3月上旬前売券買いこの週末にでも横浜ブルク13観ようかと考えていた橋本愛主演映画「早乙女カナコの場合は」が、



3月27日(木)終映になると前々日になって分かったので、大慌て予定組み最終日27日18時40分からの上映回観に行きました







NHK大河ドラマ「真田丸」での豊臣秀頼役同「鎌倉殿の13人」での畠山重忠役等に於ける清廉なイメージが強かった中川大志演じる長津田ダメ男っぷりギャップ面白かったですが、ヒロイン早乙女カナコの、就活&仕事邁進する一方でそんな長津田呆れつつも忘れきることができない複雑な女心の揺れを、橋本愛繊細さ或る種の凜とした佇まいを感じさせる期待どおりの演技力魅せていました
山田杏奈臼田あさ美中村蒼といった共演陣も、男女微細な綾好演してみせていました。
今回「早乙女カナコの場合は」は、「私にふさわしいホテル」と同じく柚木麻子小説基となっているとのことですが、「私に~」とは対照的淡彩な物語の展開ながら、心に静かな余韻の残る作品だったと思います。これが1か月足らずで終映になるとは、少々勿体ない気がしました

全般ランキング
全般ランキング


新宮~大和八木国道168号線・十津川村経由結ぶ所謂「日本一長い路線バス」には乗ったことがあるけれど(但し通しではない)、今回国道169号線経由果たしてどんな旅路なのか・・・・。

ツアー当日23日










新宮駅前を、







定刻より2分早発8時28分出発
意外女性参加客多かったのには一寸吃驚

熊野川渡り






熊野灘眺め

七里御浜での撮影タイム









前夜交通事故処理に伴う国道42号線交通規制による迂回渋滞巻き込まれつつも、


熊野市駅前通り


ユネスコ世界遺産鬼ヶ城9時40分着

35分間休憩時間急いで見学























売店覗いたら・・・・あったー大内山牛乳
10時14分鬼ヶ城発ち

一転していよいよ紀伊山地分け入り

















下桑原小休止
















11時37分着「下北山・きなりの郷」の、
「きなり館レストラン」で、
「下北春まなうどん・真菜にぎり」「真菜アイスクリーム」昼食



12時30分「下北山・きなりの郷」発ち



池原ダム寄ってから
























「道の駅 吉野路上北山」13時22分着
「上北山村地域おこし協力隊」お出迎えが。



配られたゐざさ「名産寿司詰合せ」を手に13時45分出発



和佐又口操車場峻険狭隘さ体感してから、













14時44分着「道の駅 杉の湯川上」最後休憩をとり、




14時56分出発
吉野川沿い進み




宮滝大和上市等を経て
橿原神宮前駅東口見やりつつ
予定時刻より3分早着16時27分大和八木駅南口到着

スマートフォンサイト上での予約変更その後予定繰り上げ経路変更し、大和八木16時50分発近畿日本鉄道大阪線・名古屋線大阪難波発特急「ひのとり」で、









18時29分近鉄名古屋着き


名古屋5分遅れ19時02分に発ったJR東海道新幹線博多発東京行「のぞみ44号」で、






品川には1分遅れ迄回復20時26分帰着


全般ランキング
全般ランキング

3月22日(土)和歌山県新宮向かう途中JR紀勢本線大内山途中下車2時間程過ごした後は(因みに15時前後に大内山を通過する筈と思っていた名古屋発紀伊勝浦行特急「南紀5号」はこの日は伊勢鉄道河芸構内でのポイント故障の為桑名で運転取り止めとなったとか)、






16時28分発多気発新宮行普通列車乗り




一駅隣16時32分着梅ヶ谷再び途中下車



何故此処で途中下車したかと云えば、大内山大関大内山想起させるのと同様駅名明治前半名力士である第十五代横綱梅ヶ谷(初代)及び明治末期「角聖」と謳われた第十九代横綱常陸山人気二分した第二十代横綱梅ヶ谷(二代)思い起こさずにはいられないから。


尤も大関大内山同じように横綱梅ヶ谷初代・二代共にこの土地とは所縁はないようですが。
しかし、力士四股名しかも横綱大関のそれと同名隣接して存在している例って、全国ほかにあるのかなぁ












駅周辺暫し散策






駅すぐ近く八柱神社眼に留まりました








梅ヶ谷駅新設記念碑






















戻り





名古屋買い求めておいた駅弁夕食




17時39分発亀山発普通列車で、

梅ヶ谷荷坂トンネル入り

海側へ。

紀伊長島














尾鷲辿り






九鬼の辺りでとうとう窓外に。

更に
熊野市等を経て




熊野川河口鉄橋渡って
19時46分新宮着





























から徒歩数分ホテル投宿










全般ランキング
全般ランキング

和歌山県新宮向かうべく3月22日(土)新横浜から、



9時13分発JR東海道新幹線東京発新大阪行臨時「のぞみ317号」乗車
乗った車輌高校生達一杯
今頃修学旅行でもあるまいに不審に思っていたら、甲子園球場開催中第97回選抜高校野球この日(大会第5日)14時00分から第3試合滋賀学園高校(滋賀県)と対戦する浦和実業学園高校(埼玉県)の応援団でした。


早め昼食摂って






10時33分着名古屋下車


名古屋から新宮向かうには、JR関西本線伊勢鉄道JR紀勢本線特急「南紀」利用常道ですが、今回は敢えて普通列車快速列車乗り継ぎ行くことに


まずは名古屋11時05分発関西本線快速列車乗り














木曽三川渡り







桑名





四日市







河原田





加佐登等を経て







定刻より3分遅れ12時11分亀山着


亀山来たのはいつ以来だったか・・・・。

慌ただしく12時16分発紀勢本線鳥羽行普通列車乗り継ぎ










阿漕


六軒

松阪等を経て








更に13時13分着多気で、


13時22分発紀勢本線新宮行普通列車乗り換え



















三瀬谷等を経て
























14時33分着大内山途中下車






何故大内山で下車したかと云えば・・・・。

その駅名が、昭和三十年大相撲五月場所千秋楽に於いて、敗れはしたものの横綱栃錦今なお好角家の間で語り草となっている大熱戦を繰り広げた大関大内山想起させるからです。


尤も茨城県那珂郡平磯町(現:ひたちなか市)出身の大内山(本名:大内平吉)この駅とは別段関係はないのですが、特急「南紀」此処を通る度気になっていました



先日元時津風(元幕内時津海)逮捕(時津風部屋を興した双葉山はあの世でどう思っているのだろう)、それに幕内德勝龍(現:千田川)横綱照ノ富士等の引退豊昇龍昇進誰一人として異を唱えようとしなかった横綱審議委員会、更には解説者北の富士さん逝去様々な要因積もりに積もって

子供の頃から長年テレビ桟敷で親しんできた大相撲に対する関心急速に消え失せてしまった今日この頃ですが(今開催中の三月場所についても中継・ニュース共に全く視ていない)、とはいえ上述栃錦と大内山の取組の記録映像は、その時代リアルタイムで体験していない者をも熱くさせるものがあります。

さて、この区間「南紀」ではなく普通列車通ったことも過去一度だけあるものの、その時既に陽が落ちしかも雨天その後の予定も詰まっていた途中下車困難で、今回漸く宿願を果たしました






















暫し駅周辺散策


近く理髪店老店主解説をしてくれました。









牛乳飲んでみたかったなぁ

全般ランキング
全般ランキング

と共に行った前月「一之輔・わさび・小痴楽 三人会」続き

3月20日(木・祝)午後今度1人関内寄席「三遊亭小遊三・林家たい平 二人会」聴き関内ホールへ。


















最初は、たい平の長男で5月に二つ目への昇進が決まっているという林家さく平による落語「一目上がり」

明晰語り口好感を抱きました。


続いて三遊亭小遊三による落語「蒟蒻問答」

飄々とした趣味わい深いものがありましたが、一方で、普段「笑点」大喜利で視ている小遊三比べ、心なしか大きさ老いを感じなくもありませんでした。


仲入りは、まず林家あずみによる三味線漫談

明るい漫談艶っぽい端唄取り混ぜられた愉しいひとときでした。


トリは、林家たい平による落語「抜け雀」

林家木久扇六代目三遊亭圓楽等の「笑点」元出演者更には老老介護等をネタにしたマクラ時に笑わせ時にしんみりさせた後本題では、人物&情景描写巧みさがやはり光っていました




当初計画段階では訪問後そのまま高崎戻り上越新幹線・東北新幹線帰途に就くつもりでしたが、ふと、前橋迄行くのなら併せて上毛電気鉄道上毛線初乗車も果たしたいとの思い頭をもたげ

再度叔父連絡帰りの送迎の変更を依頼したところ、乗り鉄の本領発揮だね苦笑しつつも了解してくれました。

さて16日(日)当日




まずは高崎9時06分発JR上越線・両毛線伊勢崎行普通列車乗り





















9時22分前橋着










駅南口叔父落ち合い叔父宅へ。
暫し歓談昼食戴いてから、再び今度上毛電鉄中央前橋送ってもらいました
存外立派な駅舎びっくり








12時45分発西桐生行普通列車(車輌は元京王井の頭線3000形)に乗車
この発車表示器は何か懐かしい感じ































13時03分着大胡一旦下車



















13時21分発西桐生発中央前橋行普通列車見送ったりしてから、






13時33分発中央前橋発普通列車乗車











赤城等を経て












14時07分着西桐生で、










これも登録有形文化財かつ土木学会選奨土木遺産だという駅舎暫し眺めた後






14時27分発高崎始発普通列車乗車



足利




あしかがフラワーパーク

佐野
栃木等を経て



15時23分着小山で、
15時33分発仙台始発東北新幹線「やまびこ214号」乗り継ぎ














3分延着16時19分東京帰着


全般ランキング

全般ランキング


3月15日(土)東京で、

丸の内南口改札外「原首相遭難現場」プレート熱心に読んでいる親子連れや、






八重洲中央口改札内新幹線乗換改札口付近「浜口首相遭難現場」プレート眼を凝らしている若者姿見て


日本も未だ捨てたものではないな或る種救われた想いに。


さて、13時40分発JR東北新幹線・上越新幹線「とき323号」新潟行乗車し、






























14時27分着高崎下車













駅直結ホテル荷を置いて、急いで高崎芸術劇場へ。










目的は、大劇場16時00分から開催の、常任指揮者飯森範親指揮による群響第606回定期演奏会



群響演奏聴いたのは、2021年7月尾高忠明指揮による第570回定期演奏会(ブルックナー/交響曲第5番)以来で、

飯森演奏接したのも、2021年3月神奈川フィル定期演奏会みなとみらいシリーズ第366回鎌倉芸術館公演以来





前半は、ソプラノ独唱小林沙羅を迎えてのワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」~前奏曲と愛の死
「前奏曲」では、冒頭もう少し不健康な艶やかさが欲しい気もしましたが、最初のクライマックス辺りから、に代表される群響充実した響き飯森端正で誠実な造型力及び内面の情熱とが相まって成就されない悩ましい愛の世界現出されていきました。
小林加わって「愛の死」では、飯森&群響豊穣な音楽づくりにのって小林愛の憧憬美しく歌い上げていました。ただイゾルデ役にはもっと突き抜けた強靱さが求められる筈で、その意味では小林の起用には少々疑問を感じなくもなかったですが。

後半は、マーラー不朽の傑作交響曲第9番
2011年3月11日東日本大震災以降数年の間は、あたかも渇えた者が水を求むるが如く貪るように何度となく聴きに行っていたマーラーの「第9」ですが、直近で聴いたのは2022年11月ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)に於けるアンドリス・ネルソンス指揮サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)によるセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)30周年記念特別公演と、

暫く間が空いてしまいました

今回飯森&群響の演奏は・・・・。

第1楽章冒頭導入部はややあっさり感否めなかったものの、提示部最初の頂点に達し改めて第1主題が確保される箇所辺りから、その切実な表現に、聴いていて次第にしばしば涙が滲むように

提示部終盤音楽の高潮から展開部に於ける生への憧れ死への恐怖との相剋体現展開部終盤に於ける冒頭動機の肺腑を抉るような最強奏、そして一層の切実さを伴った第1主題の再現コーダ夕映えのような美しさ・・・・。

第2楽章運動性・諧謔性の表出充分なものがあったと思います。

第3楽章主部の尖鋭性緻密さと痛烈さとを併せ持った表現終楽章を予告する中間部束の間の天上的美しさとの対比の現出一層の凄愴さを伴った主部の回帰コーダ悪魔的な迄の壮絶さ

そして・・・・深々と開始されたアダージョの第4楽章の、心に深く染み通り時に激しく心を揺さぶる真摯な表現コーダの最後のAsの音が静かに消え入った後の長い沈黙素晴らしかったと思います。

先述第1楽章途中からしばしば滲んでいた涙が、第3楽章中間部以降はもう涙腺決壊状態に。

マーラーの「第9」と云うと、これ迄に聴いた数々の実演中では2001年1月のSKO東京公演に於ける小澤征爾2004年5月都響横浜公演に於けるガリー・ベルティーニ2012年12月読売日響第521回定期演奏会及び2019年4月大阪フィル第527回定期演奏会に於ける尾高忠明


そして2010年4月N響第1670回定期公演及び2022年10月N響第1965回定期公演に於けるヘルベルト・ブロムシュテット演奏とりわけ強く印象に残っていますが、


今回飯森&群響の演奏も、貴重なマーラー体験となりました。
少なくとも2003年10月ダニエル・バレンボイム&シカゴ響来日公演に於ける団員の技巧の誇示に終始し内容のまるで伴っていなかった駄演よりは、今回の方がどれだけ感動的だったことか

終演後



高崎駅迄戻って





暫く通路ぶらついていたら
偶然キャリーバッグを曳いてマネージャーらしき方と一緒に歩いてくる飯森サン遭遇
今回マーラー心揺さぶられた旨直接伝えることができました









折角高崎迄来たからにはと、売店あのJR信越本線横川駅名物駅弁「峠の釜めし」をサラダと併せて買い求め(但しホテルの清掃スタッフに配慮し今回は益子焼の釜ではなく初めてパルプモールド素材の容器のものを選んだ)、


全般ランキング

全般ランキング


クラシックランキング
クラシックランキング

14年前の3月12日


3月10日(月)22時00分からNHK総合TV放送された、東日本大震災発災当日新日本フィル第474回定期演奏会(初日)を扱った「感想戦 3月11日のマーラー」

そして翌3月11日(火)各メディアによる震災から14年の報道に接していて改めて想いを致したのは、被災地のことも勿論ながら、震災翌日2011年3月12日(土)横浜みなとみらいホール開催された、金聖響指揮による神奈川フィル第270回定期演奏会


演奏されたのは、奇しくもマーラー/交響曲第6番「悲劇的」
痛切に心に響いた第1楽章の葬送行進曲第4楽章のハンマーの打撃、そして会場を支配していた重苦しい緊張感と哀しみ忘れることはできまい

クラシックランキング
クラシックランキング

3月8日(土)映画「35年目のラブレター」15時45分からの上映回観に初めて「T・ジョイ横浜」へ。








当初この映画を観るつもりは全くなかったのですが、公開日直前になって偶然物語の舞台奈良音楽担当岩代太郎知り俄然行く気に



内容からして、観客平均年齢高めなのではと勝手に想像していたのですが、いざ行ってみると重岡大毅ファンと覚しき若い女性客少なからず来ていました


ネタバレ本意ではないので詳細を記すのは控えますが、主人公保(笑福亭鶴瓶&重岡大毅)苦難に満ちた生い立ちそれに伴う苦悩を描くのみならず、保の妻皎子(原田知世&上白石萌音)夜間学校の教員・谷山(安田顕)等がそれぞれに抱く心の奥底の哀しみや傷についても、但し決してあざとくなること無しにさりげなく触れられていて、それが物語一層の奥行きを与え、それでも皆が前向きに生きていく姿が、静かに心に染み通るような感動を呼び起こしていたように思います。
また、芯に凜としたものを秘めつつもふわりとした柔らかさや包み込むような優しさと清冽さを纏った皎子像醸し出してみせていた原田知世上白石萌音何とも魅力的だったこと。

谷山役安田顕や、皎子の姉佐和子役江口のりこ保と皎子の長女浩実役徳永えり雇い入れ親身に面倒をみた寿司職人逸美役笹野高史といった実力派俳優も、物語更に引き締めていました

過剰になることなく抑制されながらも美しい筆致岩代太郎の音楽期待どおり

そして時折挿入される、鹿が鹿せんべいや草を食む姿や、若草山浮見堂平城宮跡薬師寺、わけても興福寺五重塔と奈良ホテルを遠景とした鷺池の美しい夕景といった奈良風物映像が、安らぎをもたらしてくれました。


この上映回では、終映後丸の内TOEIでの舞台挨拶の模様ライヴビューイングが。
鶴瓶原田重岡上白石主要キャスト4人塚本監督、及び主題歌を担当した秦基博登壇し、時にユーモアも交えつつ親密な雰囲気のトークを展開。
主要キャストにとっても、この作品の温かい空気感制作現場で共有できたことは、得難い想い出として残っているようです。

気象予報どおりになりましたが・・・・温かく充たされつつ家路に。




全般ランキング
全般ランキング

2月26日


今日2月26日(水)は、1936(昭和11)年2月26日未明陸軍皇道派青年将校等による叛乱「二・二六事件」から89年


かつては毎年報道特集番組編成されていたものでしたが、今年は今のところニュースでも採り上げられる気配なし
そんなことで良いのかな