こんにちは、まるぞーです。
中居正広さんの芸能界引退報道で、依然騒動は収まるどころか、テレビ業界を震撼とさせていますが、フジテレビの体質が、どうやらフジテレビだけの問題ではなく、テレビ業界はもちろん、日本のあらゆる組織にもいまだ根付いている、悪しき体質が問題なのではないかという声が多々見受けられます。
私が読んでいるブロガーさんの記事にもありましたが、やはり会社組織というのは、不正などをやっていて、それが明るみにでると、それを命令した上司ではなく、部下が勝手に自分の判断でやったなどとうそを言い、権力のあるものは身を隠して、結局はトカゲのしっぽ切りがごとく、下の者に責任を擦り付けるという体質があるようです。
私も現役時代、あることでデータの改ざんまがいのことを命じられ、それを会議で不正だと指摘されたことがあり、誰がやったんだということになり、私がやりましたと言って責任を取った形なんですが、その時に私は〇〇上司に命令されましたと言う勇気がなく、結局忖度して自分が罪を被ってしまいました。
その時何食わぬ顔をして、「えっ、そんなことがあったの?」みたいな感じで、黙ってシラっとしていた上司の顔を今でも忘れません。
それからフジテレビの港社長も会見で、記者からの質問に対し、「社員が上司の飲み会の誘いを断りにくいなんてことがあるとは知らなかった」なんて発言をしていますが、よくもまあそんな白々しいことが言えるなとあきれてしまいました。
私の時代も飲み会は盛んに行われていて、私は毎回酒の肴にされ、いじめまがいのセクハラやパワハラを受けていたので、行くのがすごく嫌で、何度か理由をこじつけて、その日は行けませんと言ってみたのですが、「まるぞーさんには出欠は聞いていないから」、「君には欠席という選択肢はないよ」などと言われたことがあり、そこで何も言い返せず、何なら黙って行かなくてもよかったんでしょうが、臆病者の私は、もし行かなかったら後で何を言われるかと思うと、怖くて欠席することもできず、いやいやながらいつも出席していました。
時代は令和になって、事態はかなり改善されてきてはいると思うのですが、先日見たテレビドラマの「ふてほど」にも描かれていたように、要は昭和の常識と令和の常識の対立という構図なんですが、何もタイムスリップなどしなくても、私より上の世代の昭和親父は、時代が令和になっても頭の中は昭和のままで、要はアップデートができていません。
そういう連中が、例えばフジテレビの日枝さんみたいな人が、まだ引退せずに、組織に居座って権力をふるっていると、トップダウンで命令が下り、若い社員の考え方が今の考え方であっても、なかなか権力にはあらがえず、悪しき体質がいまだに残っているということではないでしょうか。
私はもう現役を引退して、いかなる組織にも属していませんから、関係ありませんが、
まだ現役世代の人や、若い人たちは本当に大変だろうなと思い、気の毒になってしまいます。
ただ昔だったら、今回の中居さんの問題も、フジテレビの問題も、みんな揉み消されて、お咎めなしだったと思います。
一般人である我々は、何があったかも知らずにのほほんとテレビを見続けていたことでしょう。
ジャニーさんの問題は残念ながら、彼が死んでから公けになりましたが、今は昔と違い、まだそういった膿が明るみに出て問題になるだけましなのだと思います。
そう言った意味では、週刊文春の力ってすごいなと思います。
もちろん週刊文春のせいで、人生を終わらせてしまった人もいれば、全くのデタラメ記事で被害を被った人もいるかもしれませんが、もし週刊文春がなかったら、松本人志さんも中居正広さんも、そしてフジテレビも何のお咎めもなく、いまだに旧態依然の悪事を続けていたかと思うと、週刊文春の貢献度はすごいものがあると思います。
まあ私には関係ない、どうでもいいことなんですけどね。
とにかく世の中が少しでも良くなり、これからの若い人たちが、辛い目に合うことなく気持ちよく働ける社会になってほしいものだと思います。
それではまた。