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青空ーすべてはバランス

アルツハイマー病の経口ワクチンに期待!

2021年11月28日(日)今日は珍しく終日晴れてよい日曜日でした。
気持ちよく散歩ができた。


認知症については、治療薬がアメリカで承認されたということは知った。
予防の観点からはどうなのか?

まず、認知症の67.6%がアルツハイマー病。脳血管性が19.5%、レビー小体型が4.3%前頭側頭葉型1.0%、その他7.6%となっている。
ほぼアルツハイマー病。そして、家族性のアルツハイマーという遺伝子の種類があるそうだ。その遺伝子を見つけて調べたら、この遺伝子はすべてアミロイドβをつくることが明白になっている。
つまり、アミロイドβをなんとかすれば、アルツハイマー病もなんとかなるということだ。
脳神経細胞はアミロイドβを分泌して、それが蓄積してかたまりとなる。これが老人斑というものです。

ワクチンの失敗
遺伝子改変マウスにアミロイドベータを注射した。
すると、アミロイド斑ができないことが分かった。
アミロイド斑のあるマウスに注射をすると、アミロイド斑はきれいに消えてしまった。
こんな論文が1999年7月のネイチャーに発表され、大きな期待が寄せられた。
しかし、2000年に人による治験が行われた際、230人中15人が脳炎を発症して中断している。

「腸内免疫を利用」というあらたな視点
免疫が強く働き、アミロイドβだけでなく、神経細胞をも傷つけたために生じた失敗でした。
これを克服するために考えられ、研究が進められて、今年、治験にまで進んでいるということを知りました。

これは、ウイルスベクターを用いた経口ワクチンです。
攻撃型の免疫では他の神経細胞をも攻撃するが、腸内には免疫細胞が豊富にいて、特に抗体を作り出す免疫が多く、これを利用する。
ウイルスの殻を利用し、その中にアミロイドβの遺伝情報を入れる。このカプセルは腸まで届くので、カプセルが溶けるとウイルスが腸の細胞内に侵入する。アミロイドβの遺伝情報により細胞がアミロイドβを作り始めると、腸の免疫細胞が抗体を作り始める
この抗体は血流に乗り脳まで行き、脳のアミロイドβだけにくっつく。
脳には貪食免疫細胞であるミクログリアがいて、これが抗体がくっついたアミロイドβだけを食べるということになる。

マウスとサルでは成功しているから、大きな期待を寄せている。そのうちすごいニュースが世界中を駆け巡る事でしょう!!!


参考

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