【社会人読書】理系出身新社会人が読んだ本を全部紹介する(2024年)

おすすめ

ブログでの読書記録も今年で4年目に突入しました。読まれることは少ないですが記録していくのは楽しい。

今年の目標は時間がない中でも読書時間を確保すること、自宅に積読をしておくこと、専門書を読むこと。

過去の記事は、その年おすすめだった本と合わせて紹介しているので、良ければ読んでみてください!

【大学生読書】理系大学生が読んだ本を全部紹介する(2021~2023年)

読了:2024/01/10 ☆☆☆☆・

サザエさんやクレヨンしんちゃんのように、全国民が存在を知っていながら実は詳しく知る人は少ない作品。

昭和の懐かしいあるあるを取り上げつつも、前世代が共感できるような日常を描き受け入れられたのは納得です。

作者の出身地である清水や、根幹にある考え方がわかるコジコジや神の力も読んでみたいなと思える一冊でした。

読了:2024/01/28 ☆☆☆☆・

人間模様をさまざまな視点から描く作品はいくつか読みましたが、小学生の視点から描けるのは作者がすごい。

幾田先生の気持ちは分かりますが、教師という生徒を導く立場としてあの発言をすることは許されないのでは?

弄られることで自分の立場を確保している子供の話は、嫌だと言う気持ちを抑えている辛さに共感しました。

読了:2024/02/02 ☆☆☆☆☆

あとがきでこの作品を恋愛小説だと説明していましたが、この作品は決して恋愛小説ではくくれないものです。

自分の中の小さな傷や後ろめたさをうまく表現しており、読んでいて形容しがたい感情に襲われました。

最後がハッピーエンドなのが微妙でしたが、感想を書くのが難しいが非常に心に残る作品だと思いました。

読了:2024/02/11 ☆☆☆☆・

大下 宇陀児(おおした うだる)という作家を初めて知りましたが、乱歩と並んで有名な人らしい、面白かった!

推理ものというよりも人間の内面を書くという点では、最近見た「八つ墓村」を思い出しました。

今回収録されていた作品としては「決闘街」「凧」が視点が新鮮な作品だったので他にも読んでみたいかも。

読了:2024/02/14 ☆☆☆☆・

「暗幕のゲルニカ」で有名な小説家、原田マハさんのお兄さんが書いた高校時代を中心としたエッセイ集。

男子高校生らしい下ネタの話も多いですが、非常に共感できることが多くて爆笑しながら読んでいました。

高校の敷地内に年上の女性が歩いているのは刺激的だろうなというのと、不良への間違った憧れが面白い。

読了:2024/02/24 ☆☆☆☆・

パッとしない田舎でいつまでも夢を見続ける若者たちを様々な視点から描いた物語、読んでいてつらいです。

表紙の絵にある、自分の中にバレリーナであるもう一人の自分を持っている人物の話が意外な結末を迎えます。

あとがきにもありましたが、そんな中でも共通して登場する椎名は彼らの苦しみは一生わからないのだろうな。

読了:2024/02/27 ☆☆・・・

社会学という学問は身近な問題を取り上げておりとっつきやすそうですが、意外に理解をするのは難しいかも。

各章の話は何となく理解できますが、体系的に学べたとは思えない理解度なので他の本でも勉強したいです。

ここで一句、「中二病 みんな大好き パノプティコン」あとは監獄実験とかはだいぶ有名かもしれません。

読了:2024/02/28 ☆☆☆・・

ヒトラーというのは極悪非道な独裁者であったと同時に、多くの人を虜にしたカリスマ性のある人物です。

ナチスのマークや制服をかっこいいと思ってしまう理由が文章にされており、芸術家を目指しただけある。

だいぶ量が多かったため流し読みした部分もありますが、宗教じみている部分もはまった人が多い理由かな?

飛ぶ夢をしばらく見ない

読了:2024/03/05 ☆☆☆☆・

文庫の後ろのあらすじを読んで「僕は明日、昨日の君とデートする」みたいだと思いましたが、若干似ています。

自分が老いていくことに恐怖を覚えるのと同様に、若返っていくことへも恐怖は考えたことがなかったです。

愛する女が小さくなっていくのは非常に悲しいだろうなと思い、最後のあっけなさにページを飛ばしたかと…。

読了:2024/03/15 ☆☆☆・・

自分が好きな言葉である「生きててよかったと思える一瞬があれば、残りの人生はクソでもいい」的な提唱者。

作家だけでなく広く活躍していることは知りませんでした。こういう人って分類としては文化人になるのか?

村上春樹さんもそうでしたが、作家は人生相談に乗ることが多いのかな?昔っぽい価値観もあり時代を感じる。

読了:2024/03/22 ☆☆☆・・

少し文体や章の区切り方に癖があると感じましたが、なんというジャンルに分類されるかわからない作品。

最近読んでいる本に多い、思春期の女性が自らの存在に悩み体を売って破滅していく的なストーリー。

ここまで心を病んだ女性の売春描写が多いと、現実も同じで世の中から売春がなくならない理由なのかな…

読了:2024/03/26 ☆☆・・・

Twitterの株クラで話題になっていたので久しぶりに新品で購入しましたが、ノウハウ本ではなかったので残念。

投資にちょっと触ったくらいの人間には理解できない部分が多く、わからない言葉を調べながら再チャレンジ。

ヘッジファンドとしての今までの歴史を振り返る内容が多く、投資初心者としてはあまり面白くなかったです。

読了:2024/04/05 ☆☆☆・・

主に女性からの人生相談に、男性筆者が飾らずとがらずに淡々と私見を述べていく質問箱的な書籍です。

一般的な女性が悩むであろう、結婚やお金、容姿や人間関係のことなど、よく考えて回答されています。

まあ正論ではある一方で単にそれを投げつけて終わりではないところに筆者のやさしさも感じたり。

読了:2024/04/09 ☆☆☆☆・

人間の醜い所を食べ物と絡めることで読みやすく軽く描いており、なかなか興味深い作品だと思いました。

個人的には芦川さんと付き合いながら押尾さんと悪口を言い合う二谷さんが、一番苦手なタイプかな。

押尾さんのような人はきっとたくさんいて、弱者が強者となるようなゆがんだ世界はどうすれば解決するのかな。

読了:2024/04/13 ☆☆☆☆・

社会学の本かと思いましたが、就活の心得のような語り口で、就活が終わった身から共感できる部分が多め。

お互いの「いいね!」の関係に閉じこもり、大人をはじめとした他人からの批評を拒むのは結構納得でした。

自己に対する自信を肥大化させず、ただ自分は他の人とは違うんだぞという気概で挑むのはかつての自分みたい。

読了:2024/04/21 ☆☆☆・・

ちびまる子ちゃんで読んだ作品も多く、知っている作品ばかりでしたがさくらももこさんはエッセイも上手い。

詐欺師の話を初めて読んだのが小学生の頃で「一気に読めるシリーズ」の三年生版くらいで読んだ記憶です。

どれくらい創作なのかは気になりますが、そこは考えずに純粋な気持ちで読むのが日常エッセイのコツ。

読了:2024/04/23 ☆☆☆・・

新製品である化粧品を売るために流されたうわさが、本当に殺人事件に結び付き警察が捜査する話。

あまり警察小説が得意ではなく、話としてはまあ面白いですが、種明かしも特になくハッピーエンド。

主人公の娘が襲われないかというハラハラ感は前半あり、最後の結末はまあまあ…という感じでした。

読書の記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました