走って転んで立ち上がって

寂しさの紛らわし

出発三日前の夜

 

あと3日か、と長い1ヶ月の終わりに息をついた。
どうやら私には1ヶ月という準備期間は長すぎたらしい。ここ2週間ほどはただの屍と化していた。鉄は熱いうちに打て、という言葉どおり、もう少し威勢が良い時に出発するべきだった。
今は実感が湧かずに出発日までただ日にちを消化しているだけだ。
この落ち着き具合はなんだろうか?余裕か?いや何も考えていないせいか。
ベトナムでの生活のおかげが海外生活に対する不安はあまり感じない。
なんとか出来る自信が少なからずついたのだろう。ベトナム生活を終えたことによる心境の変化に気付いていなかったが、こういう所で明らかに昔の自分よりも気持ちの安定さが増した。

 

まだ、オーストラリアでの生活がよく想像出来ない。スケジュールを聞いていても情報が宙に浮いている感じがする。ある意味とても穏やかな気持ちだ。特に期待もないし、不安もない。今の生活のままでも充分なんじゃないかとも思う。しかし、結局私は出ずには居られなくなるのだ。何でそんな気持ちになるのか言語化するのが難しいが、どうしても「このままではいけない」気がするのだ。
もっと違う生き方があるんじゃないかとか何かに抑圧されているように感じるのだ。
それは私の中にチリチリと燻り、やがて燃え広がった。

 

この気持ちは世の中を渡っていくために作られた虚構の自分から開放されたいということかもしれない。
私はこれまでの人生で自分の気持ちを素直に表現することをしてこなかった。覆い隠して我慢してを繰り返し、何にも感じないふりをするようになった。その癖が積み重なって今は物事に対して感度が鈍くなってしまった。
この感度を高めていくということは諸刃の剣で、自らにダメージを食らう可能性も高い。
それでも私を覆いつくしていた壁が壊れようとしているのか、本能的に虚構の自分で生きることの限界が来ていることを悟った。

 

これからの生活は自分の壁をとっぱらって丸腰で物事に立ち向かっていきたい。
傷ついて嫌で泣いて喚いて落ち込んでどうにもならない事態になる予想はついているが、それでもしなければ長年の癖は抜けないと思う。
とにかく自分に嘘をつかないこと、喜怒哀楽を表現していくことを目標にしていきたい。

 

オーストラリア生活における記録開始

オーストラリアでの出発日まであと2日と迫った。
ベトナム生活時代にはできなかった自分の気持ちの変化とか日々のことを出来る限り書き留めておきたいと思い、このブログをオーストラリア生活ブログとして再開したい。

 

本当は新しいブログを始めようと思ったのだが、このブログの有料会員期間がまだ残っておりもったいないのでこのまま続けることにした。
いや、正直にいえば3月で1年間の有料会員期間が切れるはずが私としたことが失念しており、1年の自動更新がされていたというのが事の顛末である。
このまま放置するのは有料会員としても割に合わないので、このブログのまま再開する。
長らく文章を書いていなかったせいか、文脈とか言いたいことや表現がゴチャゴチャだ。そして、例のごとく文章が堅い。
自分が伝えたいことを適切に伝えたいという気持ちが強すぎて、力が入りすぎている気がする。こういう文体も今後変化していくのだろうか。。

 

今までブログは顔見知りの人達には伝えていなかった。
理由は恥ずかしいからだ。
なぜ恥ずかしいのかというと、私はコミュニティによって自分のペルソナを使い分けたがる所があって、そのペルソナによる自分に対するイメージを壊されたくなかったからだ。
端的にいえば、素の自分を見せるのが怖いということだ。
でも、もうそういうのを辞めていこうという理由でワーホリに行くのだからこのブログも顔見知りを含めて公開できるようにしていくべきだと思った。

 

どこまで続けられるか分からないが短文だとしても自分の気持ちを書き留めていきたい。

本帰国しました。

9月の記事から日が空いてしまいましたが、私は9月末で日本へ本帰国しました。

理由はこの国で今いる環境から抜けてもっと成長できる環境に行きたいと思ったからです。
正直、仕事に出世とスキルアップの限界を感じていました。
どうしようか…日本に帰るか…でも他の国にも行きたいなという気持ちが芽生えました。
この事は去年の4月くらいからもう考えていました。
テト正月(2月)ぐらいまではベトナムで頑張りたかったのですが、1度気持ちが切れてしまったのか仕事に行くのが辛かったです。
するとちょうど大家さんからアパートを売却したから9月で退去してもらいたいという話が舞い込んできたので、そのタイミングで本帰国することにしました。

今後は英語圏に行くことを目標にしばらくは日本に留まる予定です。

もう帰国してから2ヵ月半ほど経って自分の心身の変化としては、
1.髪の毛に艶が出た。
2.ニキビがほとんど出なくなった。
3.衛生的な問題にシビアでなくなった。
4.精神的な余裕で出来た。
です。
特に水質の問題は大きかったようで、上記3つ目までは全部水に関することです。

ベトナムでは髪を洗っても手ぐしが通らず傷みまくってました。ヘアオイルを付けてもトリートメントしてもどうにもなりませんでした。
しかし、日本に帰ってきてから艶が戻り髪がサラサラになり、肌にもハリが戻り若返ったと言われるようになりました。
やはり自分は日本人なんだなーと思わずにはいられない体調の変化でした。
あとは言語面でも母国語で意思を伝えられるのはストレスフリーですね。

ただ、こちらに帰ってきて思うのは私が都市部にいるからかもしれませんが、満員電車がストレスフルです。

ほんとに人が多過ぎて毎朝嫌になります。
あとは時間に厳しいですね。
ちょっとの時間でも待てない人が多すぎます。

今は接客業で働いていて、コツコツと貯金を増やす毎日です。


このブログにて新しい章を開くか、また別のブログを開設するかは悩み中ですが文章を書く事は続けたいです。
やっぱり自分の思っていることを文章化して残しておきたいのです。

今はブログにするネタがあんまりないので更新が止まってしまいますが、読んでくださる方やメッセージを送ってくださった方本当に励みになります。

小休憩ということで再開までお待ちくださいませ。

【そうだ】ベトナム旅行の準備と注意【ベトナムに行こう!】

 

 

もうすぐ私の友人たちが初ベトナム旅行に訪れるとのことで、初心にかえってベトナムに持ってきた方が良いものと注意した方が良い事をまとめました。

 

 1. 海外保険に加入しておくこと(おすすめはエポスカード自動付帯保険)

予期せぬ事故、病気に備えて加入をおススメします。

ベトナムの公立病院は野戦病院のような環境は劣悪なので、外国人ではとても受診する気にはなれません。

外資系私立病院に行くことになりますがかなり高額です。転んでちょっと縫っただけで15万円くらいかかります。

しかも保険に入っていない場合は診察前に前払い金を請求されることが多いです。

また、衛生環境の悪さから日本人はお腹をやられる人が多いので、万が一のために海外保険の加入を強く勧めます。

 

 

 2. 日焼け止め

日差しやばいです。

日本に比べると圧倒的に日焼けのリスクが上がります。

女性はできるだけ日焼け止めを塗って日焼け対策をした方が良いです。

 

 

3. 歩きやすい靴と羽織るもの

ベトナムの歩道は整備されてなくて歩きにくいのです。段差が結構あるからスニーカーがおススメです。

現地人でスニーカーを履いている人はほとんど見かけませんが…(大体はビーサン)

それはみんなバイクに乗ってしまって歩かないからですね!

外国人が街中を歩くとなるとかなり険しい道になります。

 

また、店内はクーラーが強めで場所によっては寒いです。羽織るものあると便利。

 

 

4. 水道水は飲めません。

水道水は衛生上飲めないので、ミネラルウォーターを飲みます。ホテルは無料で部屋にミネラルウォーター置いてあります。

足りないといえば補充してくれると思います。

コンビニでも500mlで8,000 VND(40円)ほどで購入できます。

 

 

 5. 貴重品の置き引き、スリ、ひったくりに注意、リュックサックは危険!

スマホだと特にiPhoneが狙われやすいです。道端にいたところを走ってきたバイクにひったくられる事案がよーく起きてます。

ショルダーバッグ、リュックサックともに危険です。

とにかく体の後ろ、背面は気が付きにくいのでいつのまにか開けられてスマホを抜き盗られた等の被害を聞きました。

 

見た目的にダサいかもしれませんがウエストポーチの安全性が高いんじゃないかと思いました。

お腹側に荷物があればいざとなれば手で押さえられますし、腰に付けているので簡単にはひったくれないと思います。

本当は上着の下に見えない様に付けるのが一番らしいのですが、対策となるとキリがないですね…

 

財布もスられたり、金額をごまかされたりするので財布を近くで出さない、金額はきちんと理解、確認すること、

もしくは財布を持たずにポケットにそのまま紙幣を入れるのもいいかもしれません。

ベトナムドンに限った話ですが…ベトナムでは硬貨がほとんど出回っておらず、紙幣でのやり取りになります。

私は未だにベトナム硬貨を見たことすらありません。

現地人も財布を持っている人の方が稀で、大体カバンやポケットにそのまま紙幣を突っ込んでいます。

財布から紙幣を出すところを見せると相手に所持金額を把握されて、金額を多額に要求されかねないです。

必要な分だけ紙幣をポケットに入れて管理するのも良いと思います。

 

 

 6. 屋台や路上の食べ物は極力食べない方がいい。

日本の清潔な食事に慣れていると、こちらの食べ物で胃腸の不調に繋がることがあります。

屋台や路上店は特に衛生観念が低いので、なるべくきちんとしたお店で食事されるのを勧めます。

 

 

 7. 流しタクシーはぼったくりに遭う確率が高い。

ベトナムで有名なタクシー会社と言えば、VINASUNとMai Linhです。

どちらもベトナムでは非常に有名なタクシーで、「ベトナム タクシー」で検索すると他のブログで丁寧に情報がまとめられています。

ホーチミンは上記のタクシー以外だとFUTA TAXI(オレンジ色)とVINA TAXI (黄色)のタクシー会社が追随しているという感じです。

これら以外のシンプルすぎるタクシー(塗装がシンプルで電話番号しか載っていない)は怪しいです。

大きな会社のタクシーほど、つけているステッカーや広告もあって外装がごちゃごちゃしている印象です。

逆に塗装が少ないシンプルなタクシーというのは塗装費が賄えず、ケチっているのでその通りの外装です。

しかも、乗っている運転手が私服だったり身なりがよくないのはそれだけ意識も低いということです。

 

しかし、有名なタクシー会社でもぼったくりやスリに遭ったという被害を聞きます。

メーター以上に運賃を請求して来たり遠回りされたり、助手席に乗っていて支払おうとポーチを開けた瞬間に手を突っ込まれて100万ドン盗まれたとかタクシーに関するトラブルは枚挙に暇がありません。

暴行にあったという被害は稀にあります。

 

白ロム携帯を持っていたら、SIMカードを購入し電話番号を手に入れて下さい。

そしてGrabをダウンロードし、Grabを呼んだ方がトラブルは少ないと思います。

 

 

 

 

 

あると便利かもシリーズ

 

1.ウェットティッシュ

レストランで使い捨ておしぼりはありますが、有料です。

だいたい1枚2,000 VND(10円)ほどです。もし家族旅行など大人数で毎回使うとそれだけ金額も嵩むのでできれば自分で持ってきた方が安上がりです。

また、ベトナムのウェットティッシュは香料がきつく殺菌効果はほとんどないのでそういうのが苦手な人もできれば日本製の持参をおすすめします。

 

 

2. マスクや目薬

空気は日本より淀んでいます。

ホコリや砂ぼこりに弱いアレルギー体質の方はマスクや目薬を持参した方がいいですね。。

 

 

3. コンタクトレンズの洗浄液

ベトナムではコンタクトレンズはほとんど普及していないので、洗浄液は街中ではほとんど見かけません。

デパートや大きなメガネ屋さんには売っているらしいですが日本より高額です。

ホコリや砂ぼこりによってか日本に居た時より目が乾きやすかったり、ゴロゴロします。

保存液ではなく、洗浄液で管理した方が目には良いんじゃないかなと思います。

 

 

4. ジップロック

果物はそのまま包装紙がなく売っています。

屋台の食べ物でもそうですが、意外に袋がないので食べ物の保存にジップロックがあると便利です。

 

 

5. 胃腸薬

日本人は現地の食事でお腹を壊しやすいので不安な方は持って行った方が良いです。

 

 

6. 帽子と日傘

日差しが猛烈なので外を歩くにはあった方が楽かもです。

 

 

7. 室内スリッパやサンダル

裸足文化なのでスリッパとか高級ホテル以外は用意されてません。

安めのホテルだと誰が使ったかわからない共用のビーサンはありますが…

抵抗ある方は使い捨てスリッパやクロックスがあると便利です。

 

 

8. 手洗い用ソープ(持ち運び)

高級ホテルやショッピングモールではトイレにハンドソープはありますが、

ほとんどのローカルレストラン等はハンドソープが置いていないところが多いです。

ベトナムは手を使って食べる料理が多いので、手を洗いたくなります。

その時に自分のソープを持っていると手が洗いやすいです。

 

 

 9. スマホ充電持ち運びリチウム電池

稀にコンセントがあるカフェもありますが、街中で充電はほぼできません。

スマホ充電が切れると調べ物をしたり地図をみたりあらゆることが不便なので、

持っておくと充電切れの不安も払しょくできます。

 

 

 

 

 

 

 

社内ニート分析論~なぜ「仕事が暇」は苦痛を感じやすいのか~

 

社内ニートについて自分も経験あるので、今回は仕事が暇は苦痛であるということについて考察しました。

 

まず会社内の暇っていうのは、何やってもいいという暇ではありません。

会社はいわゆる自分の労働力を対価として賃金を得るところが前提で、そのためには仕事をすることが最低条件です。

ネットサーフィンをしたり、自分だけの文章を書くことは仕事ではないです。

仕事をしていないのに賃金をもらっている。職場のはずなのに私的なことをしている。

私的なことは原則してはいけない場所で、びくびくと恐れながら私的なことをしていることに疲れます。

 

いうならば、学生時代授業中にマンガを読んでいたら先生に怒られますよね。

それは授業は勉強する場であるという前提があるからです。

学生時代は授業中に勉強以外の私事をしても自分のテスト成績や生活態度評価に影響されるだけであって、他のクラスメイトにはほとんど影響がないですよね。

他人が授業中にマンガ読んでるって気がついても自分に影響なかったら別にいいやって思いますよね。

 

でも、決められた時間に決められた仕事をすることによって賃金を得ているということが会社と学校の違いです。

勤務時間のはずなのに、たくさん仕事をこなして賃金を得ている人と、仕事せずに私的なことをしていても給料がもらえるって理不尽じゃありませんか?

勤務時間内での行動の差があるのに両者とも賃金が保障されているってきちんと仕事している人から見たら、不愉快に思える案件じゃないでしょうか。

完全実力報酬や年俸制の職場なら全然気にならないでしょうが、そうでない年功序列型の職場だったら最悪ですよね。

 

だから、気まずいんです。

 

社内ニートっていうのはこの事を意識しちゃってると思うんですよ。

そうじゃなかったら、仕事するふりなんてしないで堂々とスマホゲーム位できるでしょう?

そういうことをしないのは職場は仕事をする場所であるという集団心理に何とかして適合しようとしているのです。

やるべき仕事が全然ないのに無理やり仕事を作ったり、引き延ばしたりするのは無意味であると分かっていても仕事している’’ふり’’をやらざるを得ないんですね。

集団心理に屈さずに暇だからと言って、スマホゲームまでできるというならばそれは別の意味で鋼の精神の持ち主です。

あからさまに私的なことをすれば勤務態度が悪いということで、解雇される危険性もありますし。

いくら私的なことをすると言っても、やり方や限度が伴うのでこの微妙な暇つぶし方が難しいし、結構神経使います。

日本人は特に周りの目を気にするじゃないですか。

暇つぶしには色んな過ごし方があると思うんです。

 

・メールでひたすらブログ記事を書く

・ネットサーフィンをする

・資格勉強

・エクセルやワードを開いたり閉じたり

 

仕事していないことがばれたくないという焦る気持ち

周りから悪く思われたくないという他己評価を気にする気持ち

仕事をしなければならないのに自分だけしていないという罪悪感

時間だけ拘束されてひたすら無意味な作業をしていることでの自己喪失感

 

社内ニートで苦しめられる人っていうのは大体真面目で、従順な人です。

暇じゃん!ラッキーなんて思う人は社内ニートでも全然悩まないのですよ。

割り切れる人も強いです。

でも、自己奉仕的で社会貢献したいと思っている人、承認欲求が強い人が社内ニートやると頭狂いそうになりますよね。

拘束された時間内で、無意味な事をひたすら続けているってことが地獄です。しかも、評価もされないし貢献もしていない。

 

私はすぐ終わる仕事に対して時間をかけて引き伸ばしたり、無理矢理作り出すことがもうバカらしくて一番苦痛でした。

私の職場は特に業務効率を上げることを目標にしていたので逆行した行動をすることによって、わざとバケツに穴をあけて水をくみ続けてるような徒労を感じました。

 

そうすると頭が腐ってくる気がするのですよ。

人間やっぱり目標があってそれに向かって達成するとか目的・理由がないと脳みそが喜ばないというか。

 

勤務時間として強制的に拘束されているのがツラいですよね。

これが何してもいいです。それだけで給料支払います。だったらみんな飛びつくでしょうけど。

社内ニートって何してもいいわけじゃなくて、ここに微妙な集団心理へのアプローチと見えざる禁忌事項との闘いがあるから疲労感が半端ないです。

ゆっくり真綿で首絞められていくような精神的摩耗感があります。

 

あなたに若さがあり、今後もステップアップしていきたいという気があるのなら、社内ニートはすべきではないです。

社内ニート状態が続くようであれば、さっさと転職してしまった方がいいと思います。

時間がもったいないですよ。仕事すべき時に延々とネットサーフィンとかそんなのプライベートでいいです。

授業中に学ばなかったら成績が落ちるのと同じように、仕事中に何も学べなかったらスキルなんて体得できないしむしろ知能が落ちていく気がします。

20代って色々学ぶべき時期なんじゃないでしょうか。

 

家族もいるし簡単に転職できる状態じゃないという方は割り切るか、スキルアップのための勉強をするか、どうしても我慢できなかったら転職サイトに登録して水面下で転職活動を行うのはどうでしょうか。

エージェントから話を聞いてもらって自分の市場価値が認識できると転職してもしょうがないなと思うし、結局ここに留まる方がいいんじゃないかと割り切りやすくなると思います。

 

 

自分ができる範囲以上の仕事をやらなくてはいけない激務の仕事も本当に厳しいです。

ですが、社内ニートって激務とはまた違ったツラさがあると思います。

 

これもこれでしんどいんだということを分かって欲しいです。

 

仕事が暇できついという愚痴や相談に、暇で良いじゃんなどと言うのは社内ニートで真剣に苦しんでいる人には非常に傷つきます。

この心情を吐露するというのはもうできる限りのことをやりつくした状態です。

異動希望を上司に相談したり、デスク周りの整理やマニュアル作り等考え得る仕事はやってしまった状態での社内ニートは相当きついです。

そういう場合は結構追いつめられた状態で、自信も喪失しています。

ちょっとでも話を聞いてくれるだけでも楽になるので、暇なのに何で悩むのかということは言わないでほしいなあと思います。

 

 

 

 

【ベトナムタクシー】タンソンニャット空港でぼったくりタクシーに遭った話【高額ふっかけ】  

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先日の話です。

ぼったくりタクシーの話は散々聞いていましたが、

今回初めて出会ったのでそのことについてお話しします。

結論からいうと50,000 VND(¥250)ほどの被害で済みました。

 

ベトナムで大体トラブルに遭うのは金銭的なトラブルです。

その中でもタクシーのトラブルはめちゃくちゃ多いです。

外国人だからって足元みて高額を吹っかけてきます。

 

タクシーでは数千円程度の被害です。何万も盗られることは稀です。

正規価格に慣れている私たちにはこのようなぼったくりはトんでも案件です。

 

私は今でもちょっとムカついています。

お金におおらかになれればいいのですが、

受けたサービス以上の対価は支払いたくないと思っています。

なお、ベトナムはチップの習慣はありません。

 

ムカついているのはお金と言うよりは、隙あらばふっかけてこようとするその魂胆が許せないのです。

 

今回私がぼったくりタクシーに出会ったのはタンソンニャット国際空港到着口の正規タクシースタンドです。

到着口から出て左にずーっといくと「TAXI STAND」があります。

ここは正規タクシー会社の乗り場です。

ここ以外の到着口付近で客引きしているのは個人の言い値で走るタクシーです。

この個人タクシーはぼったくりに遭う確率が非常に高いです。

こういうタクシーは最初に納得できる言い値で交渉が成立したと思ったら降りる際に全然違う金額にしてきたりとても悪質です。

もっと悪質だと車内後部座席のドアノブをロックをし、内側からは開けられない様にして支払うまで降ろさないタクシーもあります。

 

なので、正規タクシー会社の乗り場から乗ったはずなのですが…

ベトナムでの二大有名タクシー会社の「Vinasun taxi」と「Mailinh taxi」ではなく、

「Vina Taxi」という黄色車体のタクシーに乗りました。ベトナムでいう中堅タクシー会社です。

荷物が多く疲れていたということと、正規タクシー会社の乗り場ということで安心していました。

乗り場には黄色シャツを着た案内員がいて、「どこに行く?」と聞かれカードに番号と日付を書かれ渡されました。

 

運転手が出てくると助手席を案内されました。

しかし、私はボストンバッグに肩掛けバッグ、お土産の入った大きな袋を持っていたので狭い助手席に乗りたくありませんでした。

と同時になんで助手席に案内するのか不審だなと思いました。

助手席で財布を出したら財布に手を突っ込まれお札を盗られたという事案を聞いたことがあるので、運転席に近い助手席には座りたくなかったのです。

 

運転手は「どこから来たの?」「どれくらい滞在するの?」と英語で聞いてきました。

何の気もなしに雑談をしていると空港出口に差し掛かりました。

ここでは空港使用料として10,000 VNDが取られます。

 

すると運転手は「空港使用料に150,000 VND」かかると言い出したのです!これは普通の15倍の値段です。

(あ?そんな高いわけないだろ!)と心の中で悪態をつき、「No, No!」と言ってお金を払いませんでした。

すると、今度はメーターを消したではありませんか!?

(こいつボる気だな!)確信しました。

 

下りてGrabでも呼ぼうかと考えましたが、荷物が多いので降りるのも面倒くさいなーと思いました。

メーターが消えたという事は完全に言い値での勝負です。

遠回りはされていない(メーターを切ったので運転手が遠回りしても利益にならない)ようだったので、このまま乗ることにしました。

 

運転手は「あなたの家までは渋滞だから400,000 VND」と言ってきます。そんなわけあるか!

何度も空港から家までタクシーで帰っているので、相場も分かります。

しかも渋滞なんてこれっぽっちもなってませんし、市内の渋滞は大体18時頃がピークです。

今はまだ16時なので道も普通に流れているではありませんか。渋滞だから高値を張るなんてのは詐欺です。

大体家までは150,000 VNDほどで、最大でも200,000 VNDは行きません。

どう考えても2倍以上の値段です。

 

非常に不愉快でした。

私もちょっと揺さぶってやろうと思い、「ここで降りる!降ろせ!」と強く窓ガラスを叩きながら言いました。

すると、「じゃあ300,000 VND」と運転手は言いました。

「いいや、250,000 VND」と私も譲りません。

それでも運転手は「270,000 VND」と譲りませんでしたが、最終的には250,000 VNDで落ち着きました。

しかし、250,000 VNDでも十分高く払いたくありませんでした。

 

財布を確認してみると、200,000 VND1枚と少額紙幣少々しかありません。

本当は100,000 VNDあったら、150,000 VNDを出してケリをつけたかったのですが仕方がありません。

どう考えてもお釣りが返ってくる様子はなく、200,000 VNDで片を付ける事にしました。

 

250,000 VNDからは負けてくれそうになかったので、自分の家から1kmほど手前で降りることにしました。

そうすれば短い距離になったから安くなって当然だろ!と胸を張って言えます。

予定通りの場所で降ろしてもらうようにします。

ドアノブを再度確認しましたが、これは正規タクシー会社の車で小細工はできませんのでちゃんと開けられます。

持っていた200,000 VNDを出して、スマートに降車します。

運転手は「250,000 VNDって言ったじゃん!」と不満そうです。

そんな顔は放って置いてサラッと降車しました。

降りてなんか言ってくるかな、と思いましたが運転手は諦めたのか降りてこずタクシーは街中に消えていきました。

 

多分、私が支払った200,000 VNDは運転手のポケットマネーになるのでしょう。

そんなにお金が欲しいのか、ほんとに意地汚いやつらだなと心の中では散々悪態をつきました。

録音や写真を撮っておけば良かったかなと後悔しましたが、タクシー会社が謝るわけないよなと思いました。

 

このように外国人だとみるとすぐにふっかけてきます。

正直、タクシー会社云々ではなく運転手のモラルに関わる話です。

有名なタクシー会社でも遠回りや盗難に遭った話はたくさん聞きますし、

どこでも悪質な運転手はいるものです。

きちんと仕事を完遂する運転手もいますし、そうやって真面目に働いている人が不憫です。

 

ベトナムで暮らし始めて約2年。

色んなタクシーに乗りましたがこんなぼったくりタクシーは初めてでした。

 

とにかくメーターを消すということは記録が残らず会社で精算していないので、

雇われ運転手のポケットマネーになること必須です。

 悔しかったらすぐに車を降りるか、言い値で交渉するしかありません。

日本人は特に舐められやすく良いカモになっています。

 

ベトナムタクシーが悪評なのはこういうドライバーが未だに蔓延っている点でしょう。

相場より高い値段をふっかけるならそれなりのサービスと運転技術が必要です。

そんなことも全くせずに、客をわざわざ不愉快にさせてさらに高い金を取るとは甚だしいです。

ドライバーたちは金欲しさにぼったくるのでしょうが、浅ましいとしか言いようがないです。

 

ベトナムは良い国だと伝えたいのは山々ですが、

こういうことが続くというのはやはり発展途上国なんだなと見下されても仕方がないところです。

今後はGrabで帰るべきだなと思いました。

 

ちなみに会社でこの話をベトナム人通訳にしたところ、彼女も空港から自宅に帰る際ぼったくりに遭ったらしく、

高額な空港使用料を請求されたとのことでした。

たまらず彼女の夫が「こういうことに我慢できないなら運転手をやめた方がいい。」と言ったそうです。

運転手らは客が来るまでタクシー乗り場で待機しています。

待機時間が長くなればなるほど、回転が悪いので1組の客からたくさん金をふんだくろうとしているのです。

しかし空港使用料は10,000 VNDと決まっています。

客がとれないからと言って、このようなセコいやり方は本当に気に食わないです。

 

 

参考までに下記はホーチミンでよく走っているタクシー会社のメーター料金基準です。

相場が分からなかったら、空港から行先までの距離を測って計算してみてください。

大体空港から市内中心部まで8kmで150,000 VND前後(¥750)で行けます。

400,000 VND(¥2,000)とか絶対にかかりません。とにかく日本円で1,000円以内で済みます。

それ以上は詐欺、ぼったくり等騙されている可能性大なので注意してください。

 

車種など車の大きさによって値段が若干変わります。

VinaSun Taxi

車種

初乗り

31kmまで

31km以上

Taxi Vios

11.000đ

14.000đ

11.200đ

Taxi Innova J

11.000đ

15.000đ

13.200đ

Taxi Innova G

12.000đ

16.000đ

14.200đ

 

Mai LinhTaxi

車種

初乗り

31kmまで

31㎞以上

Taxi Kia Morning

10.000đ

13.600đ

11.000đ

Taxi Huynhdai i10

10.000đ

13.800đ

11.500đ

Taxi Huynhdai Verna

11.000đ

14.800đ

11.600đ

Taxi Vios

11.000đ

15.000đ

11.900đ

Taxi Innova J

11.000đ

15.800đ

13.500đ

Taxi Innova G

12.000đ

17.000đ

14.500đ

待機時間

45.000đ/h

 

VinaTaxi

車種

初乗り

31kmまで

31km以上

Taxi Vios

11.000đ

14.000đ

11.000đ

Taxi Innova J

11.000đ

15.000đ

11.500đ

Taxi Innova G

11.500đ

15.500đ

12.000đ

Taxi Innova E + J-2015

12.000đ

16.000đ

12.500đ

待機時間

45.000đ/h

 

Sai Gon Airport Taxi

車種

初乗り

31kmまで

31㎞以上

Taxi Vios

12.000đ

16.500đ

12.000đ

Taxi Isuzu

12.000đ

16.500đ

12.500đ

Taxi Innova 

12.000đ

17.500đ

13.500đ

待機時間

45.000đ/h

 

 

 

 

 

久しぶりにベトナム人の優しさに触れた話~見ず知らずの外国人の頭の虫を取る~  

 

仕事終わり、近くのローカル飲食店でいつも通りに夕食を取っていました。

食事をしているとマネージャーらしき女性スタッフがやってきて、

私にスマホの画面を見せました。

 

そこには「あなたの頭に虫がいる」と英語で書いてありました。

何やら取るようなジェスチャーをされたので、

何か止まっているのかなと思い、はい、どうぞと言いました。

するとトイレに案内すると言われ、”大きい虫が付いているのかな…”と一気に不安になってきました。

 

頭を屈ませるとそのベトナム人が髪をすいて虫を取ります。

ん?大きい虫ではないのかなと不思議に思いました。

終わったかなと思い腰を上げるとNo No! と言われまた屈んだままの体勢に。

 

そして、取っているものを見せてもらうとなんと数ミリの白いうにょうにょした幼虫らしき虫が!!

え・・・マジで??と目を疑いました。

それも一匹どころではありません。5, 6匹ほど取られました。

 

ショックでした。

職場では何も指摘されませんでしたし、よりによってレストランの店員に言われるとは思いもよりませんでした。

しかも見ず知らずのベトナム人に髪についている虫を取ってもらうなんて。

そのマネージャーは他の店員が私の頭の虫に気が付き、報告してきたと言いました。

そして、見ず知らずの外国人の頭の虫をわざわざ取ってくれたという…

ちょうど耳の後ろにいたようで、私は痛くもかゆくもなく全く気が付きませんでした!

しばらくはここの店で食事を取れないですね…恥ずかしいです。

 

1人暮らしでは頭の後頭部はなかなか自分で確認できないので、盲点でした。

何度も言いますが、日本ではもし他人の頭に虫がいたとしてもとてもじゃないですが指摘できないですよね。

しかも、取ってあげるなんて絶対しません。

 

前に別のローカル料理店でも私が香草を避けてもやしだけを食べていると、となりのベトナム人のおじさんが

もやしだけを別皿で注文してくれました。

これも何も依頼していないのに隣で見ていたおじさんが注文してくれたのです。

久しぶりに一歩間違えるとおせっかい、上手くいくと親切で優しいベトナム人の特性に触れた気がします。

 

 

全部のチェックが終わって急いで店を出た後に原因を考えました。

なぜ今になってこんな虫が髪の毛にいたのか。

どこで虫は髪についたのか。

職場で毎日ベトナム人たちと至近距離で話しているけども全く指摘されなかったし

ましてや日本人からもそんな指摘もなかったし、通っているベトナム語教室でもそんな指摘はなかったし…

自覚症状も全くなく、原因がわからずさらに不安になりました。

というかこの虫はなんなのだ?それすらよくわかりませんでした。

 

ここはベトナムであり、ありえない予想外のことはたくさん起こります。

考え得る原因としてはGrabバイクの共用ヘルメットの可能性です。

不特定多数の利用者が使うバイクタクシーならあり得る話です。

私は今まで散々バイクタクシーを毎日のように利用してきましたが、

このような事態になるのは初めてです。

 

しかし、この日はGrabバイクには乗っていません。

あとは高い木の近くを歩いて店に行ったので風も強く煽られて私の髪の毛に付いたか?

いつから虫がいたのかすら全くわかりません。

 

さらに頭にこんなに虫がいたのは初めてでケジラミになったこともないので、

これがケジラミかどうなのかもよくわかりません。

 

自己判断ですがとにかくまだ虫がいたら困ると思ったので、

薬局でケジラミ駆除シャンプーを購入しました。

卵が産まれていても困るので目の細かい櫛を探しましたが、こちらは見つかりませんでした。

仕方ないのでコンビニでまあまあ細かい櫛を購入しました。

 

 

ケジラミ用シャンプーの色は赤くて少し水っぽかったです。

結構な赤みなので見た目の毒々しさが嫌でしたね…

とにかくこれを頭にもみ込みます。

そして、泡立てた頭のまま5分ほど置きます。

 

その後よく洗い流します。

結構泡は立ちやすくもこもこになりました。

泡のまま5分ほど放置することによって、虫は死ぬらしいです。

よく洗い流すと髪の毛がギシギシに…

やはり不安だったので、ケジラミ用シャンプーの後もいつものシャンプーを3回しました。

そしてリンスをつけて終了。

 

気が済むまで洗ったつもりですが、不安でなりませんでした。

ネットにあったケジラミの卵を参考にできる限り探して見てみましたが、それらしきものはなく…

見落としが怖いので櫛で何度も髪の毛を梳かしました。

 

よく見てみると自分の髪が傷んで毛先が白くなっており、一瞬卵のように見えて嫌でした。

頭皮近くや根元も確認してみました。

さすがに後頭部はよく確認できず、1人暮らしの辛さが身に染みました。

 

翌日信用できるベトナム人スタッフに頼んで髪の毛や頭皮を確認してもらいましたがそれらしきものはないとのこと。

会社のベトナム人たちはケジラミになったことはないようで、事の顛末を話すと信じられないというような顔をされました。

 

このシャンプーで2,3日洗髪し、1週間ほど頭の様子も見ていましたが、

どうやらケジラミではなかったようです。

その時何らかの原因で虫が頭についてしまったみたいです。

 

ショッキングな出来事でしたが、こうやってきちんと指摘してくれるのはベトナムならではだと思いました。

ベトナムにいて、理不尽なことがしばしば遭っても、こういう優しさに触れるとあぁベトナムに来てよかったなと思うのです。