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さて、3月17日(金)~19日(日)の3日間、大阪モーターサイクルショー2023が開催されました。
ツーリングシーズンの到来を告げる、言わば「ライダーの春の入学式」のような存在がこの大阪モーターサイクルショー(以下、モタサイ)だと僕は思っています。
そして例年、1日だけの参加では足らず複数日にわたって参加していますが、今年は17日(金)と19日(日)の2日間、インテックス大阪に足を運んできました。
というわけで、今回のブログは前・後編にわたって2023年の大阪モーターサイクルショーの模様をレポートします。
楽しかった!
結論から言うととても楽しく過ごせた今年のモタサイでした。
ただ、残念に思ったこともいくつかあって、先にそのことを述べておきたいと思います。
コロナ前の2019年のモタサイの出展数は約160社で、インテックス大阪の1~3号館を使って、それでも所狭しと開催されていました。
今年は、主催者HPでカウントした限り出店数は110数社で、3号館での展示は無し。個人的な好みで言うと、Ducati 、KTM、モリワキ、RSタイチなどが出展していなかったことなどは残念でした。
また、「フェリーさんふらわあ」などのフェリー会社の出展はあったものの、地方の自治体(県や市町村)の出展が無かったことも残念でした。
先日、大阪万博記念公園で開催されたサイクルモードでは、地方の自治体の出展エリアは盛り上がっていたのですが・・・
入場料金においても、2019年の入場料は前売り1300円/当日券1600円でしたが、今年は前売り1800円/当日券2200円。
色々なコスト急騰という背景があることは分かるのですけどね・・・
さらに、ステージトークショーや館外での試乗会やデモンストレーションなどのイベントも少なかったように思います。
コロナ禍で3年ぶりに開催された昨年は仕方ないにしても、今年はもう少し出展数も増えると予想していただけに残念と言えば残念な感じはありました。
それでもやはりモタサイはモタサイ。
桜の開花がどうかよりもモタサイの開催があるかどうかの方が大事なので、そういう点では開催してくれただけでも嬉しいことですし、興味深い新しいバイクを間近で見れて触れることもできたし、たくさんの知り合いの方たちと出会えて楽しい時間を過ごすことが出来ました。
このモタサイで知り合いの方と会えることが多いので、それはとても楽しみなのです。
来場者は去年よりも多かったようですし、例年通り、バイク情報番組・Like a windのブースは盛況だったし、ライクアウインジャーの皆さん、スタッフの皆さんともお会いできたことを含め、とても楽しかった時間を過ごせた分だけ、今は少しモタサイロスに罹患しています(笑)
主催者の皆さま、関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした。
モタサイで乾杯
会場のインテックス大阪は咲州(大阪南港)にあります。
来場者の多くは、バイクまたは車でここまで来るのだと思いますが、僕は毎年電車で来ることにしています。
最寄り駅は大阪メトロ中央線・コスモスクエア駅なので、僕の家からは乗り換えなしでここまで来れますし、乗っている時間は30分で行きも帰りも必ず座れるので楽チンです。そして片道330円なのでとってもリーズナブルです。
このようにバイクや車で来るよりも便利だということもあるのですが、電車で来る第一の理由はこれ(下の写真)です。
毎年、ここでツーリングシーズンの始まりに向けて乾杯することことが楽しみなのです。
冒頭、出展数が少ないことに触れましたが、昨年は無かった中庭スペースでのキッチンカーが今年は出ていて、かなりの行列が出来ていました。
これって、やはりモタサイの風物詩の一つですよね。
僕は富士宮焼きそばを食べましたが、美味しかったです。
ただ、生ビールの販売があればなあ~という感じはしますね。
さて前置きが長くなりましたが、このあと各ブースを紹介していきます。
今回は2日間で400枚くらいの写真を撮りましたが、さすがにここでそのすべてを掲載するわけにもいかないので、私的な好みで写真を厳選して紹介することとさせて頂きます。
国内メーカー
ホンダ/HONDA
CB1300スーパーボルドール
今年2月の九州ツーリングでご一緒した方が乗っておられたことで、急に興味が湧いてきたバイクがこれ。跨っただけでも安定感の凄さを感じます。
個人的な好みでいうと、メーターがデジタルでだったらさらに興味が湧いたかもしれません。(これはアナログだからいいのだという意見があることは重々承知していますが)
XL750 TRANSALP
アドベンチャー好きの僕としては、このバイクも気になります。サイズ的には自分にピッタリの感じがしますね。
昔を思い出す「XL」のネーミングにも好感が持てました。
モンキー125
ダックスと並んで高校生の時を思い出す可愛いデザインのバイク。
お金と置く場所に余裕があったらぜひ欲しい1台です。(跨ってみたかった)
ヤマハ/YAMAHA
トレーサー9GT
自分が乗っているバイク(MT-09トレーサー)の進化系モデルだけに最も気になる1台。やはりすごい進化を遂げていると思いますね。
ただ、純正パニアがイマイチで・・・(笑)
でも欲しい1台であることに変わりなしです。
TRACER9 GT - バイク・スクーター | ヤマハ発動機
XSR700
リッタークラスのバイクへの思いは持ちつつ、650~800ccクラスのバイクで十分なんじゃないかとも思い始めた昨今。そのクラスでは興味ある1台がコレです。
跨ってみて、サイズ感もちょうどいいと感じました。
色んなシーンにもオールマイティに対応できるんじゃないかと思えるバイクです。
XSR125
今後、新たに125ccクラスのバイクを買うなら、ホンダのハンターカブを買うつもりなので、正直言って興味がないクラスなのですが、この質感とデザインには唸りました。
この質感とデザインで250㏄が出たら買うかもわかりません(笑)
今年、国内販売予定らしいので要チェックですね。
カワサキ/KAWASAKI
Ninja1000SX
今年、友人のバイク(Ninja ZX-25R)を借りて九州・大隅半島周辺を走り回ったことがきっかけで興味が出てきたSSモデル。
Ninjaという流れでは、もちろん「H2 SX SE」には興味があるものの、当然それは高嶺の花すぎるので現実的にはこれかなと思い、今回のモタサイで跨れることを楽しみにしていました。
もし今、買い替えるなら第一候補はこれになるでしょうね。
前傾の度合い、完璧にしっくりくるライディングポジションはまさしく求めていた感じにピッタリ。(そういう意味ではホンダのCB1300SBもいい感じでしたが)
今後、財布との相談になるかもです(笑)
Z H2 SE
もう一台、カワサキで興味が湧いたのがこれ。
高校生の時、中型免許を取って最初に乗ったバイクがZ400FX、その後がZ250FTということでZシリーズへの思いはそれなりに強かったのですが、リターンする時にアドベンチャー系に乗ってしまったことで、ネイキッドに視線を向けてきませんでした。
残念ながらNinja H2SXSEには跨れませんでしたが、「こっち(Z H2 SE)もええんちゃう?」というインスピレーションを感じたのはただの偶然ではないような気もしています。
スズキ/SUZUKI
GSX-S1000GT
スズキのバイクに興味がないわけではありませんが、僕のバイクライフの中で唯一所有経験が無いのがスズキのバイク。なぜかこれまでに購入の候補に挙がったことはありませんでした。
ただ、その中で気になったのがこのバイク。ロングツーリングにはもってこいの感じがします。今後、バイク買い替えの大穴になる可能性ありです(笑)
製品概要 | GSX-S1000GT | 二輪車 | スズキ
Vストローム800DE
そして、もう一つ気になったのが、Vストローム800DE。
「V」と言いながらもパラレルツインのエンジンを積むVストローム。
Vストロームと言えば、Vストローム650は名車の誉れ高いですが、その後継車になるのかな? 跨ってみたかったですが、叶いませんでした。
製品概要 | Vストローム800DE | 二輪車 | スズキ
海外メーカー
冒頭にも書いた通り、DUCATIやKTMの展示が無い中で、BMW、トライアンフ、ハーレーダビッドソンなどが出展を行っていました。
BMW
R nine T スクランブラー
去年のモタサイで、R1250RSが良いな~と感じたわけですが、今年のBMWで僕の心を揺さぶったのはこれですね。
Heritageというシリーズながら、斬新さも感じるし、何よりこのワイルドな感じが大好きです。
この「スクランブラー」というカテゴリーに興味を持っているのですが、DUCATIの展示が無く、トライアンフにもスクランブラーの展示が無かった中で、このR nine T スクランブラーが光って見えました。
R nineT Scrambler | BMW Motorrad
C400GT
そして、今年のBMWで気になったのが、スクーター・C400GT。
質感が抜群にいい感じです。今はまだスクーターに乗る気は無いのですが、もしスクーターを買うのなら有力な候補になるかなと思いました。
トライアンフ/Triumph
BONNEVILLE T120
美しく上品な正統派のトラディショナルバイク。
カワサキのW800もやけど、こういうデザインのバイクはいつまでもこうであって欲しいと思います。あと5~10年したら絶対欲しくなるバイクだと思いました。
https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/classic/bonneville-t120
SPEED TWIN 1200
BONNEVILLE T120と並んで「美しい」と思えたのがこれ。
黒基調のカラーリングにオレンジのタンクが映えていて本当に美しいですね。
やはりBONNEVILLEシリーズはいいですね。
https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/classic/bonneville-speed-twin-1200
ただ、トライアンフでは、スクランブラーの展示が欲しかったな~と。
シリンダーからリアに向けて真っ直ぐに伸びるあのマフラーがカッコよくて、ぜひ間近で見てみたかったし、跨ってみたかったので残念です。
【付記】
トライアンフには「笑顔アクセル全開のTriumph-Lady・両澤ちようさん」がいました。
彼女のことは、後編(Like a windの項)でまた述べたいと思っています。
ブログ後記
ということで、前編はここまで。
前編の最後に「もし今、有り余るお金があって、MT-09トレーサーを乗り換えるとしたら」という想定でベスト3を発表(そんなに大袈裟か!笑)したいと思います。
第1位 カワサキ Ninja 1000 SX
第2位 ホンダ CB1300 スーパーボルドール
第3位 ヤマハ トレーサー9GT
ホントは、カワサキ Ninja H2 SXSEと言いたいところなのですが、やはり高価すぎるのと、所有されている方に聞くとかなり前傾でロングツーリングはしんどいかもというお話しでした。
そして、その方の前車はカワサキ Ninja 1000 SXだそうで、適度な前傾がとても乗りやすかったとも仰っていたので、それをお聞きして、かつ自分自身で跨ってみた感想も含めてNinja 1000 SXが第一位となりました。
後編は、バイクメーカー以外のレポートをしたいと思います。
(つづく)
今回もありがとうございました!