アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】生産者物価指数、ウォルマートの決算、ポーランドへミサイル着弾、バイデンと習近平の会談!諸々ひっくるめて結局は。。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/15のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

株価ラリーを信用するな。時期に勢いを失うはずや。今お金をつっこんだらめちゃめちゃ損するで。。。。わいが過去40年間、どれほどこういう戯言を聞いてきたかわかるか?その意見が正しかったのはたった二回だけや。ドットコムバブルが弾けた時とグレートリセッションの時だけや。今がそういう特殊な時やと思うか?そしてこの40年間どれだけナスダックが上がって来たと思う?今日だって株式市場は上昇の日になったで。ダウは+0.17%、SP500は+0.87%、そしてナスダックは+1.45%やったんや。

 

今朝株式市場が勇気づけられたのはWalmartの決算や。売上高もEPSも予想を大きく上回ったんや。ガイダンスも上昇修正して、株価は6.8%も上がったで。後は生産者物価指数の発表もあったな。前年同月比で8%上昇と、ここ1年余りで最も低い伸びやったんや。予想の8.3%よりもクールダウンした数字やったで。このことも大きく市場を押し上げることになったんや。このソフトなPPIの数字やインフレのピーキングを示唆しとるんや。

 

更に昨日のことやが、バイデン大統領が習近平と会談したやろ。ウォール街はそれにあくびをしたんや。あの3時間の会談がマーケットを動かすなんて思ってなかったんや。ただ中国の投資家はこの会談を喜んで、中国のマーケットは上昇したんや。そして上海のラリーがアメリカにも波及したんや。中国へのエクスポージャーが多いアメリカのテクノロジー会社とかはそれで上昇したということもあるんや。

 

特に対中輸出規制をうけとる半導体会社や半導体製造装置の会社はな。別にこの問題をバイデンと習近平がことさら話し合ったわけじゃないんやが、そんなの関係ないんや。あと、あのバフェットのバークシャーがTaiwan Semiの株を大きく買っとることも報道されたやろ。それもええニュースをして働いたんや。テクノロジー会社と工業株と、両方が上がった日になったんや。

 

さっき言うたWalmartのええ決算はリテール株全体を引き上げたで。ETFが全部をつなげとるからな。別に月々の数字を見てそこまで強いとはわいは思わんかったんやけどな。ただ、ナスダックもダウも順調に上がっとる中で、ひどいことがヨーロッパでおこったんや。 ロシアのミサイルがポーランドに着弾して、2人が死亡してしまったということなんや。

 

ポーランドはNATOのメンバーや。ということは、これをきっかけにアメリカはロシアをより直接的に叩く口実ができたということなんや。これはなんと言うか、キューバのミサイル危機のような様相や。これは明らかに悪いニュースで、だから日中株価は落ち込んだんや。ただ特にテクノロジー株はそんなに下落せんかったんや。

 

後は仮想通貨のごたごたも続いとるが、わいがこのようにニュースをいちいち取り上げて解説しとるのは、マーケットは粘り強い動きを見せているということを言いたいからや。なんでこんなことになっとるかというと、やっぱり第一には、弱いPPIの数字がFedの利上げを減速させるのに有力かもしれんということや。

 

第二にマーケットのアニマルスピリッツや。ここ40年間を見るとマーケットは結局上昇するんや。インフレもいずれおさまる。マーケットが上昇基調に戻るのはもうほとんど確実なことで、インフレさえおさまればええ、そこのところの期待がどんどん高まっとるということなんや。例えばPPIの数字をより詳細に見ると、この国で何がおこっとるのかがよくわかるで。今は夜明け前の最も暗い時に見えるんや。

 

COVIDがひきおこすであろうリセッションをくいとめるために、Fedはお金を刷って政府はお金をどんどん配った。それがワークしすぎてお金がじゃぶじゃぶになって、しかも素晴らしいワクチンができてCOVIDも克服できて、その結果消費者が豊富なお金で物を買いまくって高インフレになって、それを止めるために金利がどんどん上がって、そのおかげでマーケットの勢いが失われとる、こういうことや。

 

この先もっともっとハウジングや車やそのほかの物への購買意欲が下がっていったら、それこそまだまだここからマーケットを引き上げる原動力になるんや。物不足をうんどったサプライチェーン問題も大方解決したし、全部をひっくるめると、もしかしたらFedはソフトランディングに成功するかもしれんということさえ言われとる。

 

10月はこのアメリカでリテールがめちゃめちゃ弱い月やった。いろんな店でプロモーションをやっとった。チャイルドタックスクレジットの終了とかテクノロジー会社のレイオフがこの先経済にどれほどの影をおとすのかは見ていかんとあかんが、やけどわいは物事は正しい方向に向かっとると思っとるで。今の状況はわいのファンドが持っとるTJXとかにはめちゃめちゃええ状況なんや。

 

結論やが、ここのところのニュースはポジティブなものばかりでないのは明らかやが、投資家は今はポジティブなバイアスを持っとるように見える。別にBearがどれほど、ラリーは続かないと吠えても関係ないようにな。

 

 

好調さが続いてほしいですね。

 

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