2022年9月4日 13:30-16:00

ドーンセンター

課題本:反「女性差別カルチャー」読本

 

 

昨日はフェミニズム読書会でした。

本や前回作成したZINEについて感想を話しました。

帰りには情報ライブラリーで本を借りて帰りました。

 

フェミニストも千差万別で

ある問題には熱心だけど、他の問題には無関心で

インターセクショナリティの視点が欠けていることで

マイクロアグレッションなどをしてしまう問題で

連帯することの難しさを痛感しました。

各自がそれぞれの問題に

頑張って取り組むことを評価する一方、

フェミニストの中でマイノリティが差別されることを

批判すべきであること、

この両立を考えるとフェミニストでいることの

大変さを実感しました。

 

帰宅後、借りた

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」を

 

 

読んでいるとこのモヤモヤを吹き飛ばしてくれる言葉に

出会え、前向きな気持ちになれました。

"誰のやっていることが正しいとか、

誰の活動のほうが重要というわけでもない。

互いを少し批判したり、

疑問視したりしながらでも、

それぞれの持ち場でやっていく。

これもまた多様性なのだろう。

 

多様性のある場所は揉めるし、

分断も起こるが、

それがある現場には

補強し合って回っていく

強さがある。”(p.57)

私の大好きなドーラ・マーズデンにも

優生思想の面もあります。

先人のフェミニストを批判する視点が生まれてきたのは、

フェミニズムが進歩していっている証のはずです。

先人の恩恵に感謝しつつ、批判的思考を持つことで

フェミニズムの発展に貢献していきたい。

あるフェミニストがある問題を考えていないとしたら、

何故そのことを考えることができないのかに

思いを馳せるスタンスでいたい。

皆、問題のあるフェミニストだけれども、

それでも尊敬の念を持ち、

お互いをカバーすることができたら

理想的だと感じました。

 

夜はNHKBSで始まった全三回の伊藤野枝を題材にしたドラマ、

「風よあらしよ」を観ました。

 

次回の課題本は

「母親になって後悔してる」です。

興味があった本なので読むのが楽しみです。