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前回のお話では、壬氏が依頼した媚薬…チョコレートを作った猫猫。

その効果を見届けた壬氏は、猫猫に利用価値があると判断したようで…?

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~1巻3話のネタバレ感想です。

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~1巻3話のネタバレとあらすじ

玉葉妃の部屋で、遠征に向かった兵たちが体調を崩すという事件の話をする壬氏。

食料に毒が盛られたのかもという疑惑のまま、未だ未解決の事件。

壬氏は「どう思う?」と側にいた猫猫に意見を求めます。

はあ…とため息をつきながらも、毒を持つ色々な植物が原因ではないかと進言する猫猫。

野営ならば毒のある植物に触れる機会もあるな…と納得した壬氏は、キラキラした笑顔でお礼を言います。

猫猫は、なぜ宦官が異民討伐のことを気にしているんだろう?と不思議に思うのでした…。

しばらくして、後宮に夜な夜な現れる幽霊の噂が猫猫の耳に入ります。

医局に戻ると、待ってましたとばかりに「夢遊病って知ってるかい?」と聞く壬氏。

猫猫に事件の調査を依頼し…夜、噂の幽霊を探す猫猫。

噂通り城壁の上で踊る女性は、芙蓉妃という中級妃です。

功を上げた幼馴染の武官に下賜が決まったという話を聞き、妓楼でも夢遊病の妓女がいた事を思い出しました。

翌日、後宮を去る芙蓉妃を見送りに行くとろ芙蓉妃はとても幸せそうな様子です。

どういう事なの?と玉葉妃に聞かれ、推測ですが…と猫猫は話を始めました。

おそらく後宮に入る前から恋仲だった二人。

芙蓉妃は自身が汚されることがないように引きこもり…。

下賜が決まっても安全策を講じる為に、夢遊病を装って主上の興味を削ごうとしたのではないかと話します。

すると、武官の上げた功って…異民族討伐関連らしいわよ!と玉葉妃が言ったのです。

もしや、壬氏が芙蓉妃の想いを知り…武官に媚薬と恋文を添えて功を取り上げるように働きかけたのか…?と考える猫猫。

壬氏の顔をチラリと見ますが、彼は意味深に微笑むのみなのでした…。

感想

今回は猫猫の推理と、壬氏の人柄が垣間見えたお話でしたね。

冒頭では、遠征で起こった不可解な事件の推理をした猫猫でしたが…。

自分が手にしていた石楠花(シャクナゲ)の花びらを口に咥えながら、サラッとこれも毒ですよ…なんて言っていましたね。

私も、身近にある草花で怖い思いをした経験があるんです。

うちの近所にも植え込みなど沢山あるんですが、幼稚園に行く途中に赤い花がつく綺麗な木があるんですよね。

先生にプレゼントするって言って娘が持って行ったら…キョウチクトウっていう毒性がある植物だったんです!

一応手洗いと消毒はしましたけど、お家でも様子見てあげてくださいって言われて…めっちゃ焦った記憶があります。

結構普通に公園とかにも生えてるんで、皆さんも気をつけてくださいね!

この事件を思い出して、近くに猫猫がいたらめっちゃ安心出来るわ!と感じました。

キノコ狩りとかに連れて行っても、毒か食べられるかを的確に判断してくれそうです。

きっと、玉葉妃や壬氏も同じ思いをしているかもしれませんね。

利用価値っていう言葉はちょっと言い方悪いけど、見た目がいいだけの女の人が沢山いる後宮では貴重な人材です。

そんな猫猫、今回は夢遊病の解決に挑むために情報収集して…前回壬氏に頼まれたチョコまで登場します。

前回の謎がようやく繋がり、スカっとしました!

媚薬は壬氏が使うものではなく、壬氏が芙蓉妃の幼馴染の武官に渡していたのです。

普段はカタブツで、色恋沙汰とは遠い人物だと言っていたので…芙蓉妃を後宮から無事に出すために立てた作戦だったんですね。

そしてこの芙蓉妃の事件を通して、今までイマイチ信用出来なかった壬氏の内面が少しわかるようになりました。

芙蓉妃と武官の恋心を汲み…無事に後宮から出してあげる手助けをしていることから、優しい一面を知ることができます。

以前は主上への忠誠心を感じさせるシーンが多かったので、とても意外でした。

芙蓉妃が去った後、主上が手を出さなくて勿体なかったかな…みたいな発言をしていましたね。

自分の物を取られると思うと火がつく主上…まじキモイしイヤだわ…と正直引きました。

好きな女を取っ替え引っ替えしている主上を見ていた壬氏には、芙蓉妃の恋心がとても美しく見えたのかもしれません。

まだまだ色々な顔を持っていそうな壬氏に、興味が出てきました!

今回の見どころは、芙蓉妃を逃がすために動く壬氏のシーンです。

猫猫が推理した通りだとしたら、彼は優しい一面を持っていることになりますが…。

これからどんな一面を見せてくれるのか、期待でワクワクします!

 

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~1巻3話のネタバレでした。

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