BMWは、新たなSUVのプラグインハイブリッド「XM」の市販化を発表すると共に、そのプロトタイプ「BWW コンセプトXM」を初披露しました。XMは、「Mハイブリッド」なる高性能ハイブリッドシステムを初搭載し、市販車としてはBMW史上最強のスペックを持つことになる。
これまでBMW M GmbH(BMW M 有限会社)は、電動化に対してあまり積極的ではなかった。数年前の開発者コメントによると、電動化にはデメリットも多く、最大の欠点・短所となるのは重いバッテリーを搭載することになり、ハンドリング性能や俊敏性の面で不利になるというのが理由だった。しかし、今般その本格的な電動化の第一弾として「XM」のコンセプトモデルが登場したということは、Mの求める水準をクリアし、電動化への対応が技術的に克服できる見通しがついたということなのだろう。
「XM」に搭載されるMハイブリッドは、Mモデルのみに搭載されるシステムとのことで、その第一弾モデルとなるのが「XM」という。V8ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド・システムが搭載され、最高出力は750hp、最大トルクが1000NmというMモデルの中でも史上最強のスペックを誇る。またモーターだけで約80kmの走行が可能という。
電動化スペックだけでなく、デザインについても、新世代のフロントデザインが採用されており、このモデルを機にMモデルのデザインは新たなステージに進むことが示唆されている。また全体的なフォルムは、ロングボンネット、クーペのように後方に向け傾斜するルーフライン、それと呼応して狭まっていくサイドウインドウなど、随所にスポーティな要素が盛り込まれている。インテリアもスポーティとラグジュアリーを融合した素材やデザインが採用されている。
BWWの発表によると、市販モデルの「BMW XM」は2022年後半に登場する予定。生産はX5やX3などXシリーズの組み立てを行う米スパータンバーグ工場にて行われる予定だ。M社の求める水準を満たした「XM」は、一体どんな走りを見せてくれるのか、そのパフォーマンスが楽しみとなります。
一方で発表されたデザインについては賛否両論がある。今回はコンセプトモデルとしての容姿というが、これが新世代のフロントデザインとして採用されるのか…、ということだ。たしかに、「醜い」、「汚い」、「ブサイク」、「ホラー」だという評価をくだす関係者もいる。豚っ鼻のBMW車両デザインは暗黒時代に突入したという辛辣な意見もある。さてさて、BMWの目指すデザイン、方向性はいったいどうなっていくのでしょうか。
↑ ↑ ↑ eddie-k's eco_car blog ↑ ↑ ↑
【 THE Concept XM - Knights A-coming. の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=rXA8BluB8rk
【 THE Concept XM - On-stage. の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=4EEJ859-yTc
【 THE Concept XM - Back-stage. の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=DZ50HB1O3gc
https://www.youtube.com/watch?v=OCjlN86eta8