学生の頃、夜中に映画やドラマを見るのが好きだった。

今では、老化で体力も衰え
なかなか夜中に映画やドラマを
見ようという気力が湧かないが
最近、会社のせいでくすぶり続けているストレスが
私をなかなか眠らせてくれないので
点けたままのテレビをボーっと見ていることが多い。

昨日もいつも通り、月曜日の健康診断用の書類を記入しないとな～と
思いながら、書類を開くわけでもなく、ボーっとテレビを見ていると
ドラマが始まった。
昔、ドラマによく出ていた女優さんのアップが映し出された。
まだ、こんなに若く見えるのか～と一瞬、感心したが
ドラマの概要を見ると、20年前のドラマだった。

にしても、全く見たこともないし、記憶にも一切残っていないドラマ。
今でも活躍されている俳優さんたちが出ているので
おそらく人気があっただろうに、なんで覚えてないのだろうと考えた。

ちょうど、20年前というのは、めちゃくちゃ仕事ばかりしていた時で
家に着くのが21時くらいでも、今日は早く帰って来れたなって思うくらい
遅くまで働いていた頃。

20代後半から30代後半の約10年間は、ほぼテレビを見ていない。

そんな事を考えながら、最初はドラマをぼんやりと見ていたけど
結局最後まで見続けた。

20年前のドラマでも全然違和感がない。
違和感がないどころか、めちゃくちゃ共感できるし。

自分が好きなタイプのドラマが流行っていた時期に
ドラマを見れない生活を送っていたのかもしれない。
平日だけど、また来週も夜中にドラマを見ようと思う。
昨日のドラマだけでなく、他にも20年から30年前のドラマを
見てみたいとも思う。


そう考えると、全てにおいてどんどん新しいものを作らなくてもいいのではないか。
昔からあるものを見直して、それらを楽しむことをしてみてもいいのではないか。

企業も個人も、一旦、立ち止まってみることはできないのだろうか。