「ゆゆゆ」の聖地は絶景である・前編 | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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【東西の天空の鳥居や地上絵・銭形砂絵ほか】

香川県のアニメ&漫画ファンにとっては、「おらがアニメ&漫画」の観がある『結城友奈は勇者である』(略称「ゆゆゆ」)シリーズ。

ほぼ全編に亘って観音寺市を中心にした西讃地方が描かれているほか、隣県の観光地まで描かれていて、当作品が及ぼすアニメツーリズムの影響は絶大。観音寺市では各観光地とのコラボポスターまで作製している。

中でも特筆すべきは、一般に知られている観光地だけでなく、香川県民しか知らないような観光地も取り上げていて、且つ、絶景地が多い、という点。

私は萌え系アニメが苦手だから当作品シリーズは見てないが、趣味上、四国の絶景地は殆ど探訪済みだから、聖地の中でも「絶景聖地」を取り上げてみたい。

観音寺市を代表する絶景観光地としては、SNSから火がついた「天空の鳥居」と、昔から知られる「日本の地上絵」こと、「銭形砂絵」の展望所が挙げられる。

 

前者は稲積山(404m)の山頂直下に建つ高屋神社本宮の鳥居のことで、2017年、SNSで爆発的人気となった。

更にこの鳥居までは麓から、手摺のない270段の急角度な石段が上がっていて、その石段が聖地となった。高所恐怖症でなくても、後ろを振り向くと目がくらむ光景が広がっている。

鳥居については作品には取り上げられてないと思うが、観音寺市とのコラボポスターで、本宮前の石段(270段のものではない)から鳥居を見下ろした風景が描かれている。

また、2019年、人気に火がついた「東の天空の鳥居」こと、三木町の嶽山(204.7m)山頂に建つ龍王神社の鳥居も、スピンオフノベル作品『芙蓉友奈は勇者でない』の表紙(?)になっている模様。

 

この山は稲積山とは違い、車で登ることはできず、麓から30分弱、登山することになるが、登場人物が鎖の手摺を掴みながら登る姿も作中に描かれている。だから児童でも登れる。

登山口に駐車場はあるが、トイレはないから、恐竜の像がある「太古の森」で済ませておきたい。

尚現在、高屋神社本宮への林道は落石のため通行止めになっているから、270段の石段を上がるか、稲積山と尾根続きの山から縦走するしかない。

銭形砂絵は有明浜に寛永10年(1633)、築かれた寛永通宝を表した立体的砂絵で、東西122m、南北90mにも及ぶ巨大さ。

 

これを見ると健康で長生きし、一生、カネに困らない、と言われていることから、パワースポットにもなっている。夜間はライトアップされる(コロナ後は未確認)。

駐車場あり。麓からのハイキングコースもあり。

有明浜は潮が引くと、三豊市の「日本のウユニ塩湖」父母ヶ浜に若干似ているところはあるが、アニメでは、浜から江甫草山(つくもやま)方向を望んだ風景が描かれている。

丸亀市の丸亀城も描かれている。丸亀城は「石の城」と呼ばれる位、石垣が美しい。その高さ50m。上部にいくに従ってソリがきつくなり、「扇の勾配」と言われている。

標高66mの亀山にあることから展望も良く、香川県民に最も愛されている山「讃岐冨士」も見渡すことができる。

高松市の峰山公園の遊具や山頂に建つ石清尾山(232.4m)展望台も描かれているが、ここからの展望は市内の屋島からの展望をはるかに上回っている。しかし全国的には無名。

一番桜の時期が賑わうが、開花期は麓の栗林公園の桜よりやや遅い。尚、栗林公園の庭園は石清尾山を借景にしている。

石清尾山は古墳群も有名で、石清尾山を中心にした尾根沿いには約200基の古墳がひしめいている。

駐車場あり。麓からのハイキングコースもあり。

 

是非これらの絶景を堪能あれ。

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