こんにちは。
お元気ですか?

しばしの間、中断していた
「不可解シリーズ」を
本日はまた お送りいたしますので
どうかよろしく、御願い申し上げます。











世の中には、現代の科学を以てしても
解明できない、不可解な事象が起こる
ものである。

私は幼い頃から、結構な頻度で
前述の不可解な体験をしている。

本日は本シリーズの十三回目。
今回もまた、その数ある体験談のうちから、
一つの経験談を皆様に ご紹介するとしよう。








「あなたは、
   前世を信じますか?」


こんなふうに問われたならば、
恐らく全人類の半分は、
信じると言うかも知れないが、


だがしかし後の半分は、
信じていないと言うかも知れない。


恐らくその比率は、
神様を信仰する人の数よりも
前世を信じる人の数の方が、
だいぶ少ないのではないかと思っている。


そして、因みに。
私が唯一 信じているのは。


ーー人間は、神の一部だ。 

神の本質は、大いなる意識であり、
その一部である人間の意識とは、つまり。
宇宙を構築する要素なのだと。
 
一言で言えば、
こう言うことになるだろうーー




ある夜に、夢を見た。
とてもリアルな夢だった。


そして、
その刹那に感じたのは。


その夢の中の世界は、
よく晴れ渡っていて、


たぶん7月の、
暑い季節に感じられるのだが
しかし何日だかは、よくわからない。


どうやらそこは、煤けた戸口の、
古めかしい パン屋の店内で、


いきなり店の入口から、
2歳違いの実姉が飛び込んできて、


「父さんが、死んだ……!」と泣き叫びながら
いきなり抱きついてきたのである。


そして、
それを聞いた瞬間に、


「……これから先に、私達だけで、
どうやって暮らして行けばいいの……?」


切迫した気持ちでそう思い、
狼狽えてしまった。


乏しい材料でパンを売り
細々と その日の飢えを凌いでいた
町の外れの   さびれたパン屋……。






そんなことを思いながら、
思わず、心細い感情が込み上げてくる……。


母親はとうに
死んでしまったし……。


姉さんが言うには、海軍総督とその息子も
首を打ちとられ、殺されてしまったらしい。


ああ、父さんもその雑踏にまみれ、
敵兵に殺されてしまったのか……?


……奥の小部屋には。
おばあちゃんが病気で寝たきりなのに……。


そしてその最中に。

その老婆こそが、現在の私の
母親なのだと気付いた。


そしてたった今、
互いに抱き合い泣いている
実の姉こそが、現在の私の
長女なのだとも……。

しかし。

その後がどうなったのか、
一切わからない。
刹那に、目が覚めてしまったのだから……。


10数年前に。
知り合いの心理療法の先生から、
退行催眠を受けたことがあった。
 

その時にも、同じ光景を目にしたが、
あまりの苦しさに、大声で狂乱してしまい、
断念したことがある。


また、何人かの同業の友達や知り合いにも、
「アニさんの前世は、どの生まれ変わりも、
みんな10代の内に死んでるよね」と、
言われたことがある。


そしてそれは、
もしかして真実なのでは?と、
思い当たるフシが無いわけでもない。


アラカン達成後、四年ほど経過した今も、
自分ながらにも、感覚が若い…と言うよりかは
何となく、幼い所があるのを自覚している。


恥を忍んでこの際、暴露してしまうが……😑


未だにお化けが怖くて、
部屋を真っ暗にして寝られない。

それでも恐怖が治まらないと、
耳をギュッと塞いで、
ちっちゃくなって寝てたりする。

何処かにぶつかって、
痣とか作ったりすると、

「いたい、いたいよーー( ;∀;)」などと
まるで、
5歳児のように泣いてしまうことも、
わりと 日常茶飯事な方だし……😅


まあ、小っ恥ずかしい限りではあるが。

これも、前世に於いての
夭逝の経験の名残りなのかな?
とは思っている。


それはそうと。


件の夢について後日に。
ひどく気になり、
ネット経由で あれこれと調べてみた。


調べる前から、何となく察していたのは
七月の暑い時期。古めかしいパン屋。
 
何となく、フランス革命の頃なのかと……。


そして遂に、今を去ること232年前。
1789年7月14日の朝に勃発した
バスティーユ監獄襲撃の日、司令官ド・ローネーは殺害されて首をはねられ、元陸海軍総督と娘婿らも惨殺されたことを知ったのである。






襲撃を実行した群衆とは、
むろん、パリ市民のことであり、


恐らくは 前世の父もまた、
義勇軍とは 言わずまでも、
勇ましき暴徒の ひとりとなり、
闘いに参加したのであろう。






が、しかし……。


まだ年端も行かぬ娘が2人と、
病身の母親……
多分、彼の実母のように思えるが、


ともかくも、
そんな か弱き家族を見捨ててまで、
一体何を 期待して、
彼は闘いに 挑んだのだろう……?


因みに。
その父親の生まれ変わりと思しき人物と
親密なお付き合いをしばらくしたことが
あったが、しかし。


その人は、身勝手な理由から
私のもとを去っていった……。

これもまた、前世の再現だったのか?



それに、当時のパリ市民は、
極貧な者ばかりで、日常的に飢えに苦しみ、
それがフランス革命の引き金になったのは
公然の史実である。


夢の冒頭で出てきた、古めかしい、
今しも壁が崩れてしまいそうな
町の片隅のパン屋は、
もし実際にあったとしても何ら、
不思議ではない風景だった。


それにあの、生活状況……。


何もかにもが、実に生々しく
まるで完璧な天然色の映画を見るような
感じではあった。



とにもかくにも。

前世は既に終わったことで、
もはや今生は還暦を迎えてもまだ、
私は生きている。


縁あって、前世を知る機会に恵まれ、
そして、
傷ついたことの真の理由らしき事柄も
ボンヤリとだが、見えてきた。


これはやはり、幸せなことなのだろうと
今、そんなふうに思っている。


過去を振り返るな、と。
よく耳にする忠告の定型文だが。


しかし時として、過去を振り返ることが
今をより、幸せにすることだってある。


そして、何度も言うが
人間は、神の一部である……。
それは恐らく、真実なのであろうと私は思う。

そして。
つくづく冥利につきると
思えるようなことがあるとすれば、 
それは。 

私の言う理屈が、量子力学界で証明され、
一般常識となるであろうその日なのだと
思っている。




最後に懐メロをどうぞ♡

Simon and Garfunkel 
Scarborough Fair





最後までお読みくださいまして、
どうも ありがとうございました。