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「文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、必ず
詳細ををお読みください。
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今回から何回かに分けて、プロになりたい人への
さまざまなアドバイスをお伝えいたします。
プロ作家を目指すには、じつは技術的なこと以外
にもさまざまな問題に直面いたします。
とくに多いのが、家族の反対ですね。
ひと握りのプロ作家しか執筆だけでは食えない過
酷な世界であることをご家族もご存じですので、当
然のごとく反対なさるでしょう。
そのときに、どう対処するべきかをお話しましょう。
もっとも問題なく進められる方法は、プロになりたい
とは口外しないことです。
出版社系の文学賞に入選して作品が出版されるこ
とになった時点で打ち明けますと、まだしも信憑性
が伴いますから、話を聞いてくれます。
そうじゃない限り、家族としてはただの夢物語を聞
かされているだけですから、最悪の場合には離婚
や家庭崩壊につまがります。
もうひとつの方法は、どこかの会社へ勤めながら、
専業ではなく兼業の作家を目指したいと打ち明け
ることです。
家族にとって重要なのは経済的な安定でして、芥
川賞を受賞してくれることではないのです。
兼業のままできる限度まで頑張って、実績と共に
執筆依頼が増えてどうにもならなくなったときに、
専業へと移りましょう。
そういう覚悟を事前に伝えておきますと、ご家族の
納得を得られ、応援してくれることでしょう。