玄米ご飯、胡麻塩、基本の出汁、味噌汁、おすまし、梅干し、漬け物と進んで来ましたが。
日本贔屓の外国人の方々にお勧めしたい日本食の宝はまだまだあります。
極め付けは日本茶です。
もう既に、パリやニューヨークでは日本のお茶がブームになっていて、日本茶を販売する専門店もありますし、美味しく日本茶が頂けるティーサロンもあります。
世界の中では、イギリスは紅茶です。
フランス、スペイン、ポルトガル、イタリアはコーヒーです。
18世紀、イギリスは紅茶が欲しいが為にインドを植民地にして阿片を栽培して、中国に売り付けてアヘン戦争まで起こしています。
その後、インドを紅茶の一大栽培地にしています。
フランス、スペイン、ポルトガルはコーヒーの栽培地を植民地にしています。
地中海沿岸ではオリーブオイルが大量に使われます。
乳製品も良く使われますが、脂肪を分解するのにコーヒーが使われているのです。
イギリスのサクッとしたパンやイングリッシュマフィン、ミートパイやテムズ川の鰻パイ、スコーン、ビスコッティには紅茶が良く合うのです。
バターにジャムにマーマレード。
イングリッシュブレックファーストには、薄い陶磁器ボーンチャイナのティーカップに紅茶が欠かせないのです。
何でもかんでも油で揚げて料理をする中華料理には烏龍茶です。
そして、圧倒的にお米のご飯には日本茶になります。
日本のお米は品種改良されてカリフォルニア米なんかは本当に美味しく、新潟や秋田のコシヒカリと何ら遜色無く頂けます。
このカリフォルニア米がどんどんアメリカ中に広がっていますが、ヨーロッパ各国にも広がりつつあります。
それと共に、日本茶も世界の人に飲まれ始めているのです。
お茶の中でも最も陰性なお抹茶は、グリーンティーとしてアイスクリームやパフェなどのスイーツにも使われていますし、日本蕎麦よりも茶蕎麦が欧米ではウケています。
世界の人が今後どんどんお米を栽培し、パン食から米食へと移行しようとしているのが現状だと言う事を日本人は良く知るべきなのです。
今や世界中の料理はどんどん進化を遂げ、栄養学的に、また化学的にも研究され発展を遂げています。
化学反応をさせたり、水素や窒素を使ったり、全く異次元なまでに各国の料理は進化しているのです。
特に不老長寿、longevityと呼ばれていますが、世界の富裕層は150歳まで、果ては永遠に長生きする事を視野に入れています。
それはそれで良いと思いますし、AI化、自動化と同じ様に食も思わぬ方向に進化して行くのだと思いますが、その対極であるであろう食べ方が、玄米のお茶漬けです。
残り物の冷たくなった玄米ご飯に中庸のお茶、三年番茶を注ぎ、梅干しに海苔、昆布の佃煮や漬け物、そして山葵を入れれば完成です。
玄米餅を焼いて、もしくは玄米煎餅のお茶漬けも美味しく頂けます。
玄米ご飯には、コーヒー、紅茶は合いませんし、コーヒー、紅茶の飲み過ぎはパン、クッキー、クラッカー、乳製品を引きますから、あまり飲まない方が賢明だと思います。
いずれにせよ、玄米ご飯を頂く時には三年番茶です。
もしくはほうじ茶でも構いません。
玄米おむすびに味噌汁。
もしくは玄米茶漬け。
お茶漬けはおすましを出汁にしても美味しく頂けますし、三年番茶やほうじ茶も合います。
また、番茶粥にしても美味しくなります。
いずれにせよ梅干し、漬け物は欠かせません。
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