レアル・マドリードの2020-21シーズンは2試合目での初白星となった。現地時間26日に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節ベティスとのアウェーマッチは打ち合いの末に3-2で勝ち点3を得た。自慢の攻撃力が機能した一方で、決勝点はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入によるPKだったことについて、ジネディーヌ・ジダン監督が言及している。
 試合は前半14分に元フランス代表FWカリム・ベンゼマのクロスをウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデがねじ込んで先制点をゲット。しかしベティスは35分、37分と立て続けにゴールを陥れて逆転に成功した。この状況にジダン監督は負傷したドイツ代表MFトニ・クロースに代えてクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、後半開始時からノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールに変えてスペイン代表MFイスコを送り出すなど積極的に動いた。
 すると後半3分にスペイン代表DFダニエル・カルバハルのクロスがオウンゴールを誘発し同点。さらに勢いに乗りたいチームはFWルカ・ヨビッチに代えてFWマジョラルを投入した。そのマジョラルは後半33分、ペナルティエリア内へ突破。一度はボールをクリアされたかに見えたが、マークしたスペイン代表DFマルク・バルトラの腕に当たったとVARの介入により、PK宣告。これを終盤どころの勝負強さが光るスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがきっちりと決めて勝ち越しに成功した。
「我々はは今日の仕事に満足している。苦しんだとはいえ勝ち点3をつかみ取ったのだから」
 スペイン紙「マルカ」によると、ジダン監督はこのように今季初勝利に安堵したという。しかしその一方で決勝点を生んだVARについて、昨シーズンから“レアルに優位な判定がされているのでは”という声は上がり続けており、ジダン監督は「審判がいて、彼らがそれをレビューしたまで。私は審判に関与することは決してない。最も重要なのは我々がプレーした試合内容だ」と跳ねつけた。
 ファールやオフサイド判定など、何かと議論になりがちなレアルだが、チームの力で勝利を奪い取ったことが大切だと指揮官は強調し、リーガ連覇に向かっていこうとしている。
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