小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

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その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

コロナ禍で無事に終了!! 母島フラオハナ2021

2021年11月06日 | フラ
■11月3日。
例年だとこの文化の日、
小笠原協会の交流会や、父島の大神山神社例大祭で相撲などに盛り上がってる頃ですが、
コロナ禍で軒並み中止の中、
母島ではフラの祭典、フラオハナが実施されました。


内地での感染者が毎日50人以下の状況となり、
島内でも発生していないとはいえ、
このコロナ禍で屋外でも人を集める久々のイベントとなりました。
(2020年12月のクリスマスイベント以来かな?)

規模や体制、広報など、
運営側も本当に試行錯誤だったと思います。
無事に終えることが出来て本当に良かったです。
どうもありがとうございました♪

去年は初のコロナ禍でオハナ自体中止となり、
中3の卒業フラとして、こじんまりと船客待合所横で実施していましたが、
今回は関係者のオハナを実施したい思いと行動で
母島小中学校の中庭で実施することが出来たようです♪

うちの次女も6年生で参加することが出来ました(^_-)-☆
本当にありがとうございました!

■コロナ禍で夏は島内でもコロナ感染者が発生し、
例年に比べてなかなか練習も難しいという状況ということもあり、
曲数も規模もコンパクトにしての実施だったようです。

●母島オハナ曲順
11月3日 17時半開始

1 アオウミガメの旅(リコ)
2 世界中の子供達(リコ)
3 パーリーシェルズ(リコ)
4 グリーンローズフラ(プア)
5 丸木舟(大人)
6 カラカウアヘイノア(プア)
  休憩
7 ホイイカプーナナ(大人)
8 パイナップルプリンセス(中学生)
9 海の声(大人)
10 小さな竹の橋(大人)
11 カヴァイレフア(中3)

アンコール
12 カイマナヒラ(全員)



■フラオハナで一番のハイライトはやはり、来春卒業する中学生の卒業フラだと思います。
2018年のオハナで長女の時に僕は保護者として初体験しましたが、
本当に心に迫る瞬間でした。

長女は心底フラが大好きで、
いつもとても楽しそうに踊っていたので、卒業と思うと色んな感情がこみ上げてきます。
涙涙の卒業フラでした。

今回は二人の中学生が踊りました。
まさに島内コロナ発生ということもあり、
例年に比べて練習時間が全然作れなかったみたいですが、
めちゃくちゃ頑張って身に着けたようです。
(指導してくれる先生方、本当に有難うございます)

先生方から素敵なレイの贈りものがあり、
卒業生側からも先生にギフトを渡し、抱き合います。

地域で他の家の子供も見送る心情の母島なだけに、
感動のひと時でした♪


■小笠原のフラは戦後にハワイでフラを学んだ方が島に持ち込み、
今や多くの世代が踊る1大文化となっています。

様々な装飾がハワイと同じものが育つ亜熱帯気候なので、
無理なく文化として浸透してきた感があります。

ハワイのような精神性、宗教性は感じられませんが、
みんな楽しく日々練習し、
こうした場で発表できる、
その家族や仲間もみんなの成果を見ることが出来る、
そんな素敵なイベントになってきています。

可愛い保育園~5年生までのリコ、
成長して見ごたえのある6年生~中3のプア、
大人の迫力と美しさのマカナ、
どれもそれぞれ魅力いっぱいのフラです♪

僕自身もフラは経験ありますが、
2019年にハワイ島に行って学んだ経験からさらに深いものになりました。
その時、ハワイのネイティヴにフラを習う経験をさせてもらったのですが、
その踊りの美しさ、精神性、意味という部分に、
やはり本場の深みが幾重にも織り込まれていて、圧巻でした。

メリー・モナークという1964年から続くハワイ島最大のフラの祭典で
指導もオープニングにも踊っている指導者と家族に直接習う経験をさせてもらいました。

島のフラも、そうした深い部分に繋がっていく事があるのかなぁと考えさせられました。
現代は無宗教が主流になってきています。



■母島フラオハナは僕が母島に来た2009年頃は、
船客待合所で実施していましたが、
どんどん踊り手も増え、観客も増え、バンドも増え、
次第に脇浜で実施するようになりました。

僕も男フラで参加していた2017年フラオハナまでが脇浜開催でした。

小笠原返還50周年の2018年フラオハナ(長女の中3卒業フラ)から、
母島オハナは規模を縮小し、学校中庭で行うようになってきました。

学校中庭の最大のメリットは、
集落の中心にあり、通いが容易であること、
設営と撤収が楽ちんということがあると思います。

脇浜開催の時は風にも天候にも左右され、
音響やテント、電源の用意など搬入する機材の数は膨大です。
しかし、それだけの頑張りで作られる熱量と一体感は格別です♡

運営側の労力を考えると、
楽ちんで気楽な学校中庭の開催はとてもコスパがいいです。
部外者を快く受け入れにくいコロナ禍では重要かもしれません。

脇浜の時は青年会や他も屋台を出し、
飲食しながら楽しむお祭り感が満載でした(#^.^#)

どちらを選んでいくか、なかなか面白い考察だと思います☆

今回は元々、小規模のオハナを想定していたらしく、
音響も照明も必要最低限の用意となったそうです。

写真を撮りたい側としたら、
暗いし、動くしでぶれてばかりでなかなか難しかったです(涙)。

そんな事よりも、
まずは企画してくれて、さらに開催までこぎつけてくれた関係者の皆さんにリスペクトです!



■こんなコロナ禍で無事に開催し、終了できたのは大きな意味に繋がったと思います。
関係者の皆さん、本当にありがとうございました!!

驚くほど内地の感染者も減ってきています。
変異株が変異しすぎて自滅してきているとも言われていますが、どうなんでしょう?
これから少しずつイベントも復活するのかな?

色んな意味でワクワクしてきました♪
島の無形文化財の南洋踊りはまだ続けていますので、
これからも色んな文化を楽しんでいきたいと思います。

どうもありがとうございました!!





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