CT125・ハンターカブ 補助ライトレビュー!

HONDA CT125・ハンターカブ
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レビュー(良いところ編)で紹介したとおり、これまでハンターカブに色々とカスタムを施してきたが、今回はその中でも個人的に満足度の最も高かった補助ライトを紹介する。

CT125・ハンターカブ レビュー!(良いところ編)
ハンターカブの納車から2ヵ月が経った。走行距離は1,400キロを超えた。通勤だけならひと月で300km、2ヵ月で600kmが相場だから、通勤以外で結構走り回っていることが分かる。 ひと通り走り回って、ちょこちょこカスタムも楽しんだとこ...

半信半疑で導入した補助ライトだったが、今では夜間走行が楽しみに思えるほど気に入っている。ハンターカブのライトが暗くて困っているオーナーにぜひお勧めしたい。

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ヘッドライトの暗さに驚く

ハンターカブのヘッドライトは暗い。令和の時代に、よくもまあこんなに暗いヘッドライトで発売したなと呆れるくらいに暗い。車が行き交う市街地では問題にならないが、市街地を少し外れると「ちょっと立派な自転車かっ!」と突っ込みたくなるほど暗いのだ。時速60kmくらいで走ることを考えると、かなり前方まで視認できないといけないはずなのに、ヘッドライトだけだと薄ぼんやりと目の前が照らされる程度で、もし何かが路上に落ちていたり飛び出してきたりしても反応できないと思う。

私の場合、ハンターカブは主として通勤のためのツールであり帰宅時に夜道を安全に走行できることが特に重要だ。いわゆる右直事故では、対抗して近づくバイクが小さく距離感や速度感を見誤ってしまうという。こうした場合にも、ヘッドライトが暗いと自身のアピールが不足して危険を招く恐れもある。自身の視認性に加えて他のドライバーに存在を示す意味でもしっかりと明るいライトが必要だと思う。

購入検討

調べてみると、ヘッドライトやフォグランプなどで明るさを補う方法がいくつかあるようだった。

下の商品は、ヘッドライトを換装するもので「暗いヘッドライトを根こそぎ取り換えちまえ!」という発想。純正然として見た目を損なわない点は玄人好みだ。

下はSP武川のフォグランプキット。信頼性が高く必要なパーツも全て含まれていて、そのうえお求めやすい価格との印象。YouTubeでもこのフォグランプキットを取り付ける動画をいくつか拝見したが、外観はさりげなくカスタムされ、明るさも申し分なくてとても魅力的。

こちらも信頼性が高く必要なパーツが全て含まれており魅力的。ただ、SP武川と比べると倍近い価格に躊躇してしまう。

色々と調べる過程で、私は以下の3点を重視することにした。

とにかく安いこと

上で示した候補はいずれもしっかりとしたメーカー品で信頼性が高い。また、専用品(または専用ステーが付属)で必要な部材が全て含まれているため、とにかく安心感があるのだが、ヘッドライト以外にも色々とカスタムをしたい私にとっては、どれも結構高い。今回、まずは試しに安い商品で試してみて、明るさや信頼性に満足できないようなら専用品を検討してみようと考えた。ボックスの取り付けで汎用品を収まり良く装着する楽しさを知ったことも小さな要因のひとつだ。

耐久性よりも明るさを優先

上記のとおりまずは「安さ重視」としたので、耐久性は重視しないことにした。それよりも、本題である「ヘッドライトの暗さ」という課題の解消のために「明るさ」を優先することにした。だからもしかすると「しっかり明るかったのだけど、すぐにダメになった(壊れた)」ということだってあり得る。それはそれで試行錯誤を楽しむ機会だと超前向き思考で取り組んでみる。

カットオフライン

Amazonなどで数多くの補助ライトが販売されているが、中にはカットオフラインが出ない物もあるようだ。せっかく明るくても、前走車や対向車に気兼ねをするようだと取り付ける意味がない。何より、いい歳して「自分さえ良ければ」という発想だけは避けたいところだ。

 

上記3点を基準としてAmazonを徘徊した結果、以下の商品を選定した。

デイライト(イカリング)は青と白があり、私はシンプルな白を選んだ。何より「安く」、そしてしっかりとカットオフラインが出るというレビューを参考にした。

また、配線用にスイッチやリレーがセットになったハーネスキットも購入。

取り付け後の様子

取り付けには少し苦労したものの、ブログやAmazonレビュー等を参考に文系中年男の私でもなんとか無事に装着できた。ただ、色々と失敗を繰り返したこともあり半日近くを要したため、自信のない方は余裕をもって作業に着手されることをオススメする。取り付けについては別の記事にするとして、何より格安で購入した補助ライトの威力をご覧いただきたい。

どうだろう?補助ライトで劇的に明るくなっている様子がお分かりいただけるだろうか。ヘッドライトよりも全体的な明るさが向上しただけでなく、照射範囲も格段に広くなった。カットオフラインも綺麗に出ていて、対向車や前走車に気兼ねをすることはない。

正直なところ、もう少し上向きに装着しても問題ないかと思いながらも、他車への気兼ねと、何より装着前と比べて格段に明るくなったため、当面はこのくらいで満足かなと思う。

2021年も9月下旬を迎え、日没が早くなってきた。仕事帰りは確実に暗くなっており、補助ライトの明るさは本当に助かる。安全面のメリットだけでなく、何よりとても明るくて夜間走行が楽しいのだ。

装着の全体像、デイライト、点灯の様子を画像で貼り付ける。背景に注意!

その他レビュー

さて、Amazonで購入した格安補助ライト。格安だったので効果には半信半疑な部分もあったのだが、明るさだけではなく、サイズ感やデザインの収まりの良さも大いに気に入った。結果的に大大大満足。

そうは言っても、格安ゆえに気になる点があることも事実。それらについても触れておきたい。

外装がチープ

全体的にプラスチック感丸出しの外装は率直に言って「チープ」な印象。ただ、無骨さを売りにしているハンターカブにはフィットしているとも感じる。

また、本体のネジや取り付けステーが錆びやすく、取り付け後ほんの数日で錆が浮いていたのには苦笑いだ。同サイズのステンレスネジ等に交換することで対応可能と思われる。

防水性に難あり

雨天での走行後に補助ライトを除くとレンズ内に曇りが生じていた。まだライトカバーを開けていないが、Amazonのレビューによると防水加工はされているという。曇りの様子から見て、水が無防備に浸水している感じではなく内部の湿度が高くなって生じている感じだ。おそらく防水加工が十分ではないのだろう。

これも、ライトカバーを外し防水テープの施工やパッキン装着などによって対策は可能と思われる。今度チャレンジしてみよう。

耐久性はやや不安

外装のプラスチックは紫外線の影響を受けて、いつか劣化による割れが生じる可能性がある。価格を考えると、そのあたりのことは考慮されていないはずだ。

また、ハンターカブの振動によって壊れる可能性も否定できない。

本体の防水性に難があるのに加え、別途購入したスイッチも全く防水加工されていないため雨天での走行によってトラブルが生じる可能性もある。

こんな感じで安さゆえに全体的に不安だらけではあるが、装着から3ヶ月が経過し、これまで何度も雨天走行を重ねてきたが何らトラブルは発生していない。

まとめ

近寄ってみると外装がチープだったりネジが錆びたりするものの、だから後悔するほどダメなのかというと全くそんなことはない。ネジはさっさとステンレス製にでも交換すれば良い。

何より、夜間の明るさは頼もしく、照射範囲が広いために市街地でも左右からひょっこり現れる歩行者・自転車を視認しやすく安全そのものだと思う。対向車など他の車両からも認識されやすいだろう。夜間に補助ライトオフの状態からスイッチオンにしたときの明るさや何度味わっても爽快のひと言だ。

ハンターカブのヘッドライトの暗さにお悩みのかたは、高価な補助ライト・フォグランプを購入される前に格安の補助ライトをまずは試して欲しい。

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