いですが、ここでは大きな門の脇に使用される巨大な「算木(*)」も採り上げて見ました。

 

また、私が採り上げたお城以外にも、「鏡石」があると思いますが、全てを捉え切れていないのをご了承ください。

 

※「既に投稿済み」をご覧になるには、テーマ別の『全国の「石・石垣」シリーズ』をご覧ください。

 

 

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.1の巨石「蛸石」、36畳・59.4㎡、108トン、幅70㎝、1624年岡山藩池田忠雄担当で備前産の花崗岩を使用、桜門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.1の巨石「蛸石」、36畳・59.4㎡、108トン、幅70㎝、1624年岡山藩池田忠雄担当で備前産の花崗岩を使用、桜門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.1の巨石「蛸石」、桜門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.1の巨石「蛸石」、この部分が蛸の模様になっているので命名された>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.2の巨石「肥後石」、33畳・54.2㎡、京橋口門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.2の巨石「肥後石」、33畳・54.2㎡、京橋口門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.3の巨石「振袖石」、33畳・53.9㎡、桜門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.3の巨石「振袖石」、33畳・53.9㎡、桜門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.4の巨石「大手見付石」、29畳・48.0㎡、大手門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.4の巨石「大手見付石」、29畳・48.0㎡、大手門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.5の巨石「大手二番石」、23畳・37.9㎡、大手門内>

大坂城」(大阪市中央区)<城内NO.5の巨石「大手二番石」、23畳・37.9㎡、大手門内>

 

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