生き物の愛称の旧車(1)クジラ | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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ケンコバの愛車でもある4代目クラウン

前回の当カテゴリー記事では、ジャンボーグAのフライングタイガーの後継車を紹介する旨の予告をしたが、新たなジャンル分けによる旧車紹介を思いついたから、その記事にした。

 

それは動物や魚類、昆虫等の愛称がついた車。平成以降の車はこういう愛称がつくものは殆どないと思うが、それはスタイル・デザインに個性がなくなってきたから。それに比べると昭和40年代の車は「個性の塊」と言える。

 

第一回目に紹介するのは、「クジラ」という愛称がついた4代目トヨタ・クラウン。昭和46年2月、「いつかはクラウン」のキャッチコピーで知られる2000CCクラス高級車、クラウンはフルモデルチェンジをする。

外観でのフルモデルチェンジをメーカーのカタログでは、「高速性と安全性の追求から生まれたスピンドルシェイプ(紡錘型)は、これからのスタイリングの主流となるに違いありません。」と謳っていたが、これは大誤算だった。

 

 

大半の消費者からは「ダサいスタイル」と酷評され、売上は予想を大きく下回り、このクラスでの売り上げ首位をニッサン・セドリック&グロリア(2車は姉妹車)に明け渡すことになってしまった。愛称の「クジラ」も揶揄に近いものがある。因みに私も所有するミニカーは、クラウンより圧倒的にセドリックの方が多い。

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クジラに見立てられたのは、紡錘型フォルムに彫りの深いフロント部、アッパーグリル、ボディと一体型のバンパー、フードとフロントグリルの間に、マーカーライトとウインカーランプを内蔵したデザインによる。

しかし中には逆にこのダサさがかっこいい、というオーナーがいて、お笑い芸人のケンドーコバヤシ氏も愛車としている。

丸型4灯式ヘッドライトが4ドアのセダン(MS60型)で、2灯式角型ライトは2ドアのハードトップ(MS70型)だったが、昭和40年代は丸型ライトが主流だったこともあり、ケンコバ氏その他のオーナーにも、丸型が人気だったように思う。そっちの方がより「クジラ感」があるし。

 

 

MS60型は直列6気筒頭上弁式OHCエンジン、最高出力115PS/5800rpm 、最大トルク16.0kg・m/ 3600rpm。最高速度はグレードによって異なり、150~160km/h。

 

 

実車撮影地は第10回 淡路ノスタルジックカーミーティング会場。四国周辺(中四国と淡路島)では最大級の旧車ミーティングで、天気が良ければ500台以上が集結する。淡路ハイウェイオアシス利用者と同じ駐車場で開催することもあり、好天日は大混雑してパトカーが出動する等して、駐車するのに1時間ほどかかる。

各地の旧車ミーティングでもMS70型より60型を見る機会の方が圧倒的に多い。ブルーメタリックもなかなか似合っていてカッコいい。

ミニカーは所有しているものの中で最も重い364gのアンチモニー製、川端企画の1/43。1/24のホワイトボックスのセリカ1600GTより60g以上重い。重いとちょっと落としただけで小さな部品は取れてしまうため、ヘェンダーミラーやルームミラー、ワイパー等は付いていない

 

 

バンパーやテールランプ、ウインカー、給油キャップ等も全てボディと一体型で、色付けしているだけ。

造形もいまいちで、車幅に対してフロント部が大き過ぎる。本来ならもっとヘッドライトは小さくし、グリルの縦幅も短くすべき。

 

 

車内もディティール的には満足のいくものじゃないが、アンチモニー製では精巧に作れないこともあり、ミッションも大分前の位置になっている。それでもこのミニカーを購入するまではトミカのものしか持ってなかったから、それと比べると雲泥の差。

と、いうことで次回、このカテゴリー記事ではジャンボーグA車を予定しているが、ルパン車や、他のジャンル区分を思いついたら、その記事にするかも知れない。

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