心の栄養ー家族でアラジン、ミュージカル鑑賞

皆様はコロナ禍になって、何が一番辛かった(もしくはしんどい)ですか?

コロナが流行り出した2020年1月は、コロナが一体何者なのか全くの未知数で、まさかコロナ禍がその後1年半以上も続くはつゆとも思わなかったわけですが、そのまさかのまさか、2021年の8月時点でまだまだ世界はコロナに翻弄され、むしろ日本では状況が悪化の一途を辿っているとも感じられる今日この頃。

いやはや、もう感覚がおかしくなってきていると言っても過言ではない。

コロナ禍のこのマスク生活、テレワーク、お客さんとの面会禁止、夜の外出なし、友達や会社での会食なし、子供たちの学校イベントのキャンセル、海外渡航のハードルも上がる、という、コロナ前では想像もつかなかった自由のはく奪、そして、単に、食べて仕事して(学校行って)寝るみたいなモノトーンな生活がデフォルトになりつつある。

どちらにせよ、我が家は子供たちがまだそれほど大きくないのもあって、夜の外出はコロナ前でも盛んではなかったけれど、とは言え、いい加減、この変わり映えしない味気のない生活に時々うんざりしてしまう。

もちろん、不幸中の幸い、今のところ日本にいる私の直接の知り合いでコロナにかかった人はいない。

しかも、海外に比べると、日本ではある一定の自由はあった(ある)ように思う。

国内旅行はそれなりにできるし、映画館や劇場も一時期を除いて空いているし、飲食店もお酒は飲めなくとも営業はしているところが大半だ。

けれども何が辛いかって、旅行を計画する度に罪悪感やうしろめたさ、そして不安な気持ちになったり、そもそも友達とランチやお茶することすら憚れる。

大丈夫!と思いながらもその大丈夫には何の根拠もないことを自分が一番わかっているし、万一何かがあったら!と考えると、これまでのように気楽に計画したり、気楽に友達を誘うことすらできない。また、お互いのリスク許容度が同程度の人たちと会えたとしても、場所を慎重に選んだり、時間を制限したり、と気に掛けることは尽きない。

一体何なの?

時々、叫びたくなる。

私は、自国にいるから、まだまだ不平を垂れるほどの状況ではないし、みんなが同じ状況でありどうすることもできないのはわかっている。

けれども夫や妹、そして海外在住の友人たちを思うと、それこそ不自由で不安で辛いだろうなと察する。

もちろん、幸いなことに、あまり意に介さない人もいると思う。

けれども、これほどグローバル化が進んだ今日の世界で、自国に自由に行き来できないって、考えてみると何て恐ろしいこと。

海外暮らしが楽しいのは、きちんとHome(故郷)、帰れる場所があるからこそ。

それが突然、国が封鎖されて自由に行き来できないとなると、海外に出るハードルが一気に上がる。

夫が良く言っているのは、実際一時帰国をしないにしても、“したくてもできない”という事実(もちろん帰国後の14日隔離をこなせば、できないことはないのだけど)、状況が辛い、と。

いつでも帰れる、という無意識の前提がいかに海外生活者の心理に安心感を与えていたか、ということだ。

私がもしまだ欧州在住時代にコロナ禍が来ていたら、それこそ発狂していたかもしれない、と時々思う。

鬱になるか、ノイローゼになるか、それとも完全に諦めて無感覚人間になっていたか。

もしくは意外とのほほんと現実に適応していたかもしれないけど、いずれにせよ、これまでの人生に味わったことのなかったもどかしさや不安感に苛まれていたことは間違いないだろうな、とは思う。

“自由”であることを絶対的に信仰し、享受していた私だからこそ、尚更。

また、最近となっては、世界各国で繰り広げられているワクチンを打つ派(打ったもの)、打たない派(打っていないもの)の間の差別や分断、また未だなお第一回目の摂取を終えていない人口が圧倒的に多い国が大半な一方で、既に3回目摂取が開始される国もあるという各国間による格差。。。

そんな状況であるにも関わらず、まだまだコロナの終息が全く見えていないという。。。

神様は人類にどんなメッセージを与えたいんだろか、って考えてしまう。

このコロナ禍から私たちは何を見出すのか。

何を学ぶのか。

どのように乗り越えるのか。

色々と人間が試されている気がしてならない。

通常、このブログは明るく楽しくハッピーに!と思ってワクワクしながら書くことが多いので、敢えて問題点や懸念、不満不平などは書かないようにしているけれど、今日は、文字を打ち出した途端にこのような内容へと導かれてしまった。。。

さて、いつもの調子に戻り、

実は、そんなコロナ禍を傍らに、時々羽を伸ばして、非日常体験を取り入れ、心の栄養を補うことを大切にしていこうともしている。

例えば先日、私の誕生日祝いということで、かつてから家族で行きたい、子供たちを連れて行きたいと強く思いをあたためていたミュージカルに行って来た!

ボーイズと一緒なので、ライオンキングにするかアラジンにするか最後まで迷った挙句、私の誕生日祝いだし、私が一番観たいのでいいか!と自分ファーストの選択をすることにし、アラジンに白羽の矢が立ったのだ。

予約をしてから実際のショーの日程までの期間にコロナ感染者数が爆発的に上がってしまったため、実は行く直前までキャンセルするかしないかで相当迷っていた。

けれども色々と調べてみたり、友達に聞いたりしてみたところ、劇団四季はかなり感染対策を徹底していることが確認でき、また2階席の一番前を確保していたため、周りにほとんど観客がいない席だったこともあり、そして何よりこのチャンスを台無しにしたくない!と強く思い、決行した、というわけだ。

実際行ってみてどうかというと、まあ、とにかく感動!!

アラビア世界の建造物や衣装がカラフルで芸術的で何と美しく表現されていること!

舞台装飾や衣装を見ているだけでも、華やかでワクワク💛

そして、もちろんのこと、役者さんたちのエネルギッシュで素晴らしい演技!!

このようなエンターテインメント業界がコロナ禍でいかに苦しい思いをしているかと想像すると、涙なしには語れないほど役者さんたちの演技が心に染み、たくさんの勇気と元気をもらった!

特に感動して涙を流す場面はそれほどないはずなのに、私は公演が終わった瞬間に感極まって涙が。。。

子供たちも初めからお話にのめり込み、行く前は2時間半以上なんて長すぎて嫌だ!なんて言っていたものの、アッと言う間の2時間半をとても楽しんでいた様子。

そんな子供たちが喜んでくれる姿を見て、また私も最高に嬉しい💛

といった喜びの連鎖が我が家で繰り広げられた😊

子供たちは、特に、魔法のランプのジーニーがお気に入りの様子。

たくさんの笑いと、心揺さぶる演技、そして五感が刺激される芸術の世界。

コロナ禍で欠乏していた心の栄養を一気に摂取したような感覚。

そして、コロナ禍を一瞬忘れられる、コロナ禍からのしばしの休憩となりました。

またすぐにでも観に行きたい!と強く思うほど中毒性のあるミュージカルでございます。皆様、要注意!

せっかくなので次回は子供たちを連れてライオンキングに行かねば!と考え中。

とは言え、いらぬストレスや不安を感じずに、純粋にミュージカルを楽しみたいので、次回は、コロナが落ち着いたタイミングで行こうと思っています。

世間はお盆休みですね!

皆様、引き続きお体大切に💛

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