2021年。旅するように生きるために
今朝の初日の出です。
皆様
あけましておめでとうございます。
去年は大きな変化があった１年でしたね。
（多分今年も・・・）
１年がたつのはいつもあっという間に感じてしまいますが
2020年はいつもよりもさらに早く過ぎたような気がします。
と同時に
一昨年の忘年会の写真などを目にすると
コロナ以前の日々が、もうずっと遠い昔のことのようにも思えたりします。
自分の人生がこんな時代に出会うなんて思ってもみなかったですよね・・・。
東京はコロナの感染拡大地域ですので、
管理人も12月に予約していた旅行３件すべてをキャンセルしました。
毎年恒例の年末の旅行も何もかもキャンセルです。
GoToトラベルに行ける期間内ではあったのですが
無理に決行してもたぶん
いろいろなことが気になってフルに楽しめなかったと思います。
旅ブログであるところのこのブログの立ち位置も
なかなか難しいものとなってきました(;'∀')
今月も３件の旅の予約をしていますが
実際行くのは難しいかもしれません。
しかし
旅好きの方は皆さんそうだと思うのですが
旅に出るまでの時間・・・
宿を探したり予約したり行き先をチェックしたりするのも
最高に楽しい時間なわけです。
なので、今月の旅行も無理なのかもしれない、と思いつつも
予約をしてしまったわけです。
もしこの旅もキャンセルとなった場合
その時に使った時間は無駄だった、と捉えることも
できるのかもしれません。
しかし、無駄だったと過去を振り返って感じているのは
「今」であり、
宿探しの時間、楽しいと感じていた当時の感情が
じっさい消えてしまうわけではありません。
管理人が生きるように旅をしたい、と思う
うまく言葉にできない理由の一端が
このあたりにあります。
近代教育が拡大した結果
「目的に向かって生きる」ことこそが正しいと感じるように
私たちは育てられてきました。
なので、管理人もその思想に大きくとらわれています。
「結果よければすべてよし」
と言いますが
では
結果が悪ければすべて悪い、となるのでしょうか？
そうではありません、と言いたいところですが
実際の社会はそうなっていますよね。
もちろんそれが悪いことだと言っているわけではないのですが
結果や目的、目標のために生きるのではなく、
ただ「今」を行きたいと切に考えてしまうのです。
いま、ここ
とよく言いますがそれは
いまを積み重ねてよりよい明日にしよう、というような意味ではありません。
まさにヨイもワルイもなく、いまを生きようという意味です。
子供の生き方がある意味そうなのかもしれません。
明日より良くするためにこれをしておこう、と考えるのは
大人のそういう教育が行き届いた後のことです。
ともあれ
教育を受けて大人になってしまった自分が
いま ここ を生きる機会が
管理人にとっては旅なのです。
無駄になるかもしれない宿探しの時間さえ楽しむ。
最初からいけないとわかった上で
想像で楽しむ、というのとも違います。
今も楽しい、先も楽しい。
行けなくなってしまっても（＝失敗・悪い結果）
その時の自分を後悔する気持ちより、
楽しんだ感覚の方がだんぜん大きい。
そういう感覚こそが、実は生きることの意味のように思えてならないのです。
この思想についてわかりやすい著書があります。
ミヒャエル・エンデ の「モモ」という児童書です。
「ネバーエンディングストーリー」という映画が昔ありましたが、
その原作者の著書です。
児童書なので読みやすく、ストーリー仕立てなので
するりと読めます。
が、
「無駄な時間」を省いて効率化や成果だけを求めていくと
人はどうなるかといった哲学的な命題が根底にあります。
リンク
そう意識して生きようと決めても
子供のような感覚で生きることは難しいので
旅に替わるような、
そういう感覚を持てる何かが見つかるといいのですが。
これが私の旅するように生きる、生きるように旅をすることの理由です。
さて、旅に出られない今年。
何ができるでしょうか。
最後までお読みくださってありがとうございます。
今年が皆様にとって、良き一年となりますように・・・。
