欠点の自意識過剰

 

 

例えば、

健康な人は喉や目や耳が

あることを意識しません。

 

 

病気や異変が起こって

はじめてそこに注意が向き、

これらの器官を意識するようになります。

 

 

心も同じことです。

 

 

精神状態が良ければ、

自分をあえて意識することはありません。

 

 

自分のことを考えようと思った時だけ、

考えることができます。

 

 

 

しかし、

絶えず“自分”のことが頭にあるのは、

自分が傷ついているからです。

 

 

鼻の頭にニキビができた時、

周りの人がそれを

見ているような気がするけれど、

実際には誰もそれに

気づいていないのと似ています。

 

 

自分が欠点だらけで

劣った人間だと思っている人は、

みんなが欠点に気付いていて

自分のことを噂していると思うのです。

 

 

 

 

欠点だけが

自分の存在となってはいませんか？

 

周りの人が自分の欠点しか

見ていないと思い込んでいませんか？

 

 

決してそんなことはありません。

 

 

 

あなたが一番

自分の欠点を知っているから、

それを大きなものとしてとらえ、

皆もそう思っていると

思い込んでしまっているのです。

 

 

 

幸か不幸か、

人はそれほど他人のことを

気にしていません。

 

 

あなたのことを嫌いになるほど、

あなたの欠点を知りません。

 

 

欠点の自意識過剰にならないでください。

 

 

 

皆があなたの欠点に注目していないうちに

長所をアピールしていきましょう。

 

 

そうすれば、

皆はその長所を見てくれますよ。