柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

父の入院と60代の娘 認知症の父と私

父93歳の誕生日に延命に繋がる治療を断りました。

投稿日:

最近重たい話ばかりですよね。今日もしんどい話です。
もし、宜しかったら聞いて下さい。

私、自分が今現在、いつ再発するか解らない癌と、もう1つの腫瘍が疑われる検査を受けなければならない身で、

どんな困難な道でも少しでも長く生きていたいと思っているのに、それなのに、入院している父の命の延命に繋がる治療を断ったんです。

 

父が入院している病院から電話があり、現在している栄養点滴以外での延命治療になる処置はどうするか聞かれました。

父はまだ自宅介護で会話が出来る時、勝手に延命治療はしないように。昔の人みたいに自然に枯れるように死なせてくれな。と私に懇願するように何度も頼んでいましたので、

私も兄妹も、もうお父さんは充分頑張ったのだし延命治療はせずにこのまま自然にまかせよう。という判断をし、今日私がその事を病院に伝えました。

伝えてから、色々な思いが込み上げ胸が苦しくなり寝込んでしまいました。

 

自分も以前は、もしもの時は父のように静かにその時を待ちたいと思っていましたが、今は違います。

どんな姿になっても良いから延命治療で子供達の横で1分でも長く生きていたいという気持ちに変わりました。

自分がこうやって気持ちが変わったように、父も認知症の頭の中で、もう喋れなくて口には出せないけれど、気持ちが変わったかもしれない・・・。と思ってしまうのです。

病気をして生きる事に必死になっている自分が、親の命の判断を下した。

胸が締め付けられます。

こんな苦しみを味わうなんて思っても見ませんでした。
くしくも今日は父の93歳の誕生日。
誕生日の日に、仏壇のご先祖様に手を合わせて泣いた私でした。

◆「認知症の父と私」一覧
◆「病気と共に生きる」一覧

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログへ

↑お手数ですがクリックして頂けると嬉しいです↑

↓こちらもぜひよろしくお願いします↓
PVアクセスランキング にほんブログ村

-父の入院と60代の娘, 認知症の父と私
-,

執筆者:

関連記事

面会する度に認知症の父から教えられる事。

  今日は久しぶりに認知症父の話です。 1週間に1度の、15分の面会に行ってきました。 奥からニコニコ手を振りながら、車椅子を押されて父がやってきます。 私も手を振り、お父さんお久しぶりね。 …

シニアの鼻でも敏感に匂うもの。

今日は疲れで午後からコタツに潜り込んでいました。 去年はこのコタツ布団が、認知症父のおしっこの匂いが染みついていて、その匂いが自分の身体に臭いがしみ込むのが嫌でした。 今年は、そんな事すっかり忘れコタ …

割れない食器でお互いストレス減。心に余裕が生まれます。

買って良かったって思います。介護用になるニトリの割れない食器。 今まで私のイメージの介護用の食器は、こんな味気ない食器で毎日食べさせたらかわいそう、でした。なんとなく昔の病院の器のイメージ? 今は介護 …

認知症でもまだ羞恥心の残っている親のトイレ事情に悩む娘。

  「まるで4人目の子供みたいね。」と私の話を聞いて笑う長女の言う通り、本当に子育てと変わらない認知症の父です。 父の名前に「あ」がつくので、4人目あっくんです。 そんな4人目あっくん父は、 …

自宅で生活できるレベルではないの。と言ってしまいました。

  昨日あんなにこれからの事を喜んだのに、今日は何から手を付けて良いか分からない程、朝からひどい光景に鬼のような顔になっている私。 玄関の私の靴まで父の尿で濡れていました。新聞を取りに玄関に …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログ運営者

こんにちは。 minoriと申します。 最近、心も体も丸くなってきた アラフィフおひとり様です。 どうぞよろしく! 詳しくはコチラをご覧ください  

介護日記まとめ