小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

魔女の一撃 ~人生3度目のぎっくり腰と村長選挙

2021年09月03日 | 母島 日常 日記
■皆さんは「魔女の一撃」という言葉はご存じですか?
それはヨーロッパ流にぎっくり腰を表現した言葉なのだそうです。

僕はこの度、3日前に人生3度目のぎっくり腰になりました(#^.^#)
きっかけはほんの些細な作業中でした。

便利屋さん仕事で伐採中に、
ノコギリで細い枝を切り終わった瞬間に僕の腰も「ポキっ!」となりました(笑)。
1週間前くらいから腰に違和感はあったのですが、
SUPや野良作業をすると気にならなくなったので、
今回も同様だろうとタカをくくっていました。

自分のブログを検索してみると、
1回目は2018年5月、風呂上り
2回目は2019年7月、カヌーを持ち上げて
3回目は今回、枝を切っていて、です!
実に2年ぶり(笑)!
ブログもいい記録になってます(#^.^#)

これは動けるようになった3日目に家族で見に行った新夕日ヶ丘の美しい夕焼けです。
コロナ一掃期間中はず~っとべた凪です♪
海面に空の景色が映っていて、うっとり♡


今回も発症2日目が一番辛く、
トイレに行くのも数十分要する状態。
どんな姿勢でも痛く、夜もあまり寝れませんでした。
※おかげで沢山の映画や本を楽しめました♡

ただ動けることがこんなに有難いことなんて!!
感謝感謝です

■さてさて、海外でも「ぎっくり腰」はポピュラーな症状みたいです。
ぎっくり腰を英語にすると、
医療的には「Slipped disc(椎間板ヘルニア)」「Lumbar sprain(腰の捻挫)」「lumbosacral strain(腰仙部挫傷)」
と呼ばれているそうです。

しかし、日本の語源同様、いきなり腰に激痛がはしり動けなくなることから、海外でも別の呼称が定着しているようです。
ドイツやイタリアではぎっくり腰が魔女の仕業と信じられており、「魔女の一撃」と呼ばれるそうです。

ドイツ語では「Hexenschuss」、イタリア語では「Colpo della strega」。
そこから転じて、英語圏でもぎっくり腰を「witch’s shot」と呼ぶようになったそうです。

僕は結構この「魔女の一撃」という表現が気に入っています♪
「ぎっくり腰」という言葉だけでニュアンスを表現している部分もなんか素敵です☆

これはぎっくり4日目にだいぶ動けるようになったので、家族で北港リハビリスイムにいった時の写真です。

■そんなわけで今回は
1日目は午前に発症して、午後は横になりましたが割と軽症
2日目は痛くて全く動けず、トイレに行くにも数十分を要するほど
3日目は色々そこそこは動けて、できる範囲で仕事再開
4日目は今日!かなり動けて、入港日の配達仕事も周りにフォローされながらも最後まで遂行。

みんなが気を遣ってくれて、優しさが身に沁みました
本当に有難うございます!!

でも、意外とぎっくり腰は動けるときは
動ける範囲で動いた方が意外と良くなるもののようです(^_-)-☆
明日以降は早朝のSUPも再開できるのではと意気込んでおります(#^.^#)

島のぎっくり先輩の方々からは
「直りかけに無理して再発するともっと地獄だから、無理しないようにね!」
とアドバイスを頂いたおかげで超慎重です♪


北港の海中風景です。

■そんな最中、実は重大な出来事が島を駆け巡っていました。
そう、小笠原村長選挙です。

森下一男村長は平成15年7月から5期、18年を村長として勤めあげました。
近年は体調不良となり、村長業務に従事できない事態になってきて、
体調不良による辞任宣言をしていたのですが、なんと期日前に急逝してしまいました。
非常によく頑張っていた村長さんなだけに、みんな悲しんでいました。

そんな状況の中、
しかも小笠原村はコロナ禍、コロナ一掃期間の最中、
小笠原村長選挙の実施になったわけです。

今回の村長選挙の立候補者は2名。
前回(2019年)の時に立候補し、落選した元村議会議員の一木重夫候補。
今回初出馬で39年間小笠原村役場に勤め、近年は副村長として活躍している渋谷正昭候補。
この2名の一騎打ちとなりました。

母島の投票日は9/4(土)
父島の投票日は9/5(日)
どちらも役場で期日前投票もできます。

村の条例のせいらしいのですが、
島民には葉書一枚が来る程度の広報で、
告示8/31から投票9/4までにあまりに短い選挙期間と稚拙な手段の制限。

これには大いに僕も憤慨し、
両広報車の演説を録画、配信するつもりで臨みました。
※両陣営には確認済みです。

僕は今回、一木さんを支持する立場ですが、
渋谷さんも応援しています。

それは二人とも村を良くしようと思っての立候補だからです。
二人の候補のマニフェストを伝えるのも、
演説やインタビューを両方とも配信するのも、
村の広報が全然機能していないからです。
(これは村の条例のせいだそうなので、今後要改定!!)



■まずは一木重夫候補。
今回はコロナ禍で小笠原村のコロナ一掃期間ということで、
街頭演説は行わず、個別に声をかけてチラシを渡し、挨拶する方針だそうなので、
突撃インタビューを敢行しました。

集落では車や歩きで挨拶をしていました。

コロナ禍での選挙は難しいですね。

内容に関しては上の動画とチラシを参考にしてください。




一木さんは村議会議員を3期(12年間)勤め上げ、
2019年の村長選挙に出馬し、落選しています。

話をしてみると、とても具体的で熱意があります。
この20年間ずっと接してきた中で、
相談するとすぐに調べて動いてきてくれた実績と信頼があります。
消防団など共に活動する機会も多かったです。

僕は彼の行動力と人脈、住民目線での姿勢が薦める理由です。

一木重夫候補のHP


■こちらがもう一人の候補者、しぶや正昭候補です。
渋谷さんはなんと39年間、村役場に勤めていて、近年では副村長として活躍していました。
森下一男村長をずっと支えてきていて、とても信頼が厚いという印象があります。

僕が生まれたころから役場に勤めていたなんて、
今回初めて知りました(#^.^#)

渋谷さんは街頭演説をしていたので、撮影させてもらいました。

渋谷さんとも長い付き合いで、
一緒に南洋踊りをしたり、
色んな相談をしてきました。

非常に優秀な方だと思います。
ぜひこちらも政策チラシをご覧になってほしいと思います。



■小笠原村の人口2589人。
父島が2130人、
母島が459人。

住民の割合でいえば非常に低い母島ですが、
両候補者とも9/2の母島丸で来島し、9/3にそれぞれ漁船で父島に戻りました。

ははじま丸のスケジュールと短い選挙期間がかみ合わない中、
母島で1泊してまで活動してくれた両候補者に感謝です!

母島は9/4(土)が投票日です。
小笠原村である南鳥島(マーカス)、硫黄島にも気象庁や自衛隊の方が住んでいますので、
ヘリで父島に投票箱が届く流れのはずです。

僕が父島にいたときは、
夜になって、投票時間が終わったら地域福祉センターで開票していました。

何よりも一番気になっているのは、
年々下がる投票率。

小笠原の選挙の中でトップの投票率を誇る村長選挙。
それですら、回を重ねるごとに投票率が下がっています。

これは住民の政治に関する関心の低下だと思います。
2019年の村議会議員選挙が無投票選挙で終わってしまった現実があります。

こうして選挙になっただけでも素晴らしいと思うのです。

内地にいたころは僕も選挙に無関心でした。
選挙の時期は単純にうるさいなぁとしか思っていませんでした。

島で暮らしてみると、
議員も村長も暮らしが、家族が見えて、
自分の1票がとても重要なことが分かり、
選挙がとても面白くて大切になりました(#^.^#)

小笠原の住民の皆さん、ぜひ投票に行きましょう!!


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