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圧倒的不人気・・ 最も影の薄いシビックタイプR「EP3」

ek9の後継として世に出たのがEP3です。この車はイギリスの工場で生産されて日本に輸入されたという、珍しい経歴をもつ車です。

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200馬力越え! よりパワフルになったエンジン!

エンジンは先代のek9のB16B型からK20A型へ変更され、排気量も1600ccから2000ccへ増加しました。それに伴いパワーも185馬力から215馬力へアップしました。

車重は100kg増加したものの、パワーアップしたためパワーウェイトレシオは

5.85kg/ps→5.53kg/psになりよりスパルタンになりました。

VTECはi-VTECへと進化して、コンピュータによる制御がより細かくなり、先代では激しかった加速の切り替わり感がよりマイルドに変化しました。

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他の車でも滅多にみない特徴的な内装

バケットシート、momoステアリング、スポーティな赤を基調としたデザインは先代を踏襲していますが、なんといっても特徴的なのはシフトノブです

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なんとインパネから生えています(汗) もともとAT専用設計で、そこへ無理やりMT仕様にしたためにこの位置になったみたいです。見てくれはかなり不自然ですがハンドルとの距離が近く扱いやすそうではありますね(笑)

微妙すぎた販売台数

販売台数は5000台に満たず、後期型に至ってはわずか1000台ほどしか売れませんでした。日本メーカーの車なのに輸入車という微妙な立ち位置や、どことなくフィットぽくて丸くスポーティなデザインというには微妙な見た目が不人気な理由ではないでしょうか・・   スペック的にはかなりアグレッシブなんですがね・・。

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EP3の中古車相場

不人気だったこともあり、相場は安めです。

10万キロ修復歴なしでも150万円前後、10万キロ越えてくると100万円以下のものが多いです。おそらく歴代シビックタイプRの中では最もお買い得な型といえるでしょう。