塗料の濾過に便利な『ストレーナー・スタンド』

塗料には、一度固化すると再溶解しない種類のものがあります。
すると、塗装に使うたびにちょっとずつ蓋の周辺に固化した欠片が、
容器内に入り塗装の際のゴミになってしまい、仕上がりに影響してしまいます。
それを避けるためには、「濾過」しないといけないのですけれど、
市販のストレーナーだとミニサイズでも大きすぎて、容器が小さいと安定しない事があります。

そこで、小さめの「ロート」を使う事を想定して、
それを安定させるための『ストレーナー・スタンド』を作ってみました。


販売します

折角作ったので、完成品を有償でお譲りします。
3Dデータの公開・配布はしません。
販売所は以下になります。

仕様

  • 容器は付属しません。別途用意して下さい。
  • ロートは付属しません。別途用意して下さい。
    ロートは、大型になると重心がより上になるため、安定性が低下します。
    ロートは、直径100mm程度までを想定しています。ご注意下さい。
    ロートの脚が長いと底突きして安定しません。必要に応じて短く切り詰めて下さい。
  • 濾過紙は付属しません。別途用意して下さい。
  • 容器とロートは円形のものを使うことを想定しています。それ以外の形状には合いません。
  • 容器の深さは、使うロートに依存します。
  • 容器の口の外寸は、最大直径100mm以内に対応しています。
    (元データの寸法は103mmですが、3Dプリンターの性質上、1%程度縮んでしまいます)
  • 容器の口の内寸は、最小直径30mm以上に対応しています。

使い方

動画

文章の説明より、動画のほうがイメージしやすいという方はこちらをどうぞ。

使い方の説明

  1. この『ストレーナー・スタンド』以外に必要なものを揃えて下さい。
    • 濾過する塗料
    • 濾過した塗料を受けて保存する容器
    • ロート
    • 濾過紙(動画では、塗料用の濾過紙ではなく、「油こし紙」を流用しています)
  2. 予め、容器が空の状態で仮組みして、安定するかどうか確認して下さい。
  3. ロートの脚が底突きする場合は、短く切り詰めて下さい。
    • 短く切るには、「オルファ」の「ホビーのこ」を使うと便利です。
      ですが、慣れないと切り口が曲がって凸凹になってしまいやすいです。
      「ホビーのこ」を使って綺麗に切るには、『ホビーのこガイド』を使うと楽です。
  4. 塗料を受けて保存する容器の口に『ストレーナー・スタンド』を正しくかけます。
    • 3本の腕の先にある爪が、容器の口の外に出ている事を確認して下さい。
      (容器の口の外寸は、最大直径100mm以内に対応しています)
      爪が口の上に乗っかっていると、不意に外れてひっくり返ってしまいます。
    • 上下が逆さまになっていると、不意に外れてひっくり返ってしまいます。
  5. ロートを『ストレーナー・スタンド』の中央の穴に入れます。
    • ここで、ロートがちゃんと安定しているか確認して下さい。
  6. 濾過紙を正しくセットします。
  7. 濾過する塗料を濾過紙の上から流し込みます。
    • この時、一度に入れすぎると不意に溢れてしまう事がありますので、
      濾過師の半分〜2/3程度しか入れないようにコントロールするのがコツです。
    • 塗料の中に撹拌用の玉が入っていると、それがロートの中で「蓋」になってしまい、
      塗料の流れが止まってしまう事がありますので注意して下さい。
      もし、塞いでしまった場合、
      指で掴むより、ピンセットか割り箸などで掴み取る事をお勧めします。

固化すると再溶解しない塗料

塗料には、一度固化すると、元の塗料に戻しても再溶解しない種類のものがあります。
以下に例をあげます。
※再溶解しないと言っても、剥離剤や塗料用のうすめ液を使えば剥がれる場合があります。



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