日産自動車の欧州部門は、英国サンダーランド工場に出力20MWの太陽光発電システムを設置すると発表しました。これにより、欧州向け全量の『リーフ』を生産する電力をまかなう計画という。
計画されている出力20MWの太陽光発電システムは、日産のサンダーランド工場で生成される再生可能エネルギーの量を2倍に増やす。これは、工場全体で使用される電力の20%に相当する。建設作業は間もなく開始され、太陽光発電システムの設置は2022年5月までに完了する予定だ。
これは、「EV36Zero」プロジェクトの一環で、カーボンニュートラル実現への道のりになる。日産は英国に10億ポンドを投資し、英国をEV生産の中核拠点、EV36Zeroとする計画だ。EV36Zeroにより、日産の電動化戦略と英国事業は、新たなステージに移行することになる。
英国サンダーランド工場への出力20MWの太陽光発電システムの設置は、日産EV36Zeroプロジェクトの下で計画されている10か所の太陽光発電システムの第一弾。また、2021年10月には、パートナーのEnvision AESC社が、サンダーランド工場に隣接する土地に、容量9GWhの大規模バッテリー工場「ギガファクトリー」を建設する認可を取得している。
さらに、日産EV36Zeroプロジェクトでは、使用済みの日産EVのバッテリーを再利用した1MWのバッテリーストレージシステム(リサイクル蓄電システム)の設置も計画されている。これにより、日中の余剰エネルギーをさまざまな時間に取得して利用できるようになり、グリッドの需要のバランスを取ることができるとしています。
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